当初は8万人招待を予定していたが、当日各所に設けられた一般開放のフリーエリアに集まったオーディエンスを含め、名古屋で25,000人、幕張で40,000人、大阪では35,000人が集まり、合計10万人を動員しフリーライブとしての国内最多動員を記録した。
フリーライブ最終公演となった8月1日の大阪・舞洲でのライブは、名古屋の34℃、幕張の35℃を越える38℃という猛暑に見舞われたが、頭のMCでは「Acid Black Cherry、【4年に一度のABC Dream CUP】、え~、大阪ファイナル始まりました! ほんまにキツイ日差しやね。でもね、俺ら以上にみんなキツイよね。みんなこんな遠いところまで、暑い中時間かけて来てくれたんやもんね。ほんまにありがとうね。暑くない? 暑いよね、大丈夫? 無理せんと、辛くなったら言ってな。」と集まったファンたちを気遣ったトークを挟み、自身も余力を残すことなくそのすべてをライブにぶつけた。
この日は、2月にリリースしたニューアルバム『L-エル-』からポップでキュートな『7 colors』や、ABCらしい激しいロックチューンの『エストエム』、また2012年USENリクエストランキングで年間1位を獲得した『イエス』など歴代の楽曲と新曲を聴けた特別なセットリストで全17曲で会場を盛り上げ、この日初めてABCのライヴを観たというオーディエンスも、ABCの幅広い世界観を感じ取ることが出来た機会となった。
“どんなお金をかけた特効よりも、出来るだけ近くに行くことが1番の特効やと思うから―――”と、常からファンの立場に立ち、ファンの記憶に残るライブを作ってあげたいと願うyasuらしく、この日もライヴの終盤の『ピストル』では曲中にステージから降り、唄いながら後ろのブロックまでハイタッチしながら全力で駆け抜けた。
アンコールでは、サポートメンバーとのアカペラから始まる、約3年ぶりのアコースティックver.でライブが行われ、『so…Good night.』と『その日がくるまで』を歌唱。『その日がくるまで』では、オーディエンスが主となる旋律を歌い、そこにyasuがハモる形で唄を乗せ、見事なハーモニーを聴かせてくれた。
アコースティックVer.での歌唱後には「こういう時間にみんなと一緒におったことが大事やと思うからね。この先いつか、みんながこの曲を聴いたときに、2015年のこの夕日を思い出してくれたらいいなと思います」と語った。
ABCは今年でデビューから丸8年。その規模が少しずつ大きくなって今に至るのは、こうして集まってくれるファンのおかげ。yasuは、このフリーライブを応援してくれるファンのみんなへの「還元」であると考えている。この日、全力で届けたyasuのファンへの“ありがとう”は、しっかりとファンたちの胸に届いたに違いない。
【Acid Black Cherryその他の写真はクリック】
・Acid Black Cherry感動の名曲はクリック!
Acid Black Cherryフリーライブ完走「全力で届けたファンへのありがとう」
0 Response to "Acid Black Cherryフリーライブ完走「全力で届けたファンへのありがとう」"
コメントを投稿