「ドラゴンボール改」の主題歌『Dragon Soul』、「ドラゴンボール改 魔人ブウ編」のオープニングテーマ『Kuu-Zen-Zetsu-Go』、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の主題歌『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、「ビーストサーガ」のオープニングテーマ『ビーストサーガ』、ニンテンドーDSゲーム「ドラクレイド2」の主題歌『Change your BEAT!』、「海賊戦隊ゴーカイジャー」のテーマ曲『豪快全開ダッシュ!!』、「仮面ライダー555」より、仮面ライダーカイザのイメージソング『existence ~KAIXA~ nized dice』…。
列挙し始めたら、それだけでかなりの文字数を割いてしまう。それくらい、数多くのタイアップナンバーを集めたのが、1月15日に発売となるアニソン/特撮ソングシンガー谷本貴義のアルバム『THE BEST ELEMENTS』だ。今年は、デビューから13年目に当たる年。13年目にして初のアルバムという事実に、まずは驚かされた。この作品をリリースするにあたり、彼は、こんな言葉を寄せてくれた。
「普通だったら、シングルを何枚か発売し、その流れを持ってアルバム制作となるじゃないですか。数年に1枚はみなさんアルバムを出してますよね。ただ、僕に関して言うなら、いろんなメーカーさんにお世話になっては、さまざまな作品を通して楽曲を発表していたこともあって、なかなか一つのところに腰を据えてという形ではなかったし、今でもいろんなメーカーさんと一緒に制作しては、楽曲を形にし続けています。
今回のリリース先である日本コロムビアさんは、いろんなメーカーさんとの繋がりがある中でも、とくに深く関わらせていただいており、最近では「ドラゴンボール改」や「ビーストサーガ」で。特撮関係でも「獣拳戦隊ゲキレンジャー」はもちろん、その後もProject.Rとして毎年のように特撮作品には関わっています。
今年も「烈車戦隊トッキュウジャー」のエンディングテーマである『ビュンビュン! トッキュウジャー』を歌わせていただきました。そういった流れもあり、「そろそろアルバムという形を取りながら、谷本貴義としての歩みを1枚にまとめあげるのも良いのではないか??」という話になりまして。
もちろん、これまで日本コロムビアさんからリリースしてきた楽曲たちのみでも十分アルバム何枚か作れる楽曲はあるんですけど、初めてのアルバムということもあって、「谷本貴義のいろんな面を魅せてゆく1枚にしよう」という話になり。そこから、他のレーベルさんから出していた楽曲もお借りすれば、僕のオリジナル楽曲も入れたかったことから、新録オリジナルも3曲入れた、この『THE BEST ELEMENTS』を作りあげたわけなんです」(谷本貴義)
こには、たくさんの人たちが耳馴染んだ楽曲も多く収録しているが、中には、谷本貴義自身や作品ファンでなければ耳にしていなかったレアな楽曲も幾つか収録になっている。OVA「好きです鈴木くん!!」公式ファンブックエンディング曲として発表した『Heart』、「仮面ライダー555」より、仮面ライダーカイザのイメージソング『existence ~KAIXA~ nized dice』などが、そう。
また、「烈車戦隊トッキュウジャー」のエンディングコーナー・テーマ曲であり、Project.R(YOFFY、谷本貴義、鎌田章吾)名義で歌っている『ビュンビュン! トッキュウジャー』の、アコースティック・スタイルによる谷本貴義バージョンも、気になる楽曲だ。
「『Heart』は、小学館さんから出ている「好きです鈴木くん!!」のファンブックの中に収録してあったOVA「好きです鈴木くん!!」の公式ファンブックエンディング曲として収録したように、これまで、このDVDの中だけでしか聞けなかった楽曲の初CD音源化作になりました。「仮面ライダー555」の人気キャラクターだった仮面ライダーカイザのイメージソングとして作った『existence ~KAIXA~ nized dice』も、ソングブックと「仮面ライダー555」シリーズ最後に発売になったコンピレーション盤のみに収録していたように、本当に作品が好きな方でないと知らないレアな楽曲です。
僕はゲーム関係の楽曲も、じつはアニソンや特撮ソング以上に数多く書いてまして。その中から今回は代表として、ニンテンドーDSゲーム「ドラグレイド」関連の楽曲たちを収録したりと、けっこう意外性を持った視点から選んだ曲たちも多いんです。
さらに、「烈車戦隊トッキュウジャー」のエンディングで流れていた、谷本貴義/YOFFY/鎌田章吾の3人で歌っていた『ビュンビュン! トッキュウジャー』をアコースティックな形にアレンジし、ソロ・バージョンとして収録することを決めました。しかも演奏スタイルも、「あえてシンプルに、ハートフルに歌を届けたい」との想いから、ジャンベ/ピアノ/アコースティックギターのみの編成で挑戦。爽やかさと元気さを併せ持った形に仕上げました」(谷本貴義)
他にも、3曲のオリジナルソングを加え、等身大の谷本貴義らしさも提示してきた。1stアルバム『THE BEST ELEMENTS』の発売後には、この作品を手に、谷本貴義は東名阪を舞台にしたワンマン・ツアー「In unison」も行う。
日程は、1月24日(土)名古屋栄ムジカ/1月25日(土)大阪心斎橋Hillsパン工場/1月31日(土)新宿Ruido K4。メンバーも、KENJI(G:ex-CLOSE)/NATCHIN(B:SIAM SHADE/21g)/aki(Dr:LC5)と、ビジュアル系バンドのメンバーらであり、近年の谷本貴義のライブではお馴染みの仲間たち。
今回は、ベスト盤『THE BEST ELEMENTS』を手にしてのライブということから、アルバムに収録した17曲はすべて演奏。他にも、幾つか楽曲を披露するように、20曲以上は味わえる内容の濃い、まさに"BEST OF 谷本貴義"なライブを楽しめそうだ。
TEXT:長澤智典
谷本貴義の東名阪ライブツアーがついにスタート
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