宮本笑里は2007年にデビュー・アルバム『smile』でデビュー。これまでに5枚のオリジナル・アルバムと2枚の企画アルバム、1枚のベスト盤をリリースし、2010より2013年まで日本テレビ「NEWS ZERO」 カルチャーキャスターを務めるなど、演奏活動以外でも活躍の場を広げてきた。
今回のニュー・アルバム『birth』は、2012年結婚、2014年5月に一児の母となってからは初めてのアルバム・リリースとなり、オリジナル・アルバムとしては2012年3月発売の『renaissance』以来実に3年半ぶりの作品となる。母になり音楽表現も以前にまして深まりを見せ、磨き抜いた真剣のような技巧も健在。実はパブリック・イメージと相反したアグレッシブな演奏も持ち味としている宮本笑里の、音楽の深まりを打ちだすアルバムになっている。アルバムタイトル『birth』(バース)は、宮本笑里の活動の第2期、いわば活動の「第2楽章」が始まり、また第一子誕生後初めての作品となる瑞々しい世界観を表現している。
宮本笑里はレスリー・キー氏による撮影を振り返りこう語っている。「レスリーさんは、スタジオに入られてから最後まで、ノンストップで皆さんと常に楽しそうにお話しされていたのが、とても印象的でした。常にパワフルで、熱い想いを持っているレスリーさんから放たれるオーラ、世界観、強い瞳に引き込まれました。大切なアルバムジャケットの撮影を、今回レスリーさんとご一緒させていただけたこと、本当に幸せでした」。今回のジャケット写真に関しては、「アルバムタイトル『birth』のイメージぴったりのジャケット写真が撮れました。『いま』の私をそのまま表現することが出来たと思います」と述べている。
収録曲も注目だ。宮本笑里が長年レコーディングの構想を描いてきた『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』『リベルタンゴ』『星に願いを』『ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ』や本人作曲のタイトル・チューン『birth』、また超絶技巧が要求されるクラシックの難曲『パッサカリア(ヘンデル=ハルヴァルセン)』『レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース(クライスラー)』『ひばり(ディニーク)』など「新生」宮本笑里の音楽表現に期待が集まる。父 宮本文昭共々弾き続けてきた『風笛』は今回スペシャル・ヴァージョンとしてレコーディングしている。
今回のニュー・アルバムに関して宮本笑里は「娘が産まれて、ものの考え方、感じ方、様々な事が変化している最中ですが、新しい宮本笑里の音色、新たな一歩を、聴いてくださる皆様へ感謝の気持ちを込めて演奏しました。いまの等身大の私の音が表現できたと思います」と語っている。
アルバムリリース後の10月にはレコ発ツアー「宮本笑里 リサイタルツアー2015 “birth”」が行われることになっており、ライブにおける宮本笑里の充実の表現からも目が離せない。
ヴァイオリニスト 宮本笑里が美しすぎると話題に
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