このビデオはサンドアートパフォーマンスグループ・SILTによる作品で、失恋をテーマにした切なすぎる楽曲の世界観を、砂絵のパフォーマンスで秀逸に表現している。
この作品についてSILTのスタッフからメッセージが届いている。「最初にこのお話をいただいたとき、サンドアートは「儚さ」「切なさ」が心情ですので、失恋ソングと相性はバッチリだなと思いました。ストーリー作りの中で大切にしたことは、歌詞の「言葉」に寄り添った展開でした。例えば、「込み上げる悔し涙が 止まらない」というところで、涙を流す動きを描いたり。
それと、ラップパートには大きなこだわりがありました。走馬灯のように、サーっととても仲が良かった頃の想い出がたくさん蘇っていく構成にしました。ラップパートの、あの数秒間しか映らないいくつもの砂絵を描くのに、実は1枚1時間くらいかかったりもしています。でも、それを一瞬で消し去っていくんです。長い時間をかけて築き上げていった二人の関係が、一瞬で崩れ去っていく儚さを表現しました。ラップパートの最後に、砂絵をグシャグシャにしてしまうのは、自分の力ではどうすることもできない、でもどうにかしたいという感情の表現です。
ラストシーンで、玄関にあった彼女の靴が消えていってしまう、ああこれでもう本当に終わりなんだなって思う決定的瞬間ですよね。でも、最後はせめて、桜の花びら一枚だけでも、寄り添わせてあげたいと思い、ああした最後にしたんです。」(SILT 船本恵太)
「スタジオではずっと『ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女』を聴いていたのですが、いつしか主人公の男の子にすっかり感情移入しながらサンドアートを描いていました。また、AAAの皆さんの甘く切ない歌声とバラード曲に寄り添えるように描く事を心掛けました。失恋の曲だけれどただ喧嘩して別れるのではなく、心が離れてしまうのだけれど最後まで愛の存在を聴く側が感じられ、悲しいけれど温もりのあるこの曲を、砂の動きや質感で少しでも表現出来ていれば良いなと思います。」(SILT 横田沙夜)
失恋をリアルに描写した楽曲のメッセージを、「儚さ」「切なさ」が心情のサンドアートによって表現されたストーリーだけに「泣ける」映像作品となっている。是非、注目してみてほしい。
AAA失恋バラードMV 儚くも切ないサンドアートが泣ける
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