Vol.1 ― 放送終了「恋愛の発見」チョン・ユミとの恋愛が終わった

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

写真=KBS 2TV「恋愛の発見」スクリーンショット


ドラマ「恋愛の発見」との恋愛が終わった。恋愛の後に残ったのは少し苦々しい懐かしさと気持ちのいい余韻。

最後まで共感を呼んだ。7日に韓国で放送されたKBS 2TV月火ドラマ「恋愛の発見」最終回が描いたのは別れの後だった。1年が過ぎたにもかかわらず、3人の男女は別れの後遺症に苦しんでいた。酔っ払ってテハ(神話 エリック)に電話をかけるヨルム(チョン・ユミ)と果てしなくヨルムを恋しがりながらも二人を傷つけたい気持ちがまだ残っていると自嘲するハジン(ソンジュン)、そしてさっぱりしたと自己催眠をかけるテハまで。彼らはみんな待ちながら時間を過ごしていて、これを通じて矢印は明らかになった。


またヨルムとテハが再び恋人関係になるまでの過程も切ないというよりは水が流れるように自然だった。ビジネスパートナーとして再会し、なんだかんだと言いながらロマンスを続けることになったのだ。クライマックスは過ぎたものの、彼らの恋愛は相変わらず現在進行形で気持ちよく、またリアルなハッピーエンドだった。


これまで恋愛指針書を標榜したドラマは多かった。しかし大げさでうわべだけの恋愛を掲げるだけで、従来のシンデレラストーリーから脱することはできなかった。一方、「恋愛の発見」はリアリティに基づいて共感を引き出すことに主力した。30代の成功した男女のロマンスを描いているが、これはつなぎ装置の一つだった。アリム(ユン・ジニ)とハジンの再会、3人の葛藤を引き立たせる要素として活用されただけだった。つまり、このドラマは細かいエピソードではなく、繊細な感情線を描くことに力を注いだ。


これにはヒロインであるヨルム(チョン・ユミ)のキャラクターが大きな役割を果たした。ドラマの主人公として三角関係を主導したが、ヨルムは恋愛ドラマに定型化された女性ではなかった。「恋愛の発見」、この善と悪の区分がないドラマでも三角関係の深化と共にヨルムに対する非難が殺到したほどだから。野心を抱く悪女とはまた違う、感情によって二人の男性を振り回す悪い女だけれども共感できる新しい類型のキャラクターがヨルムだ。ヨルムのこのキャラクター的な魅力はテハとハジンの二人の男に物語を与え、全体的な三角ロマンスを率いる力になった。


結局このドラマが描いたのは恋愛の始まりと終わり、そしてまた違う始まりだった。刺激的な内容が多いお茶の間で「恋愛の発見」がただロマンスだけで立地を確保したことには、いわゆる“恋愛の起承転結”も功を奏した。恋愛中に再会した昔の恋人と逆転した権力構図、さらに底を打った三角関係まで、その流れと変化がはっきりと現れた。結末も“幸せに暮らしました”という童話とはかけ離れていた。結局リアルで始まり、リアルで終わった。


放送される間、ずっと「恋愛の発見」は一桁台の視聴率を記録した。同時間帯の最下位という汚名がついていたが、記録だけでけなせないのが新しい恋愛指針書を作り出したこのドラマの価値だ。さらに一度の演技力議論もなく、チョン・ユミの地位固めとエリックの再発見、ソンジュンの新しい跳躍という成果を出しながら気持ちよく幕を下ろした。





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