乃木坂46西武ドーム公演の裏側を松村、中田が解説

乃木坂46の松村沙友理と中田花奈が毎回注目のアイドルを迎えるニコニコ生放送「生のアイドルが好き」。

第23回放送が2月23日(月)20:00から生配信された。ドワンゴジェイピーnewsではこの番組のレポートとあわせて、2人へのインタビューを紹介する。


20150308-dsc_6322.jpg【クリックで大きな画像】


今回のゲストはpalet、Ange☆Reve、夢みるアドレセンスの計3組。新制服でスタジオに登場した松村と中田は、BGMで流れる11thシングル『命は美しい』に触れつつ、前日22日に行われた乃木坂46のバースデーライブについて感想を述べていく。そして秋元真夏がMCの際ランウェイを走る途中で転んだことに触れて、「真夏がコケたの、ワザと?」と視聴者からアンケートを募ることに。すると約9割が「ワザと」に投票した結果に、中田は「もう使えないですよ、真夏さーん!(笑)」とカメラに向けて呼びかける一幕もあった。


この日1組目のゲストAnge☆Reveは昨年12月に中田とアイドルイベントで共演したことに触れつつ、メンバー5人のうち3人が8.6秒バズーカのネタ「ラッスンゴレライ」にハマっていることを告白。そのまま「ラッスンゴレライ」を始めるも、乃木坂46の2人は「名前は知ってたけど(ネタは)初めて見た」とのことで、「今日は楽屋がとなりで。若さっていいなと思ってました(笑)」とAnge☆Reveのフレッシュさについて感想を口にした。またAnge☆Reveの楽曲『Grow Up!!』の振り付けが乃木坂46の『おいでシャンプー』の振りに似ていることから、コラボしたいという話題に。2組で『おいでシャンプー』にあわせて『Grow Up!!』を踊ってみるも、ターンするところで松村だけが逆回転してしまうハプニングもあった。


その後、「天使と悪魔と◯◯と」というコーナーでは天使役、悪魔役、◯◯役をシチュエーションにあわせて3人が演じることに。くじ引きで役を決めるものの、あきにゃん(澤田明菜)が◯◯役として「通りすがりのDJ」を演じ、出演者たちを爆笑させる。しかし2回目は天使がいないというグダグダな展開に突入して、終わりが見えなくなったところで中田が無理やり終了させてしまった。


2組目のゲストには、夢みるアドレセンスから京佳が登場。モデルとしても活躍する京佳とMCの2人がモデル対決を行い、お題に沿って20秒間ポーズを取り続けることに。京佳には「おバカっぽく」、中田には「悪魔っぽく」、松村には「ロボットっぽく」というお題が与えられ、それぞれ個性的なポージングでスタジオの笑いを誘った。さらに恒例となった「さゆりんごのお触り占い」のコーナーでは松村が京佳のほっぺを触って運勢を占い、「3月から緑の野菜を食べると幸せになります!」との占い結果に京佳が「野菜好きでもう食べてます!」と返し、単に松村がほっぺを触っただけで終わる結果となってしまった。


この日最後のゲストは、paletから君島光輝、武田紗季、井草里桜菜の3人。ここでは3度目の登場となる武田に対して中田が「髪の色、変わりましたね。カワイイ……」と連呼して、松村から「気持ち悪い!(笑)」と咎められる一幕も。そして松村と武田が早食い対決を行い、どちらが早く牛丼を食べ終えるかを競った。しかし、いざ始まってみると2人とも牛丼をおいしそうに食べ続け、早食い対決の体が破綻。そんな中、笑顔で黙々と食べ続けた松村が見事完食し、勝利を収めて90分におよぶ番組を締めくくった。


【松村沙友理、中田花奈インタビュー】


─昨日バースデーライブが終わったばかりなので、今日はその感想を聞かせてもらいたいと思います。


中田花奈

1日経ちましたけど、思ったほど疲れてないですね。7時間半って数字的にはすごく長いじゃないですか(笑)。けど、終わった直後も全然疲れてなかったし、最後までテンション高く行けたかなって思います。今日も朝、アラームよりも早く起きられたんですよ。


