そんな彼女が、20歳の誕生日を迎える19日深夜から20日未明にかけ、川崎クラブチッタにて6thワンマン生誕ライヴを開催した。
会場の準備の都合で1部の開演時刻である19日23時45分を過ぎても開場されず、23時55分に開場。日付の変わる20秒前から駆けつけた多くのファンが自然発生的にカウントダウンを行い、柊木りおの成人の瞬間を盛大に祝った。
20日0時1分に第1部がスタート。
20歳になった1曲目は自身の自己紹介的ソングの『りおりおり→の唄』。成人式を意識した黄色い花柄の振袖と白いドレスという和洋折衷した衣装とファンの黄色いサイリウムの海に包まれた柊木は1曲を全力で歌いきった。
「本当はカウントダウンみんなでやる予定だったんですけれど(できなくて、その瞬間)みんながカウントダウンをしてくれてて…泣く予定じゃなかったんだけれども、その時点でね…」と感動し、涙ながらに感謝する柊木。
「中学生の頃は美術部で漫画の画ばかり描いて、ニコニコ動画を見たり、薄い本(同人誌)を買ったりとヲタクまっさかりでした。高校生の頃はそこから少し脱皮して高校デビュー(笑)昔から歌う事は好きでバイトしながらもやっぱり唄を歌いたいと思って調べたら秋葉原に歌って踊ってアイドルを育てるというお店をみつけて、みんなに育ててもらって、今この場にいます。感謝で一杯です!」と述べた。
20歳を迎えたけれど、心は19歳なんで改めてカウントダウンしませんかと仕切り直しのカウントダウン。ゼロの瞬間には銀テープに会場も包まれた。
バンドメンバーがHAPPY BIRTHDAY TO YOUを演奏した後、花束とファンが作成した生誕アルバム、そして大好きなリラックマがりおT(黄色の柊木りお特製Tシャツ)を着て上に座り、日本やフランスを始めとする国旗をあしらったケーキがファンから柊木に贈呈された。
「ここに書いてある国旗。いつか全部の国でライヴしに行きます!」という柊木はこの後『Future×Exceed』まで6曲を披露し、温かい雰囲気に包まれながら1部が終了した。
午前2時30分からスタートした第2部は真っ赤なドレスにティアラを付けた“大人”の衣装。326曲の中から選ばれたという新曲『鮮血the END』や『マジカルスノー』をいち早く披露するなどまさに20代の新しい柊木りおの幕開けを印象付けた。3曲を披露した後にはファンからサプライズでドン・ペリニヨン・ロゼのプレゼント。
初めてのお酒を飲んだ柊木は「発酵した匂いがします。大人の味ですね!」と感想。二十歳の記念となった。
恒例のどこから来たの?とファンに尋ねるコーナーでは北海道から沖縄はもちろん、フランスや台湾からも駆けつけたファンも。日本だけではなく海外でもライヴを行っている柊木の活動の広さが改めて浮き彫りとなった。
また本編最後のMCでは「これから披露する『つくりわらいの影法師』と『キマグレI love you』、(4曲目に披露した)『視線の中だけI love U』を再レコーディングして4月に発売が決定しました!」と来年の活動も発表。
2013年1月に1000枚限定でこの3曲が収録された1stシングル。定価1500円であるが、現在AMAZONでは36000円の値段がつけられており、一時8万円ぐらいになったと本人も述べているなど入手非常に困難な1枚となっている。
そんな状況でみんなが欲しいと思ってくれたからリメイクしてリリースができますと喜びと感謝を述べた。2部もパワフルなライヴが続き、タオルを振り回す『青色FLAVOR』などライヴの定番曲と共に本編10曲、アンコールは約1万枚のセールスでオリコンデイリーチャート3位を記録した『輪廻の恋』を含む3曲の計13曲を披露。
特に最後、柊木がソロで初めて作詞をした『DRAWING☆』の曲中ではイメージカラーでこれまで振られてきた黄色いサイリウムが一変してピンクのサイリウムとなり、生誕ライヴならではのファンからのサプライズが絶える事のない「生きてきた中で一番楽しい時間」は最高の景色で幕を閉じた。
1曲1曲を丁寧に常に全力と笑顔で歌っていた柊木。本当に「ありがとう」と何度も何度も涙ながらに感謝をしつつ、
「いつか東京ドームでライヴします」という決意と共に、柊木りおの20代がスタートした。
なお、12月30日にZepp東京で行われるホリプロ主催のご当地アイドル
No.1決定戦U.M.U AWARD 2014では決勝進出している彼女。事前申し込みは必要であるが入場無料なので是非足を運んで応援して欲しい。
TEXT: livemaster
「毎日会えるアイドル」柊木りお 20歳生誕ライブで「世界」意識
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