Vol.2 ― 「王の顔」放送終了…ソ・イングク、演技アイドルから“本物の俳優”になった


写真=KBS 2TV「王の顔」スクリーンショット


ソ・イングク。今や名前の前に“歌手”ではなく、“俳優”とつける方が自然な彼が「王の顔」で再び成長した。演技が上手い“演技アイドル”から可能性のある俳優として評価されてきたソ・イングクは、どこに出しても遜色のない本当の俳優になった。

「王の顔」はソ・イングクの7作目のテレビドラマであり、初めての時代劇だ。ドラマでソ・イングクは覇気にあふれながらもお茶目な世子から、宣祖(ソンジョ、イ・ソンジェ)から絶えず君主としての資質を試され、自分の運命に挑戦した悲運の王子、光海(クァンヘ)まで演じきった。


ソ・イングクは初めての時代劇だったにもかかわらず、序盤から光海の複雑な心理を自然な演技で表現した。特にストーリー序盤で見せたソ・イングクの無言の演技は大きな話題を集めた。当時、ソ・イングクは悲劇的な状況の中で苦しみながらも何も出来ない光海の姿を戯画化した踊りと口ずさむ歌、そして複雑微妙な心境を眼差し一つに静かに込め、台詞以上の表現で視聴者の心を響かせた。


後半では文禄の役という前代未門の危機をきっかけに、弱いだけだった王子から、強さがあり、決然とした君主の一面を見せ、指導者としてのカリスマ性も発揮した。特にソ・イングクは謹厳な眼差し、どっしりとした歩き方、威厳のあるトー低いンの口調で時間の流れまで自然に表現した。


イ・ソンジェもソ・イングクの俳優としての可能性を高く評価した。彼は放送前に開かれた制作発表会で「ソ・イングクは歌手よりも俳優の印象が強い人。短い時間の中でも上手くこなす。演技の才能がたくさんある人だ」と絶賛した。


イ・ソンジェの言葉の通り、ソ・イングクは「王の顔」でリアルなキャラクター、光海を演じ、俳優としてさらに成熟した。成長型俳優の良い例を見せてくれたソ・イングクの今後が早くも楽しみだ。


「王の顔」の後番組としてはチェ・シラ、キム・ヘジャ、チャン・ミヒ、イ・ハナ、ト・ジウォンらが出演する「優しくない女たち」が韓国で放送される。





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