そんなネタまで!乃木坂46「じょしらく」で魅せた新たな可能性

乃木坂46が、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて人気漫画「じょしらく」を原作とした舞台を2015年6月18日(木)~28日(日)に上演している。

今回、オーディションを勝ち抜いた乃木坂46の15名がトリプルキャストで務めるという実験的なもの。チームらには、山崎怜奈、堀未央奈、斉藤優里、伊藤万理華、星野みなみ。チームくには、中田花奈、佐々木琴子、松村沙友理、高山一実、井上小百合。チームごには、齋藤飛鳥、能條愛未、衛藤美彩、中元日芽香、北野日奈子が参加。18日、マスコミ向けにチームらの通し稽古が公開された。

20150618-dsc02886.jpg 【クリックで大きな画像】

今回の「じょしらく」は、作者の久米田氏ならではの奇想天外なギャグ漫画として舞台化は難しいと言われてきた。しかも、今回は世界観はそのままに乃木坂46仕様になっているようでどんな舞台になるのか…。

結論から言うと、乃木坂46史上最高傑作な舞台だ。

舞台には5人しかいない、誰かが間違えればすべてが台無しになるほどに一人ひとりに責任がかかる。その中で、程よい緊張感を持ちつつ各々がのびのびと演技をしている。

構成の中には、公式ライバルであるAKB48や秋元康氏をネタにして笑いにするなどいままでの乃木坂46では考えられないような際どい演出や、毒のあるシュールなギャグをリズミカルにテンポよく繰り広げていく。普段はお嬢様のイメージが強い乃木坂46メンバーが演じるわけで痛快だ。

また、舞台は楽屋が殆どを締め、舞台の転換も少なめ。それでも飽きずに見られる。

さらに必見なのが創作落語。この日は堀が務めたのだがこれが面白い。勿論、本職の落語家のような絶妙な抑揚まではまだ遠いが、なんとも言えない独特な語り口で引き込まれる。

そして、最終的には乃木坂46がアイドルとして存在する意味まで考えさせられるような深いテーマまで話は急展開していく。原作の良さを守りながら絶妙なバランスで乃木坂46へミックスをしていく。舞台作品としても面白く、この実験的な舞台を乃木坂46メンバーが演じることに意味がある。

「16人のプリンシパル」でも演劇で実験を繰り返してきた乃木坂46。今回の「じょしらく」も間違いなくターニングポイントな作品となるだろう。乃木坂46と舞台の組み合わせ、ますます面白いものになっていきそうだ。
(C)久米田康治・ヤス/講談社

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