三代目JSB、浜崎あゆみ、ABCら熱演!a-nation大阪ラスト

前日以上の晴天に恵まれたa-nation stadium fes./大阪・ヤンマースタジアム長居公演の2日目、トップバッターとして登場したのは、今年デビュー5周年を迎えたナオト・インティライミ。6月に初のベストアルバム『THE BEST!』をリリースしたナオトは、『いつかきっと』から始まるメドレーに初挑戦。『君に逢いたかった』『タカラモノ』などシングル曲をつなぎ、ポジティブなパワーでスタジアムを包み込んだ。

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「この12月23日、京セラドームでライブをやらせていただきます! その予行演習というか、みんなでお祭り騒ぎしたいと思います!」というMCのあとはラテン・ビートをたっぷり取り入れた『The World is ours!』。ラストの『カーニバる?』では“ランニングマン”のステップを披露、カラーボールを客席に蹴り込むなど、初出演となるa-nationのステージを派手に飾った。

続くCrystal Kayは代表曲『恋におちたら』からスタート。R&B、ソウルミュージックのテイストをナチュラルに感じさせるボーカルが広がり、オーディエンスの心を一瞬で惹き付ける。高音を活かしたエンディングのフェイクも素敵!

「ガンガン踊る曲なので、みなさんいっしょに踊ってくれるかな!?」という掛け声とともにa-nationにて初披露されたのは、9/16リリースの安室奈美恵とのコラボシングル『REVOLUTION』(Crystal Kay feat.安室奈美恵)。強烈なグルーヴを描き出すトラック、強い意志をたたえたボーカルがひとつになったこの曲は、ライブでの盛り上がりも最高。彼女自身にとっても大きなターニングポイントなりそうだ。

ラストは6月にリリースされたバラードナンバー『君がいたから』。強い陽射しを浴びながら放たれたソウルフルな歌声は、すべての観客の胸にしっかり届いたはずだ。

SHOOTING ACTのDream5が『ようかい体操第一』を愛らしくパフォーマンスした後は、昨年の「a-nation‘14」でも圧倒的なのアクトを見せつけたAcid Black Cherry(以下ABC)。まずは代表曲『イエス』で耽美的にしてドラマティックなボーカルの魅力を響かせるyasu。続く『罪と罰~神様のアリバイ~』では攻撃的なロックサウンドが響き渡り、“TEAM ABC”と呼ばれるファンが拳を突き上げて盛り上がる。ラウドロック直系の重厚なバンドサウンドもすごい迫力だ。

「a-nation、何度か出させてもらってますけど、こんな真黒な衣装で出てくるの、僕らくらいですよね。それも含めてビジュアル系です!」(yasu)というMCを挟み、歌謡ジャズテイストの『黒猫~Adult Black Cat~』。さらにラウド&セクシーな『SPELL MAGIC』ではファンが激しくヘッドバンキングするなど、独自の世界観でスタジアムを染め上げる。今年、名古屋、幕張、大阪でフリーライブを開催し合計10万人を動員したABCのパワーはやはり凄い!

メインステージのリフトで登場したSHINeeのオープニングナンバーは、ヒットチューン『View』。洗練されたEDMサウンド、ドラマティックなメロディライン、シックなテイストのダンスがひとつになったステージからは、完全にトップアーティストとなった現在のSHINeeの充実ぶりが伝わってきた。

「一昨年に続いて2年ぶりのa-naitonですけど、アーティストのみなさんと共演させてもらって、やっぱり夏フェスは楽しいですね!」(キー)と挨拶した後も、幅広い音楽性が感じられるシーンが続く。メンバーが広いステージを移動し、ひとつひとつのフレーズを手渡すように歌ったバラード『Fire』、カラフルな箱を使った演出も楽しいポップチューン『LUCKY STAR』、そして高揚感に溢れたビートと高度なフォーメーション・ダンスが堪能できる『Everybody』。多彩な表情を持ったステージングは、初めて彼らを見た観客もしっかり魅了したようだ。

続いては、今年アルバム『湘南乃風~COME AGAIN~』をリリースした湘南乃風。タオルをブン回しながらステージに現れたメンバーは『炎天夏』『覇王樹』などで力強い一体感を生み出す。さらに『立ち上がれ 上がれ 恐れず前へ』というフレーズが心に響く『黄金魂』も。メンバーの真っ直ぐな感情を込められた歌が響き渡り、大きなスタジアムがひとつになっていく。

