EXOファン、イベント乱入騒動の真相は…“ファンの悔しい思い”



22日、人気アイドルグループEXOのメンバーディオ(本名:ド・ギョンス)が出演する映画「カート」のマスコミ試写会および記者懇談会がロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で行われた。この日、映画と同じぐらい話題になったのはいわゆる“EXOファン乱入騒動”だった。しかし、興味深い事実は、実はこの日“EXOファンの乱入はなかった”ということだ。この意味を明らかにするために、この日の騒動を振り返ってみよう。

騒動は「カート」の上映が終わった後、記者懇談会を準備している過程で起こった。普通、メディアを対象とする試写会では、前の席は写真記者に割り当てられる。刹那の瞬間をカメラで捉えなければならない写真記者にとって、良い席の確保は非常に重要だ。前の席でも中央か右側か左側かによって良い写真を撮るチャンスが変わってくるため、写真記者は席の確保に神経を使っている。しかし、この日は写真撮影に最適な席を、見知らぬ人々が独占していた。


当時の現場について、最も近くで目撃した写真記者は「普通メディアが違っても、写真記者同士はある程度顔を知っている。だが、この日は初めて見る顔があまりにも多く、中央席を独占していた。だから、写真記者協会の先輩がどのメディアなのかと尋ねたら、初めて聞く会社名だった。何かがおかしいと思った」と話した。



結局、現場にいたイベント担当者が何度も「メディアの記者ではない方々は席を空けてください」と要求する騒動に発展し、記者懇談会が15分ほど遅れる事態となった。その過程で席を独占していた彼らは、EXOのディオを見るために記者のふりをして乱入した非常識なEXOのファンであると思われていた。

騒動が発生した後、EXOファンがマスコミ試写会に乱入したという内容の記事が次々に報じられた。それでは、彼らは本当にディオを見るために身分を偽って乱入した悪質なファンだったのだろうか。結論から言えば、彼らはEXOのファンではなかった。


広報会社に確認した結果、彼らは営利目的の写真販売を専門とする、映画とは無関係な韓流メディアであることが確認された。彼らが本当に記者なのかどうかという真実ゲームは後にして、純粋に映画を公開する現場に異なる目的を持った彼らが席を独占して取材を妨害したことは論議すべき部分だ。問題はこの過程で、罪のないEXOのファンだけが“パスニ(芸能人に夢中な女性)”扱いされる結果を生んでしまったという点だ。


「カート」の広報を担当したシン・ユギョン代表は「今回『カート』のプロモーションでEXOのファンに会う機会が多かったが、彼女たちにも彼女たちなりのガイドラインがあった。間違った行動が生み出す被害がそのまま自分たちが好きな“オッパ(兄の意。女性が親しい年上の男性やスターを呼ぶ呼称)”に行くことを、彼女たちは非常によく知っている。この日、マスコミ試写会の際にもEXOのファンクラブが来て、『私たちのオッパをよろしくお願いします』と言って、落ち着いた様子で記者たちに食べ物を配っていた。映画館に入ることはできないと話すと、食べ物だけ配って静かに外で映画が終わるまで待っていたファンたちだ。そのようなファンが今回の騒動によって悪質なファンだと誤解され、残念な気持ちだ」と伝えた。




元記事配信日時 : 2014年10月23日10時17分 記者 : チョン・シウ、写真 : ピョン・ジウン、翻訳 : ナ・ウンジョン




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