その公演が行われた会場は、タイムズスクエア、ブロードウェイという好立地の「Best Buy Theater」。若手からレジェンドまで人気アーティストが多くパフォーマンスするコンサート・シアターだ。
VAMPSは、4月8日からモトリークルーのニッキ―・シックス率いるSIXX:A.M.の「SIXX:A.M. The Modern Vintage Tour」、全12公演の帯同ツアーを4月29日に終え、その間にも4月25日にスリップノット、スラッシュなどが出演した「FORT ROCK FESTIVAL」、翌日4月26日にはKorn、マリリン・マンソン、スレイヤー、スリップノットらがラインナップした「Welcome To Rockville」(以前のNY、LA公演でオープニングDJを務めたスリップノットのシドとも会場バックステージで旧交を温めていたようだ)の2大ロック・フェスに参戦と文字通り全米をツアーしてきているなかで、一回りも二回りも大きくなった貫録のヘッドラインとなるステージをこの夜展開した。
“ヴゥードゥーメタル”という異名をとる「LIKE A STORM」、ロック・ラップ・オルタナティヴ・メタルバンドの「From Ashes To New」という勢いのある若手2バンドがオープニング・アクトを務め会場をあたためた後、VAMPSが22時に満を持して登場、今まで以上によりラウドになったかと思われるサウンドとともに『WORLD’S END』で幕を明けた。早々に熱くなった会場は、『LIVE WIRE』で炸裂、合唱が起こりオーディエンスのテンションは頂点に。
HYDEは、「ニューヨークに戻ってこれて本当に嬉しい、ありがとう!今夜は最後のアメリカツアーだ!みんな俺たちと一緒に盛り上がってくれるかい?」と問いかけ、オーディエンスは一斉に「Yeah」と湧き上がる。
オーディエンスを煽りながら、『GET AWAY』、『ZERO』、『ANGEL TRIP』『DEVIL SIDE』『SEX BLOOD ROCK N’ ROLL』など新旧織り交ぜたベストなセットリストで会場を揺らし、全17曲を約2時間にわたり披露、HYDEの「また会おう!戻ってくるぜ、ニューヨーク!」(Let's meet again, I'll be back to NY . See you soon!)と最後のコメントとともに米12都市で絶賛を浴びてきたバンドのフィナーレとなるNY公演は興奮冷めやらぬ間に熱気のなか幕を閉じた。
フィラデルフィアでのSIXX:A.M.帯同ツアーのショウを観てこのNY会場に足を運んだというオーディエンスは、「ニッキ―のツアーでの彼らのショウが約30分というパフォーマンス時間だったけどクールだったんで、VAMPSのフルスケールのパフォーマンスも観たかったから来たんだ」とコメントしていたが、会場にいた多くのロック・オーディエンスもVAMPSの耽美かつ激しいロック・サウンドに十二分に満足したようだ。
VAMPSはこの後、5月15日にオハイオで行われるロック・フェス「ROCK ON THE RANGE 2015」に出演するためにアメリカに戻ってくるが、その間に香港へ行き、アメリカに戻った後は台湾でのライヴ、その後は日本に凱旋でのアリーナ・ショウ「VAMPS LIVE 2015 “BLOODSUCKERS” ?FINAL- supported by uP!!!」を行い、ヨーロッパへと向かう。
VAMPS ニューヨークでのヘッドライン・ショウ大盛況
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