「三食ごはん」イ・ソジン&ナ・ヨンソクPD、誰もが認めるバラエティ番組の強力コンビ


写真=「三食ごはん」スクリーンショット


「この番組はダメだ」

イ・ソジンの予想は見事に外れた。tvNバラエティ番組「三食ごはん」は、一食に詰まった数多くの話を伝えながら、視聴者に笑いと感動を与えた。ぼやきながらも自分の仕事はきちんとこなすイ・ソジン、そして子犬やヤギに名前を付けてロマンスまで作る奇抜なアイデアの持ち主のナ・ヨンソクプロデューサーコンビは今回も期待を裏切らなかった。


「三食ごはん」は、都会であれば容易に摂ることができる食事を、不慣れで閑静な田舎という空間で自給自足する野外バラエティ番組である。視聴率4.29%(ニールセン・コリア、ケーブル基準)で始まった「三食ごはん」は回を重ねるごとに人気が高まり、第9話になった今は8.75%という高視聴率を記録した。


同番組の成功の秘訣は、わざとらしいバラエティ要素がなかったことだ。田舎で窯や臼、すり鉢など昔ながらの道具を利用して、畑でとった野菜で食事を作って食べる出演者たちの素朴な姿は、視聴者の郷愁をくすぐって微笑ませた。


韓国で19日に放送された最終回も、やはり今までとあまり変わらなかった。1日早くチョン村を訪れたイ・スンギとキム・グァンギュは、再びチョン村に来たユン・ヨジョンやチェ・ファジョンと一緒に餃子を作って、素朴ながらも美味しい食事を楽しんだ。


イ・スンギと2PMのテギョンは「家内制手工業は大変」と言って、餃子が手間暇のかかる料理であることに気付いた。ユン・ヨジョンは、曾祖母と餃子を作っていた子供の頃の思い出にひたった。ユン・ヨジョンは「曾祖母に本当に悪いと思う。子供の頃は曾祖母の愛を知らなかった。曽孫だからさぞ可愛かっただろう。本当に可愛がってもらったのに、私はそんな曽祖母に汚いから近づかないでと言った」と打ち明け、涙目になった。


そして「私は今も寝る前にいつも反省している。本当にごめんなさい、私が本当に悪かったです、と。いつかどこかでまた会えたら、ちゃんと謝りたい」と付け加え、視聴者たちの涙腺を刺激した。


これを聞いたチェ・ファジョンは「最近、私が甥の朝ごはんを作っているが、甥が食べずに出ていくと、胸が痛い。そんな気持ちを知らずに、昔は母に朝ごはんを作ってもらった時に怒ったことが沢山ある。それで、母にごめんなさいと謝った。それを母が亡くなる前に知って本当に良かったと思う。もし、それを知らずに亡くなられたら、一生後悔して泣くだろう」と言って、子供の頃は知らなかった家での食事の意味について語った。


4人ものゲストを迎えた村は、いつよりも和気あいあいとした。でも、皿洗いを終えたイ・ソジンは「僕はワイワイするのが苦手」と言い切った。しかしその後、イ・ソジンは楽しい気持ちを隠せず、鼻歌を歌って、イ・スンギをビックリさせた。イ・ソジンは「皆でワイワイする雰囲気で育ってないから、気まずい」と説明した。


番組開始早々から番組の失敗を予言して不満を垂らしていたイ・ソジンは、最後までもぼやいた。村を後にする気持ちを聞かれたイ・ソジンは「今、僕に楽しかったかと聞いてるんじゃないよね?嫌だったかと聞いてるんだよね?来年はもう作物は植えたくない」と答え、笑いを誘った。


「1泊2日」から「花よりおじいさん」「三食ごはん」に至るまで3本の番組を連続成功させたイ・ソジンとナ・ヨンソクプロデューサー。抜群の相性でバラエティ番組のパラダイムを再び変えた2人。彼らの次の出会いが楽しみだ。





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