先代TPDのスタイルである、MCを挟まずに歌とダンスをノンストップで繰り広げる「ダンスサミット」を継承し、約100分にわたり全26曲(アンコール含む)のパフォーマンスで観客を魅了した。
冒頭より初代TPDのリアレンジナンバー『WAKE ME UP!!』『TOKYO ROMANCE』『東京ハッカーズ・ナイトグル―ヴ』と立て続けにアッパーチューンで会場を盛り上げたところで、メンバーそれぞれの自己PRショータイム!ロープ、ヌンチャク、フラフープなど使ったハイレベルな特技を披露し、観客の視線をくぎ付けに。
そして、今ツアーで初披露となった梅棒振付による『Airport』では、華麗で切れのあるダンスでも魅せ、メンバー内ユニット曲『ビバ!ケ・セラ・セラ』『史上最大の誘惑』では妹分のTPD DASH!!も参加し、お祭り状態に。メンバーの最高の笑顔と、懸命な姿だけでも心撃たれてしまうのだが、その上にきめ細やかに入り組んだ演出が、よりステージを輝かせる。
プロジェクションマッピングや多数のレーザー光線、七変化するステージ衣装。今回の目玉でもあった『BE BORN』のときに、天井から降り注ぐシャワーレーザー光線とTPDのマッチングパフォーマンスは、思わず心が躍り出してしまう。終盤のデビューシングル『BRAND NEW STORY』から、2ndシングル『DREAM TRIGGER』の流れでは、後方で見ている観客も自然と腕が上がっている状態へ。会場の隅々まで気持ちを届けようとしているメンバーの姿に、涙ながら応援するファンが続出し、そこには熱く一体感のある会場へとなっていた。
2ndシングルの発売日でもあったこの日、アンコールで再度『DREAM TRIGGER』を披露し、新生TPDが結成から歌い続けている『DREAMIN’』(未発表音源)で締めくくった。約100分間のステージの中は、ジェットコースターに乗っているかのようなあっという間のエンターテインメントショー且つ、彼女たちの成長ぶりがうかがえるライブだった。
最後のMCゾーンでひとりずつ挨拶をし、これまでの想いやこれからの決意を誓うなか、リーダーの高嶋菜七だけに知らされていた「オリコンデイリーチャート初登場2位でした!」と高嶋がファンに報告すると、初めて聞いたメンバー一同は抱き合いながら号泣。それでも「私達はまだまだなので、もっともっと上を目指して頑張ります!」と次のステージを見据えた力強い言葉。
2015年1月には2度目となる海外イベントに出演することが決定しているTPD。益々活動の幅を広げ、進化していく新生TPDから目が離せない。
TPD、4都市ZEPPツアー感動のフィナーレ
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