コンサートに参加するメンバーは、兼任メンバーを含むAKB48所属のみ。確かにAKB48にも多くの逸材が揃い素晴らしいコンサートになることは間違いないと思うが、姉妹グループにも多くのヤングメンバーが揃っている。今回のヤングメンバーのツアーには、姉妹グループからの参加は無い予定(AKB48と兼任メンバーはのぞく)。そこで姉妹グループの注目すべきヤングメンバーを今回は紹介していきたいと思う。
今回は「NMB48 Arena Tour 2015 ~遠くにいても~」のツアー真っ最中であるNMB48から見ていきたいと思う。山本彩と渡辺美優紀が主力として活動しているイメージがあるNMB48。しかし、昨年11月に発売されたシングル『らしくない』でダブルセンターに抜擢された矢倉楓子と白間美瑠にファンの熱い注目が集まっている。既に2人は人気メンバーとして認知度は高いが、センターを担当するようになってから見違えるような変化が現れた。AKB48と兼任し活動している矢倉は、以前は自分の所属するチームでは目立たない存在だった。しかし、エースの城が卒業してから押し出されるような形でチームのエースへ大抜擢。そのまま一気に人気爆発かとおもいきや、ステージで控えめにしていることが多く、ライブのMCでも積極的にトークに絡むことも少なかった。この動きに、多くのNMB48ファンはやきもきしていたのだが、常に努力を積み重ねて「AKB48 37thシングルAKB48総選挙」で41位という結果を出した。この順位に自信を持ったのか、総選挙以降はステージでも物怖じせずに堂々としたパフォーマンスを披露するようになった。ビジュアル含め、元々高いポテンシャルを持っていた矢倉は一気にブレイクし、現在はAKB48の選抜メンバーとしても活躍することが多くなった。
同じくダブルセンターに抜擢された白間美瑠の人気も上々だ。これまでは可愛いロリキャラでファンのハートを掴んでいたが、昨年の「AKB48グループ大組閣祭り~時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!~」にて慣れ親しんだチームNからチームMに移籍。その頃からステージパフォーマンスやMCレベルが格段に上がっていった。チームN時代は、押しに弱く悪く言えばメンバーにぶらさがっていて、他人任せに流されている部分もあった。しかしチームが変わり、これまで同期ばかりだったチームから後輩が中心となるチームに移籍をしたことで、前へ出るようになり内に秘めていた感情が一気に飛び出した。立場は人を作るではないが、自覚を明確に持つようになり、移籍先にいた矢倉楓子とともにチームを牽引する存在となった。今回のアリーナツアー愛知県体育館2日目では、アンコールの最後に『らしくない』を歌い、大盛況のうちにコンサートの幕は閉じた。この2人の存在がこれからのNMB48の肝になることを確信させてくれた瞬間だったかもしれない。
さらに矢倉や白間の下の世代にも注目が集まっている。既にNMB48のシングル選抜の常連でもある薮下柊、そして渋谷凪咲に注目だ。薮下は3期生としてNMB48に加入しデビューからいきなり人気が急上昇。飾ることなく自然体の姿でステージに立ち、良い意味で肩を張ることなく常に自分を貫いてステージに挑んでいるイメージがある。時には生意気なことを言って微妙な空気を作ってしまうことがあり、「空気を読めない」と言われることもあったが、そのキャラを見て「クソガキ」と呼バレるようになってからは、これが親近感に繋がった。さらに薮下とともに注目されているのが渋谷凪咲である。渋谷は研究生時代から美少女として注目を集め、昨年の「大組閣祭り」をキッカケに、チームBⅡに昇格、そしてAKB48チーム4との兼任も決まった。さらにAKB48グループ研究生のみで結成された「てんとうむchu!」のメンバーにも抜擢され、注目度も全国区になりつつある。アリーナツアーでも柏木由紀の『夜風の仕業』をソロで歌唱するなど集まったファンを唸らした。この歌を大舞台で歌ったことで、渋谷がNMB48の次世代エースの最右翼と感じたファンも多くいたのではないかと思う。
そして、ここで更に大注目の存在として須藤凛々花を紹介したい。須藤は2013年に行われた「第1回AKB48グループドラフト会議」でチームNに1巡で指名された。美少女の即戦力としてNMB48に加入したのだが、加入当時はパフォーマンスレベルもまだまだ…。そんな未熟な状況の中で昨年の夏に網膜剥離で1ヶ月も戦線から離れることになってしまった。厳しい現実にぶち当たったが、病気が完治し見事に復活を果たした。パフォーマンスレベルは、病気以前に比べ格段とレベルアップ。特に苦手だったダンスも他のメンバーと見劣りしないレベルとなり、MCでもどこか消極的だった感じが無くなり、積極的に先輩の話しに絡むようにして入れるように。あまり知られることがなかった天然キャラも炸裂しだした。病気療養中に、本人が色々と考えるところがあったのだろう、決意を感じさせる彼女の姿があった。復帰以降のパフォーマンスを見たファンからも、スキルアップをしていることがしっかり伝わり、アリーナツアーでは何と『届かなそうで届くもの』という全体曲でセンターポジションに抜擢された。さらに3月31日に発売される新曲『Don't look back!』に初選抜された。
まだまだNMB48にはヤングメンバーといえる逸材は揃っている。今回の「AKB48ヤングメンバー全国ツアー~未来は今から作れる~」を皮切りにし、今後はNMB48を含む姉妹グループが参加できるツアーを組んでもらいたいものだ。これらのメンバーを考えると、NMB48のみのヤングメンバーのツアーでも素晴らしいステージができると思うので、そんな機会があることを期待したいと思う。(ブレーメン大島)
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NMB48ヤングメンバー大注目の須藤凛々花とは?
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