「全員で音のうえでひとつになれると、俺たちは信じてる! いっしょに歌おう、イケる?」という若旦那の言葉に導かれたのは、代表曲のひとつ『純恋歌』。純粋な恋心を描いた歌にジンワリ感動していると、「いいんじゃないですか、立ち上がっても!」(HUN-KUN)という煽りともに『睡蓮花』へ。ほとんどの観客がタオルを回し、5万5000人が「濡れたまんまでイッちゃって!」と声を合わせる光景はまさに圧巻。デビュー10周年を超えた湘南乃風、ますます熱い!

2組目のSHOOTING ACT、Da-iCEがEDMポップに乗せてキレのあるダンス/ボーカルを見せつけた後は、2日連続の出演となる浜崎あゆみ。登場と同時に「行くぞ!大阪!」と叫んだ彼女は、この日もシアトリカルなエンターテインメントを体現し、5万5000人のオーディエンスを魅了していく。また、前日とは違うサプライズもたっぷり。まずは小室哲哉、浦田直也(AAA)が登場し、『DEPARTURES』(globe)のカバーを披露。ゴージャズなコラボレーションが目の前で実現し、観客も驚きと狂喜の声を上げる。小室が繊細なフレーズを奏で、サビのフレーズを浜崎と浦田が向かい合って歌うシーンは、2015年のa-naitonのハイライトのひとつだろう。

『Step by step』からはじまるメドレーでは、キュートな浴衣姿で登場し、夏祭りムードがアップ! さらに小室、浦田が再びステージに上がり『WOW WAR TONIGHT』(H Jungle with t)をカバー。ラストの『July 1st』では彼女のポジティブなパワーが伝わり、観客がさらに笑顔になっていく。極上のエンターテインメントと呼ぶにふさわしい、華やかで壮大なステージだった。

a-nation stadium fes.大阪公演、2日目のヘッドライナーは三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE。ステージ前方に火花が上がるなか「STORM RIDERS feat.SLASH」がパフォーマンスされると、歌が聴こえづらくなるほどの大歓声が巻き起こる。電飾スーツを着たダンサーを従えた「O.R.I.O.N」、スタンドマイクを使ったダンスが印象的な「Eeny、meeny miny,moe!」など趣向を凝らした演出も素晴らしい。

「未熟なグループにも関わらず、トリをつとめさせていただき、光栄です。5万人の方々と心を通わせて、最高の思い出を作りたいと思います!」(今市隆二)という挨拶のあとは、抒情的な夏のバラード『花火』。繊細なメロディの余韻に浸っていると、サイレン音が鳴り響き、PKCZ(MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMA)が登場。強烈なダンスビートとともに、Crystal Kay、登坂広臣、ELLYなどがパフォーマンスを繰り広げ、スタジアム全体が巨大なダンスフロアへと変貌していく。さらに三代目のメンバーがフロート2台に乗り込んで場内を回ると、観客の熱狂はピークに達した。

本編ラストは、メンバーが自由に動き、オーディエンとコミュニケーションを取った『(YOU SHINE)THE WORLD』『君の瞳に恋してる―Can’t Take My Eyes Off You―』。そしてアンコールでもサプライズが実現。新曲『Unfair World』(映画「アンフェア the end」主題歌)で、映画に主演した篠原涼子がスペシャルゲストとして登場! シリーズラストとなる映画の紹介をしつつ、「この曲を聴いたときジーンときて、涙が出ました」(篠原)という楽曲が初披露された。

エンディングは「夏の思い出にいっしょに歌って踊ってくれますか!?」(登坂)というMCに導かれた『R.Y.U.S.E.I』。この曲のシンボルともいえるメンバー全員でのランニングマンでスタジアムの熱狂度はさらにアップ。すさまじい興奮とともにa-nation stadium fes.大阪公演は幕を閉じた。

そして、いよいよ今週末8月29日、30日は東京・味の素スタジアムでの東京公演の開催が控えており、当日券も会場にて発売される。SUPER JUNIOR、浜崎あゆみ、ゴールデンボンバー、E-girlsら豪華出演者が会場を興奮させるだろう。


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