『水彩の月』は、映画「STAND BY ME ドラえもん」主題歌として現在もロングヒット中の『ひまわりの約束』以来10カ月ぶりにリリースされる待望のシングルで、第68回カンヌ国際映画祭に正式出品され、現在ぴあ満足度ランキングで1位に輝く、話題の映画「あん」(5月30日公開、監督・脚本:河瀨直美 主演:樹木希林)の主題歌。
イベントは、MCに秦が呼び込まれる形でスタート。大歓声の中、「この曲は映画「あん」のために書き下ろした楽曲です。言葉に出来ない、ふつふつと湧きあがるような思いを自分なりの言葉ですくい取るように書きました。」と新曲への想いを語る。その後、観客全員参加型のクイズコーナーへ。
正解者には、この日の朝完成したばかりという、秦オリジナルの焼印が入ったどら焼き、通称“秦どら”がプレゼントされるという発表があり、会場は大盛り上がりに。『水彩の月』や映画「あん」にまつわる問題が出され、「5月30日におこなわれた映画「あん」初日舞台挨拶で、秦 基博が樹木希林さんからリクエストされたのは次のうちどれでしょうか?A.握手 B.ハグ C.間接キス」という三択に対しては、実際に舞台挨拶を観覧していた、という回答者が、「間接キス」と見事正解。
秦は、「僕はマイクを口につけながら話をする癖があって、樹木さんが、“秦さんのマイクと交換したいわ。”」とおっしゃって。胸がキュンとしました。」と答え、会場は笑顔に包まれた。
“秦どら”は、雑誌「音楽と人」の人気連載コーナー“秦 基博のチャレンジ学習帳”で、江戸時代から続く老舗和菓子屋・亀屋大和(かめややまと)9代目のご主人の指導のもと、秦のアイデアを基にチャレンジして製作されたどら焼きで、「コーヒー」と「ひまわりの種」の2種類のフレーバーが完成。店頭での販売予定はなく、秦のオフィシャルファンクラブのみで限定販売される貴重なものということもあり、秦が「ちゃぶ台をひっくり返すほどこだわって作った」という“秦どら”を幸運にもGETしたファンには会場中から大きな祝福の拍手が贈られた。
次にイベントは、この日CD購入者に配布されたオリジナルうちわを使用したコーナーへ。ここでは、うちわに、水彩クレヨンでお客さんそれぞれが思い浮かべる“水彩の月”を描いてもらう、という企画が発表された。
用意された黄色・オレンジ・紺色の水彩クレヨンによって描かれた色とりどりの“水彩の月”に、秦は「みんな上手ですね。三日月が多いのかな?そういうイメージなんでしょうね。」とコメントし、掲げられたおよそ300個の“水彩の月”に感激。
また、自身が描いた“水彩の月”を「うちわのもともとの薄い水色が僕のイメージの色だったので、それを活かして紺色の水彩クレヨンで縁取りをしました」という説明と共に披露すると、観客からは感嘆のため息が漏れる一方で、「アーティスティックな一面が出てしまいましたね(笑)」と返し爆笑を誘う場面も。
イベントも終盤に差し掛かり、いよいよライブコーナーへ。カップリング曲『サインアップベイベー』にも参加している野崎泰弘(のざきやすひろ)をキーボードに迎え、映画「あん」のラストシーンで印象的に使用された主題歌『水彩の月』を抒情的に歌い上げ、会場を埋め尽くした3,000人の聴衆には、涙をこぼす人も。ここでイベントは終了する予定だったものの、MCからの「秦さん・・・今日はスペシャルな日なので、もう1曲歌って頂けませんか?」と促され、「わかりました。それでは、もう1曲。」と快諾し、会場から歓喜の大歓声が。
特別アンコールとして選ばれた曲は、昨夏の発売以来10ヶ月を経て現在もロングセラーとなっている『ひまわりの約束』。こちらはアコースティックギター一本の弾き語りで、会場中を包み込むようにやわらかな歌声が響き渡り、全員がうっとりと聴き惚れていた。
最後は、『水彩の月』購入者に1人1人、オリジナルのクリアファイルを秦自らが手渡しでプレゼント。参加者は思い思いの感想を伝え、笑顔があふれる中、イベントは幕を閉じた。
シングル『水彩の月』は本日6月3日(水)に発売で、今週末には6日(土)にイオンレイクタウンmori、7日(日)には名古屋・アスナル金山など、各地で発売記念イベントが行われる予定だ。また映画「あん」のキャストも登場している映画ver.のミュージックビデオも、現在GYAO!でフル公開している。こちらは6月7日(日)までの期間限定公開なので、是非チェックして欲しい。
秦基博新曲リリイベ 叙情的な世界にファン感涙
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