写真=TVレポート DB
2014年の音楽シーンには涙が耐えなかった。涙の理由は様々であった。悲しい事故が発生し、懐かしいアーティストが長いブランクから戻ってきて、一方では解決の難しい事態も発生した。TVレポートではここ1年間、音楽シーン全般で発生した出来事を「悲しい涙」「嬉し涙」「残念だった涙」に分けてまとめてみた。
信じられない、あまりにも早かった死…「悲しい涙」
今年の音楽市場の上半期は大きく旅客船セウォル号沈没事件の前と後に分けることができる。セウォル号の沈没事件であまりにも多くの犠牲者が発生し、韓国中は悲しみに沈んだ。音楽シーンはもちろん、放送業界そのものがオールストップとなった。歌手たちは活動の代わりに故人への哀悼と犠牲者の家族のための寄付に出た。5月からシステムは再稼働され始めたが、雰囲気ははっきりと変わっていた。アイドルグループの代わりに年長者のアーティストが、華やかなパフォーマンスよりは耳で聞く音楽が大衆の心を慰めた。
そして9月、ガールズグループLADIES' CODEの二人のメンバーにより再び追慕が続いた。LADIES' CODEは地方でのスケジュールを終え、ソウルに戻る雨道でスリップし交通事故に遭った。車に乗っていたメンバーとスタッフはその直後に病院に運ばれた。メンバーのウンビさんが当日に死亡し、リセさんは5日間の死闘の末に結局この世を去った。20歳になったばかりのウンビさん、リセさんのあまりにも早い死にファンはもちろん、音楽シーン全体が一緒に泣いた。
LADIES' CODEへの悲しみがまだ消えてもいない中、“魔王”ことシン・ヘチョルさんが突然この世を去った。医療事故を疑わせる死であったため、韓国中は悲嘆にくれた。臓器切除及び癒着剥離術を受けたシン・ヘチョルさんは回復できず、苦痛を訴えながら治療を受けていた中、この世を去った。心停止となったシン・ヘチョルさんは緊急手術を受けたが、意識を取り戻すことができないまま死亡した。シン・ヘチョルさんは2度の告別式を行った。また、正確な死因を知るために死亡解剖を決めた。
シン・ヘチョルさんの妻であるユン・ウォンヒさんはシン・ヘチョルさんの臓器切除及び癒着剥離手術を行った病院を相手に告訴状を提出した。「医原性損傷である可能性がまず考えられる」という国立科学捜査研究院の剖検結果が発表された。手術を担当した病院長は警察に召喚され、事件の調査を受けている。
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会えば会うほど嬉しい、ホットスターたちの帰還…「嬉し涙」
4月のセウォル号事件が発生する前の第1四半期(1~3月)、音楽シーンは活気に溢れていた。1月にはガールズグループのセクシー対決、2月にはボーイズグループのパワー争い、3月には韓国を代表するガールズグループ少女時代と2NE1の一本勝負が展開された。そんな中、Girl's Dayが勢いを増し、SISTAR ソユ&チョンギゴのデュエット曲「Some」がチャートを総なめにした。そしてベテランアーティストのイ・ソニ、イ・スンファン、イ・ウンミ、パク・ヒョシン、イ・ソラ、イム・チャンジョンらが引き続きカムバックし、懐かしい雰囲気をもたらした。
5月のgodとFly To The Skyのカムバックは音楽シーン全般の雰囲気を盛り上げた。音楽配信ランキングを総なめにし、テレビ局の音楽番組でも1位に輝いた。ペク・チヨンもバラードの女王という肩書きを改めて証明した。
8月には新メンバーヨンジが合流したKARAが活動を再開し、日本でツアーを開催した。昨年、サバイバル番組で顔を知らせたWINNERがデビューを果たし、SUPER JUNIORが2年ぶりにカムバックした。VIXXは上半期と下半期にカムバックし、人気グループとして確実にその名を連ねた。デビュー5周年を迎えたBEASTも春、秋にアルバムをリリースし、計19の1位のトロフィーを手にした。
