乃木坂46 生駒里奈がAKB兼任で克服した「苦手なもの」

7月22日にリリースされたニューシングル『太陽ノック』が好セールスを記録中の乃木坂46。

本作では2年ぶりにセンターに返り咲いた生駒里奈に注目が集まっているが、それもそのはず、2年前にセンターを務めていた頃とは輝きが違うのだ。

20150726-20150721-nogizaka46_1507.jpg

可愛らしい王道アイドルソング『太陽ノック』の中心で歌い踊る生駒は『制服のマネキン』などで見せるキリッとしたクールな表情からは一変して、これでもかというほどにキュートな笑顔を振りまいている。「可愛くするのが苦手。だからボーイッシュでいたい」と常々口にしてきた彼女だが、王道のアイドルソングが豊富なAKB48での活動が彼女に大きな変化をもたらした。乃木坂46にはないタイプの楽曲を歌い踊ることは、彼女にとっても大きなチャレンジ。「乃木坂46をさらに一段高いところに、そして自分自身ももっと高いところに行きたい」と懇願していた彼女にとって、AKB48との活動兼任はうってつけの出来事だったのだ。中でもまゆゆ(渡辺麻友)など「ザ・アイドル」を間近で目にしたことで、生駒は乃木坂46では味わえない経験をたくさん手にすることができ、表現の幅をどんどん広げていくことになる。こうしてこの1年間に得た経験が具体的な形として表現されたのが、今回の『太陽ノック』なのだ。

【乃木坂46その他の写真記事はクリック】
☆【乃木坂ファンクリック!】楽曲を買うなら!

そんな生駒は、以前から苦手意識を持っていたことをどんどん克服しつつある。先の可愛らしさもそうだが、「16人のプリンシパル」を通じてトラウマを植え付けられることとなった演技についても、2015年上半期は積極的だった。8月1日から公開される主演映画「コープスパーティー」や、すでに放送中のテレビ東京系ドラマ「初森ベマーズ」での女優経験。さらにはチョイ役ではあったものの、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」にも出演した。もちろんこれは彼女自身が選んだものではなく与えられた仕事なのだが、そんな苦手な演技を彼女は1つひとつ丁寧に演じていった。

今回のシングル『太陽ノック』Type-A付属DVDにも収められている井上小百合とのペアPV『踊るバカ、神様の嫉妬』も、非常に見応えのある仕上がりだ。生駒と井上が同じ男性を好きになる三角関係が描かれているのだが、号泣シーンを含む生駒の演技からは彼女が持つ透明感を思う存分たんのうすることができる。生駒本人に話を聞いた際、自身の演技を「2人の演技と比べたら、自分のは幼すぎる」と評していたが、いやいやそんなことはない。生駒はすでに彼女にしか表現できない演技を会得しているのだから。

アイドル・生駒里奈がひとまわりもふたまわりも大きく成長したことが確認できる、乃木坂46の12thシングル『太陽ノック』。この新作を引っさげて、8月5日からは1年ぶりの全国ツアー「真夏の全国ツアー2015」もスタートする。今度は全国各地のライブ会場で、進化を遂げた生駒の姿を目に焼き付けてほしい。
(文=西廣智一)


乃木坂46 生駒里奈がAKB兼任で克服した「苦手なもの」

0 Response to "乃木坂46 生駒里奈がAKB兼任で克服した「苦手なもの」"

コメントを投稿

Friends list