満員のファンが詰めかけた熱気あふれる会場の中、昨年TVアニメ「マジンボーン」の主題歌として発表された『Legend is Born(ver.R)』を皮切りに、4月にアーティスト活動9周年を迎え10年目の音楽活動に突入した彼の軌跡をなぞる『EAZY GO』や『Faith』といったファン馴染みの曲や4月29日に発売されたミニアルバム「EXCITING BOX」で発表された新曲5曲等、新旧織り交ぜ、アンコール3曲を含む全22曲でライブを構成。
今回初めての試みとして本編中盤にバラード4曲をストーリー仕立てで編成。『snowdrop』演奏前には、昨年から今年にかけて「レディ・ベス」「タイタニック」等多くのミュージカル・舞台を経験した加藤本人が歌詞を引用したセリフを一人舞台風に披露。ライブとは思えない舞台演出に客席も静かに聞き入っていた。
ライブ後半戦は、衣装も着替え初挑戦した全英詞の新曲『Why』を披露後、「溜まったストレスを全部一緒に発散しよう!!」という言葉から繰り出されたOLの現実を歌ったヒットナンバー『LADY GO!!』、ニコニコ動画で一世を風靡し、この曲をテーマにしたミュージカルでは主役を演じた『千本桜』、客席、ステージ一帯になって一緒にジャンプしながら披露した『Hang Glider』、タオルを振りまわす観客に向けて水鉄砲を放ち盛り上がった『BEACH』、奇妙なバックダンサーを従え、ギター”DORA”がパフォーマーに変化し客席を最高潮に盛り上げた『灼熱フィンガーでFEVER』を続けて熱唱。MCの後、ミニアルバム『EXCITING BOX』のリード曲『In the future』を披露し、曲終わりでのバック宙で本編の幕を閉じた。
沢山の観客の声援に迎えられたアンコールでは、メンバー紹介の後、新曲『My Girl』、自身が作詞をした『Dear my firend』を披露、再びMC後、本人作詞作曲でツアーでは初披露となる『軌跡』を最後のナンバーとしてライブを締めくくった。
退場時には、ライブ恒例となった生声で「本日は本当にありがとうございました!」と挨拶。満面の笑みを浮かべながら、ステージを去って行った。
この後のライブは、5月23日静岡sound shower ark、ツアーファイナルは5月24日名古屋ダイアモンドホールで行われる予定。来年4月のアーティスト活動10周年に向けて更に成長し続ける加藤和樹の今後を期待させる一夜だった。
加藤和樹、熱気あふれる東京ライブ 一人舞台風の演出も
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