秋になってからは懐かしい歌手たちのカムバックが続いた。“親バカ”になって戻ってきたソ・テジ、5年ぶりにニューアルバムをリリースしたMCモンがチャートを総なめにした。Epik Highが再起に成功し、キム・ドンリュル、TOY、パク・ヒョシンが順番にトップを手にした。11月にはロックバンドBUZZが8年ぶりにニューアルバムを発売し、AOA、Apinkもカムバックを果たした。
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驚いた完全体の亀裂…「残念だった涙」
今年は特に完全体のグループに危機が訪れる事態が多かった。特にSMエンターテインメント(以下SM)は4回もグループに亀裂が生じた。その始まりは5月にEXOを離れた中国人メンバーのクリスだった。クリスは所属事務所SMを相手に専属契約効力の不存在確認訴訟を申し立てた。これ以上EXOとしての活動はしないと宣言したのだ。残った11人で団結すると自信を見せていたEXOは10月、またも中国人メンバーのルハンがグループから離れた。ルハンはクリスと同じ道を選び、ファンを切なくさせた。
7月にはf(x)のメンバーであるソルリが芸能活動を全面的に中止すると発表した。「相次ぐ悪質な書き込みや、事実とは異なるデマで心身がとても疲れている」という理由だった。その後、f(x)はソルリを除く4人体制で活動した。9月には少女時代のジェシカがグループから離れた。その後、ジェシカは独自的な活動を展開しており、少女時代はジェシカを除く8人で韓国内外で活動中だ。
ZE:Aのリーダーであるイ・フ(ムン・ジュンヨン)は所属事務所スター帝国と対立した。イ・フは自身のSNSに所属事務所のシン・ジュハク代表を非難する書き込みを掲載した。事務所を脅しているかのように見たイ・フは一日で路線を変更し、所属事務所との対立を終えた。1ヶ月後、イ・フはグループから暫定的に離れることを知らせた。11月にE.D.MミュージシャンDJ ZE:Afterに変身したイ・フは、アジアツアーを展開していく予定だ。
10月には2NE1にも解散疑惑が浮上した。メンバーMINZYのSNSアカウントとプロフィールの紹介欄に「21」「2NE1」という文字が削除され、疑惑が高まった。しかし、所属事務所YG ENTERTAINMENT側は「2NE1の活動にはいかなる問題もない。素敵なアルバムを作り、2NE1としてカムバックする」とし「メンバーのBOMは自粛中である」と公式コメントした。6月、BOMには麻薬類密輸の疑いがもたれ、このため2NE1の活動も暫定的に休止となっている状態だ。
MBLAQにも解散説が浮上した。解散説はメンバーのイジュン、チョンドゥンが所属事務所J.Tune Campとの専属契約が満了したことで浮上した。しかし、所属事務所側は解散説について「事実無根」と公式コメントした。11月29、30日に開催された単独コンサートでMBLAQは「このまま終わることはない。まだ決まったことはない」としながらも「今日まで幸せだろう。今日が終わらないで欲しい」と言って、心残りを明かしながら言葉を慎んだ。
11月には歌手と所属事務所の訴訟が相次いだ。Megan Leeはソウルショップエンターテインメント(以下ソウルショップ)を相手に専属契約に関する法的紛争を繰り広げ、B.A.PはTSエンターテインメントに専属契約効力の不存在確認及び不当利益の返還請求訴訟を提起した。Megan Leeはソウルショップに対し不公正契約や歌手の同意を得ていない一方的なスケジュール契約などを問題に取り上げ、B.A.Pも不公正契約や不透明だった精算を正したいという意志を伝えている。
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2014年の音楽界…悲しい事故から解散説まで“チャートは熱く、涙は溢れた” TVREPORT
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