松村沙友理

でも花奈ちゃん、基本早起きだよね。


中田花奈

そうかなあ。早起きかどうかわからないけど、アラームにそこまで頼らないで起きられるかも。今日はライブ後だから起きられないかなと思ったんですけど、足が痛いとかもなく普通に起きられました。で、ライブレポブログを朝7時半ぐらいからずっと書いていて。7時間半ってこともあって文章量がヤバすぎて、一度に送れる容量が文字だけでオーバーしちゃったんです(笑)。画像が付いてオーバーしちゃうのはわかるんですけど、文字だけでオーバーは初めてで。それだけ書くことがいっぱいあったんだなって思いました。


松村沙友理

私も楽しかったです。客席のサイリウムがキレイでビックリしましたね。それに「何度目の青空か?」のとき、ジェット風船にもビックリしたし。あんな演出があるなんて全然知らなくて、てっきりいくちゃん(生田絵梨花)がブログで呼びかけたのかと思ったら、お客さんが逆サプライズでやってくださったみたいで。感動しました。


中田花奈

うち、パパが自分でチケットを取ってライブに来てたんですけど……。


─えっ、ご家族って普通はライブに招待されるものじゃないんですか?


中田花奈

そうなんですけど、パパには来てほしくなくて(笑)。パパはずっと「乃木どこ」も観てるくらい乃木坂のファンだから、いつもはママしかライブに呼ばないんです。そうしてたらパパ、自分でチケットを取るようになっちゃって(笑)。そのジェット風船の話も「入場口で風船が配られたんだよ」とか「センターステージのスクリーンに飛ばす合図が出たんだよ」とかパパから詳しく聞きました。


松村沙友理

スタッフさんがそういうことを考えてくれたのもうれしかったし、それにお客さんがみんな参加してくれたのもうれしかったし。あの会場の全員が参加してるライブなんだなと思ったら本当に感動して。


─ジェット風船もそうですけど、全体的に飽きさせない要素がたくさんありましたよね。


中田花奈

たぶん演出家の方がいろいろ考えてくださって、1曲1曲にいろんな演出を詰め込んで、丁寧に作ってくださったんだと思います。そのぶん、覚えなくちゃいけないこともさらに増えて、大変な部分もあったんですけど(笑)。


─実質、ライブ3本分の長さですもんね。


中田花奈

そうですね、ちょうど3部に分かれてるし(笑)。私、友達が何人か観に来てくれて、ちょうどみんなから「めっちゃ楽しかったよ」と連絡が届いてるところなんですけど、今回初めてライブに来てくれた子が「また観に行きたい!」と言ってくれたんです。普通、ファンじゃなかったら冬に7時間半もの野外ライブを観たら、もう行きたくないんじゃないかと思ってたんですけど、そう言ってもらえてうれしかったです。


─ステージに立つ側としては寒くはなかったですか?


中田花奈

正直、うちは全然寒くなかった。MCのときは少し寒かったけど。


松村沙友理

そうだね。あと、トロッコに乗ってるときが寒かった(笑)。でも踊ったり走ったりしてるときは、ノースリーブの衣装でもまったく寒いとは思いませんでした。だけど、歌ってるときに息が白いのが見えて、そこで「ああ、外だし寒いんだな」とは感じました(笑)。


─実際、すごく楽しいライブだと思いました。最後まであっという間でしたし。


松村沙友理

自分たちでもそう感じました。あっという間だなって。


中田花奈

正直、終わるまでに絶対1人はいなくなるよね?って言ってたんですよ。ラストのアンコール、「乃木坂の詩」も全員で歌えたし。すごいよね?


