コンサートは、LUNA SEAのライブでオープニングSEとしても使用されているベートーヴェンのピアノソナタ「月光」で幕を開けた。藤原いくろうの弾くピアノに、ストリングスを加えるという新しいアレンジで演奏され、これから始まる初めてのコンサートへの期待が高まるオープニングとなった。
続けて演奏されたのは、シンフォニックのCD未収録だがLUNA SEAライブのカーテンコール時にピアノver.が流れている”MARIA”と”THE ONE 2nd mov.”の2曲。今回のコンサート用に藤原がピアノ+ストリングス編成にリアレンジし、LUNA SEAの優美で深遠な世界が会場を包み込んだ。
コンサート前半最後には、トークゲストのSUGIZOが登場し、CD『SYMPHONIC LUNA SEA-REBOOT-』にまつわる話や、LUNA SEAサウンドの構築について、そしてLUNATIC FESTの計画話を披露するなど、約20分に渡り会場のファンを盛り上げた。
後半はSUGIZOがセレクトしたクラシックコンピレーションCD『SPIRITUAL CLASSIC SUGIZO SELECTION』に収録されているラヴェルの”亡き王女のためのパヴァーヌ”で再開し、その後新フォンニックCD収録曲”乱” ,”RA-SE-N”,“absorb”,”IN SILENCE” を立て続けに演奏し、LUNA SEAの名曲たちがシンフォニックサウンドでサントリーホールを鳴り響かせた。またこの日、ゲストボーカルとして”I for You”をオーケストラバックに大熱唱をみせたRYUICHIは「今日のコンサート、素晴らしいですね!楽屋で聴いていて25周年ツアーの事を思い出していました」とコメントし、LUNA SEA初となるシンフォニックコンサートに花を添えた。
最後には25周年ツアーでアンコールとして演奏されている”Grace”が演奏され、クラシック曲を含む全10曲のコンサートが締めくくられた。
会場中が大きな感動に包まれ拍手が鳴り止まぬ中、藤原が再登場しアンコールとして演奏されたのはCDの最後にも収録されている小編成による”LOVE SONG”。ファンにとっても想い出深いこの曲は、”パッヘルベルのカノン”を織り交ぜられながら紡がれ、サントリーホール全体にサウンドが響き渡り、永い余韻を残しながら藤原が指揮棒を降ろして約2時間に及ぶ演奏が終了した。
素晴らしい演奏をした東京フィルにも惜しみない拍手が贈られている中、藤原いくろう、RYUICHI、SUGIZOの3人がステージに登場。お互い握手をし合い、この日の特別なコンサートに手応えを感じた表情を見せ「SYMPHONIC LUNA SEA-REBOOT-リリース記念SPECIAL CONCERT」は幕を閉じた。
また、SUGIZOのトークコーナーで、昨年好評であったクラシックコンピCDの続編、『SPIRITUAL CLASSIC SUGIZO SELECTION Ⅱ』が7月8日(水)に発売されることが発表された。
LUNA SEAは6月24日(水)にライブDVD・BD「Live on A WILL」がリリース予定、そして25th ANNIVERSARYの最終章としてLUNA SEAが主宰する史上最狂のロックフェス「LUNATIC FEST」 が6月27日(土),28日(日)幕張メッセにて開催される。
25th ANNIVERSARYはこれから更に盛り上がりをみせる予定だ。
25周年LUNA SEA史上初!SYMPHONICコンサート
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