解放プロジェクトの目的について、プランニングディレクターである笹木氏は「シュートボクシング30周年の先を見据え、シュートボクシングをより多くの人達に解放できるよう、格闘技そのものの在り方を変えていくためのプロジェクト」と説明。
同時に「解放プロジェクト」の第1弾企画として、試合の有効打やダメージ、減点、シュートポイントによる各選手の獲得ポイントをリアルタイムで客席に表示する「リアルタイム採点システム」の導入の決定とアパレルブランド「SHOT」(ショット)の立ち上げを発表した。
11月の大会での本格導入を目指し、8月の記念大会でのトライアル導入が決定したリアルタイム採点システムとは、審判3名がタッチデバイスで試合の評価を随時入力し、そのデータを1つのPCにリアルタイムに集約することで自動的にどちらの選手が優勢なのか、劣勢なのかを観客が分かるよう試合会場の大型スクリーンにリアルタイムに表示する仕組みのことで、本システムの開発を担当するFIG.(フィグ)のプロデューサーである鎌田梓氏は、「格闘技はまだ未開拓の領域。このシステムが格闘技を楽しむ入り口となり、格闘競技の本質的な魅力を伝えたいと思う。」とコメント。
格闘技のルールに慣れていない方にとって“分かりやすさ”を提供し、さらに審判それぞれに託されていた「評価基準」が可視化され、より精度の高い、採点が行えるようにするための画期的なシステムだ。
また、これまでシュートボクシングの存在を知らなかった方にも、魅力を知って頂くキッカケ作りとして8月に本格的な立ち上げが決定したアパレルブランド「SHOT」のロゴ及びプロダクトデザインも正式発表。
「オリジナルブランド「HISUI(翡翠:ヒスイ)」で、東京コレクションデビューを果たし、ブランドのデザインを担当するデザイナーの伊藤弘子氏は今回のブランドについて「格闘技は、気持ちを解放する、勇気づける、動物的な喜びをえる、人と繋がるなど、スポーツのもっている本来の力を実感できるダイナミックな競技。ジェンダー、エイジのボーダーを越えたユニセックスのスパッツをデザインし日々社会と戦う人々を応援したい。」とコメント。“闘う人を応援する“をコンセプトに、今後随時商品の発売をしていく。
本プロジェクトの発足を受け、シュートボクシングの創始者であるシーザー武志会長は、「解放プロジェクトを通じてよりファンとの距離を縮め、シュートボクシングの魅力を世界に向けて発信していきたい。」と意気込みを語った。
日本生まれの格闘技シュートボクシング「解放プロジェクト」始動
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