松村沙友理

うん、本当に。でもドームは本当に広いなと思いました。みんな、通路(ランウェイ)の下をかがんで歩いてほかのステージまで移動するんですけど、途中で休憩を挟むんですよ(笑)。


中田花奈

あと、手違いで違う靴が別のステージに届いたときは、衣装さんが走って靴を取りに戻ってくださって。しかも改めて持ってきた靴が違う子の靴だったので、結果あの距離を走って2往復してくださったんです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで……。


松村沙友理

ステージがいくつもあるから、着替える場所もそれだけいっぱいあって、どこで着替えるかも把握してなくちゃいけなくて。


中田花奈

裏はかなりバタバタしてたよね。


─お2人は休憩中もいろいろやってましたよね。松村さんは生田さんと「からあげ姉妹」を披露しましたが、人前でパフォーマンスするのは初めてでした。


松村沙友理

そうでしたね。いくちゃんとも話してたんですけど、3万8000人の前でやるようなユニットじゃないのに、すごいよねって。これをやってみんながしらけちゃったらどうしようと2人で心配してたんですけど、ステージに出たら皆さん盛り上がってくださって、本当によかったなって思いました。でも全然ちゃんとした公式ユニットじゃないし、曲もCDに収録されてないので、まだ自分たちではインディーズって呼んでます(笑)。


中田花奈

あはははは(笑)。


松村沙友理

なので、いつかちゃんとした曲をカップリングとかに入れてもらえるようになるまでがんばろうと、いくちゃんと言っていて。今のところライバルは孤独兄弟です(笑)。でも絶対に勝てないよねって2人で話してます。


中田花奈

からあげのCMソングとかいいんじゃない?


松村沙友理

そう、それも言ってたんですよ。でもからあげだけじゃなくて、お弁当のCMとか食べ物系のCMはぜひオファーお願いします! そのために名前も変えますので!(笑)


中田花奈

えーっ! 餃子だったら餃子姉妹になっちゃうよ(笑)。


松村沙友理

うん、大丈夫!


─そして中田さんは乃木團にベーシストとして参加しました。


中田花奈

乃木團は10カ月ぶりだったんですけど、練習時間が前回よりもあって。でもあの寒さだったので手がかじかんじゃうは指が動かなくなるはで、スタッフさんが手袋やカイロを持ってきてくださったんですよ。そういう対策もできてたので、結構がんばれました。だけど自分的には全然弾けなくて、練習したわりに失敗しちゃったんですよ。1箇所コードが飛んじゃって、「ああ、もうダメだ!」って頭が真っ白になっちゃったんですけど、途中から持ち返して。ちょっと悔いは残るのでもう1回リベンジしたいなって思います。でもやっぱり楽しかったですよ。家でスカパー!さんの生中継を録画していたので見返したんですけど、みんなすごくカッコよく映ってたし。それを観て、乃木團ってやっぱりいいなって。カップリングのユニット曲でやりたいねってよく話してるんですけど、私はこのメンバーで普通にCDを出したいです! それぐらいの存在になりたいですね。


─失敗したそうですけど、ベースは10カ月前よりもうまくなってた印象がありましたよ。実際弾いてる姿もカッコよかったですし。


中田花奈

ホントですか? うれしい。練習時間がたくさんあっただけあって、指を見ないで弾けるようになったんです。なので、鏡を見ながらカッコよく弾く練習ができたのもよかったのかな(笑)。


─それにしても、ある意味歴史に残るライブだと思いますよ。


中田花奈

来年の4歳のライブはどうなるんだろうな……。


─あ、考えちゃいましたか(笑)。


中田花奈

怖いですよね(笑)。正直、今回から2DAYSに分かれると思ってたんです。7時間半ライブとか考えたこともなかったので。今後も意地でも1日でやり続けるのかなあ……次は10時間超えちゃいそうじゃないですか(笑)。


松村沙友理

でも観に来てくださった方々から「来年は10時間ぐらい楽しみにしてます」と言ってもらえて(笑)。「7時間半も観てくださった後にそう言ってくださるってことは、10時間のライブでもいいって思えるぐらいのライブができたのかな?」と思えて、ちょっとうれしかったです。

(取材・文=西廣智一)


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