これまでも、アイドルフェスへの出演や西武園ゆうえんちでの定例公演を行うなど着実に力をつけてきた3B junior。この日から「ライブ・イベント会場」のみでリリースされる両A面ニューシングル『Fragile Stars / 勇気のシルエット』が発売されることも発表され「次のももクロ」へ向け人気が急上昇している。
3B juniorは、過去にはももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、たこやきレインボーのメンバーも活動をしていたグループ。「スターダストプロモーションの他のグループとは一線を画し、新たな魅力を打ち出すアイドルグループ」として誕生した。
いよいよ開演時間の18時を迎え、場内が暗転してオープニング曲の『SunLiVe』が流れ始めると、客席にはグループのイメージカラーであるブルーのサイリウムが一斉に点灯。幕が上がると3B juniorのメンバー26人全員が姿を現し、新曲の『Stardust Fantasia』からライブをスタートさせた。会場には早くも多くの声援やコールが飛び交い熱狂に包まれる。ここから両A面シングルとしてリリースされたばかりの『Fragile Stars』など3曲立て続けに披露すると、メンバーが元気いっぱいに「皆さん、こんばんは!私たち、3B juniorです!」と挨拶。「今日は花の金曜日なのに、そんな貴重な1日を私たちのために使ってくださって本当にありがとうございます!」とメンバーが観客に感謝の気持ちを述べた。
3B juniorにはグループ内に数々のユニットが結成されており、26人全員の自己紹介が終わった後は、グループ内ユニットのステージが次々に繰り広げられる。まずは「はちみつロケット」のステージ。「はちみつロケット」は雨宮かのん、公野舞華、塚本颯来、華山志歩、播磨怜奈、澪風、森青葉の7人で構成されるユニットで「私たちはほぼ3ヶ月連続いろんなところでフリーライブなどをやらせていただいていたので、実は2代目『週末ヒロイン』を狙っているんです!」とメンバーから説明された。彼女たちは、ももいろクローバーのカバー曲『未来へススメ!』や新曲『ギリギリサマー』など3曲を披露した。
続いて登場したのは小学生の3人、市川優月、小島はな、中原咲耶。3人が『冷凍みかん』をパフォーマンスすると、その後、栗本柚希、葉月智子の2名で構成される「リーフシトロン」がステージに登場。「ほんわかしていてマイペースな2人組」のリーフシトロンは『たんぽぽ』『ゆめかなエール』の2曲をしっとりと穏やかな雰囲気の中で歌唱した。
リーフシトロンの後に登場したユニットは、うらん、市川優月、大平ひかる、小田垣陽菜、小島はな、斎藤夏鈴、鈴木萌花によるMajestic7。彼女たちがカバー曲『気分はSuper Girl』を披露すると、続いて白い制服に身を包んだ内山あみ、椎名るか、高井千帆、内藤るな、平瀬美里による5人組がステージに登場。5人が「キングレコード組です!」と元気に挨拶すると、「今、聴いていただいたのは、私たちの新曲『歌いたいのうた』でした!」と説明した。「私たちは今年の夏に、キングレコードからデビューするということで……でも夏休み終わっちゃいますよね。どうなってんだ、宮本!」と、年始に開催されたスターダストプロモーションのイベント「ふじいとヨメの7日間戦争」にて発表されていたメジャーデビューについてキングレコード・EVIL LINE RECORDSのレーベルヘッド、宮本純乃介氏に向けて呼びかけると、宮本氏によるデビューが遅れている理由を説明するVTRが会場に流れ出す。VTRでは諸事情によりデビューが遅れていること、来年の新春にはデビューできるよう準備していることが説明された。また、「歌いたいのうた」の振り付けがももクロの振付師として知られる石川ゆみであることも明かされた。
次に登場したのはももクロの高城れにプロデュースによる愛来、奥澤レイナ、中村優、永山真愛によるユニット「奥澤村」。自己紹介でも高城れにのどこが好きかを語るほど高城愛にあふれるこのユニットは、ももいろクローバーZのカバー曲『労働讃歌』や新曲『スパイス少女』など3曲をパフォーマンスした。
最後にメンバー全員でスターダストプロモーション芸能3部のテーマ曲とも言える『七色のスターダスト』を歌唱しライブ本編が終了した。
その後、アンコールの声に応えて登場した26人は『ツヨクツヨク』『ココ☆ナツ』を力いっぱいパフォーマンスし、客席も熱狂の渦に包まれた。ラストの曲として、この日、両A面シングルとしてリリースされたばかりの『勇気のシルエット』を心を込めて全力で歌唱し、3B juniorは全18曲のライブを終えた。
最後に、メンバー1人ひとり、初の単独ライブを訪れたファンに向けて感謝の気持ちを語っていく。中には、感極まり涙するメンバーも多かった。最後に奥澤レイナが「3B juniorの最年長としてみんなのことを見てきていいところも悪いところもたくさん知っているし、いいところは真似したり、悪いところは注意したりしてみんなで切磋琢磨しながらここまで成長出来たんだなって思ってます」と話し出す。そして8月2日に「TOKYO IDOL FESTIVAL 2015」に出演した際、前日に「選抜メンバーのみの出演」と発表された理由が「チーフマネージャーとの約束を守れなかったこと」によるものだと明かされた。奥澤は「こういうことを皆さんにお伝えすることはおかしいことなんですけど、皆さんがいるからこその3B juniorなので、正直に伝えたいなと思って、私が代表してこの話をさせてもらいました」と説明。さらに「今日のチケットもいろんなところで手売りをさせてもらったんですが、満員にすることが出来なくて正直悔しいところがあって……。743枚のチケットを私たちが売ることが出来て、だけどその空いてしまった分が、今の私たちの実力なのかなっていうことを感じることが出来たので、悔しい思いもあったけど良かったなって思える部分もあって、だけどこのままだったら私たちは前に進めないので私から宣言させてもらいます。来年の8月14日日曜日にまたここに戻って来ます!」と来年の8月14日に浅草公会堂でライブを行うことがサプライズ発表された。メンバーにも知らされていなかったこの発表に、客席からも大きな歓声があがった。「みんな私たちのことを目が離せないぐらい、夢中になるぐらい、全力でやっていきたいと思うのでこれからもついてきてほしいです。私たちは皆さんのことを裏切りません」と奥澤が会場に向けて語ると、集まったファンからも大きな拍手が贈られた。
なお、3B juniorは8月30日(日)に西武園ゆうえんちにて第8回定例公演を開催するので、興味のある人はこの機会にぜひ足を運んでほしい。
「次のももクロへ」3B juniorが初単独ライブで流した涙
0 Response to "「次のももクロへ」3B juniorが初単独ライブで流した涙"
コメントを投稿