2013年の開催地が山中湖、2014年は新潟と、避暑地よりの会場だったが、今年の会場は2012年の蒲郡以来3年ぶりの開放感あふれるビーチ、しかも千葉・幕張という都市型のロケーションということ、新たな形のフェスとして大きな注目と集客を誇る「Food Nations~肉フェス~」の出店、そして初のフリーエリアの登場により、「BEAST PARTY」過去最高となる20000人の動員を記録、まさに夏の熱さを満喫する開放感あふれる“ビッグ・ビーチ・パーティ”となった。
“BEAST PARTYフラッグ”がたなびき、潮風で錆び付いた“海賊の根城”を想起させるステージにまだ陽が燦々と照る中、マッドマックスをイメージさせるかのような車型神輿に乗ったHYDEとK.A.Zが登場、“VAMPS夏の祭り”がスタートした。
『I GOTTA KICK START NOW』、『AHEAD』とスピード感溢れるオープニングでたたみかけた後、HYDEが「ようこそ!これがないと終わらないから夏は!」と更に煽り、会場のボルテージを一気に頂点に到達させた。
その後も『HUNTING』、『ANGEL TRIP』、『LOVE ADDICT』など日が暮れ始めたサンセットをバックに熱いパフォーマンスが続く。ステージ・サイドからの“ウォーター・キャノン”やオーディエンス全体を覆う“シャボン玉”、オーディエンスのなかにセットされた中央ステージへの移動では、HYDE自身がオーディエンスの波にゴムボードで繰り出し漂着するなど、どこまでもエンタテインメントを追求するVAMPSならではの演出を繰り広げた。
そしてその中央ステージでは「BEAST PARTY」でのお楽しみのひとつアコースティック・セットを披露。今年は、キーボードのJINが制作陣として関わったというJitterin' Jinnの代表曲『夏祭り』や『THE JOLLY ROGER』などのアコースティック・ヴァージョンが飛び出し、日が暮れたステージにしっとりとしみ込んだ。
『ZERO』からはVAMPSのパワフルなステージが再燃するも、『GET AWAY』後での「今日明日、思い切り楽しんでください。みんな(肉フェスの)肉食べたから元気なのかな?ぼくらも全部食べました」と攻撃的なギターパワーマンスとのギャップが楽しいK.A.Zらしいコメントで会場を和ませる場面も。
終盤にはHYDEの「昔からの戦友みたい」という紹介で予告されていたゲスト、清春が登場。2月に武道館で行われた「VAMPARK FEST」でも本家ニッキー・シックスとも競演したモトリー・クルーの『LIVE WIRE』をパフォーマンス、「呼ばれればいつでも」というコメントとともに会場を沸かせ華を添えた。
そしてラストはVAMPSアンセムのひとつ『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』で大団円を迎え、大輪の花火が夜空を覆い、アメリカ、ヨーロッパを中心に精力的に海外でのライヴを繰り広げているVAMPSの、5月以降ひさびさの日本でのパフォーマンスとなった「BEAST PARTY」1日目の幕が下りた。
なお、「BEAST PARTY」は8月23日(日)も同会場で行われ、ゲストでken(L’Arc~en~Ciel)が登場する。
VAMPS夏の野外イベントに2万人熱狂!戦友清春も参戦
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