「アニタメ・ニュース」のコーナーでは、出演者にまつわる情報を紹介。鎌田美沙紀が、1月31日-2月1日にアミューあつぎ 屋内広場solaで開催になる「アミューあつぎ ウィンターフェスティバル」に出演。
川村万梨阿の書き綴ったエッセイ集「川村万梨阿と椋本夏夜の淑女的日常」が1月17日に発売。
他にも川村万梨阿が、1月24日-25日に紀伊国屋サザンシアターで開催になる「世界名作劇場シリーズ40周年記念『ロミオの青い空』」全話上映イベントを紹介してくれた。
辰己出版の出版物を紹介する「今月のおすすめの1冊」のコーナーでは、宮路一昭が、アニメ情報を掲載したフリーペーパー「JAPANIMATE」を。川村万梨阿は、「日本懐かし自販機大全」をピックアップ。中では、うどんやラーメンなどの懐かしい自動販売機を数多く紹介している。
昭和生まれの方には、たまらない懐かし本です。加えて、サッカー好きな川村万梨阿らしく、「ブンデスリーガ 11人の日本人」の本を。鎌田美沙紀は、twitterで人気のキャラクター"しりもと"を単行本化した「しりもと」本を紹介してくれた。
通算10回目となった1月14日(水)の放送。ゲストには、出演3回目となる音楽プロデューサーの藤田純二が登場。
藤田は、ファンの人たちの要望を形にし続けてきた方。「ファンたちの熱意を受け止めた結果」と本人は言っていたが、過去(キングレコード時代)に伊福部昭の作品などをまとめあげ音源化できたのも、藤田がいたからこそ。
今回はユーメックス時代の話。「不思議の海のナディア」「戦え!!イクサー1」「バブルガムクライシス」などを藤田は手掛けてきた。「バブルガムクライシス」は、必殺仕事人のようなことをやりたくて熱意注いだ作品。
藤田は、テレビアニメとは異なる形での映像制作を行いたい夢を持っており、その想いを形にした最初の作品がOVAシリーズ「バブルガムクライシス」だったそう。制約の多いテレビアニメの枠を超えた表現を、あの頃の藤田はOVAシリーズへ注入していたようだ。当時、ユーメックスでは、テレビアニメ「きまぐれオレンジロード」なども手がけていた。同番組に出演していた声優たちと川村万梨阿は仲良しどうし。よく一緒に旅行にも行ってたそうだ。
当時のユーメックスは、佐々木望や草尾毅、井上和彦、林原めぐみなど数多くの声優たちのCDも製作。声優CDシリーズの先駆け的なレーベルとしても注目を集めていた。
当時は、アニメ作品の楽曲レコーディングや声優のジャケット写真の撮影のため海外にまで足を運んでいた。そんな恵まれた時代もあったんようだ。
「不思議の海のナディア」話では、「初めて庵野秀明や樋口真嗣と仕事をした作品。音楽が鷺巣詩郎。このときの繋がりが「新世紀エヴァンゲリオン」に繋がったんじゃないか??」「庵野さんは昔の特撮作品の音楽が好きで、その想いを鷺巣さんに熱く想いを伝えていた」「鷺巣さんは庵野さんの意見を参考にしつつ、自分の音楽を貫き表現していた」と、当時を回想するように語ってくれた。
鷺巣詩郎は、大のプログレッシブロック好き。当時のアニメ音楽を制作する方には、プログレ好きが多かったみたいだ。
「藤田純二さんがアニソンを歌うアーティストの作品を制作するときに心がけていたことは?」の、ユーザーからの質問に対し、藤田は「アニメファンに支持をされる音楽と、本人の持ち味とのさじ加減をどうするか」。その理由を、MIO(現:MIQ)の作品制作を手掛けたことを参考に語ってくれた。
藤田純二は現在「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の音楽制作にも携わっているそう。藤田いわく「2月下旬より第1話のイベント上映が始まるそうです。これは、本編の何年か前の出来事を描いた作品」と説明。こちらの上映も楽しみだ。
ここで時間が…。藤田の話はまだまだ終わらず。またもゲスト参加してくれることが決定。次回の登場は何時になるのか??。そのときにはGONZO時代の話をお届けしてくれそうだ。こちらもお楽しみに。この日の放送は、チャンネル内に設置されたアーカイブ放送で楽しんではいかがだろうか??
次回の放送は、2月11日(水)21時からの放送。タイムシフト機能での予約もOK。「生放送履歴」では、tatsumi01チャンネル内で放送された過去の番組をストック中なので、ぜひご覧になってほしい。
~アフターインタヴュー~
――今回もトークが盛り上がりすぎて、またも追加出演が決まりました。
川村
キングレコード時代から始まり、ようやくユーメックス時代にまで来ましたけど。まだまだユーメックス時代の話はありますからね。
宮路
その後にGONZO時代の話もあるからね。「ストライクウィッチーズ」の1本目は藤田さんがGONZO時代に担当してて、私が音楽プロデュースしている声優の大橋歩夕もそこでお世話になったんです。
――今回は庵野秀明さんの話が登場していました。もちろん今回も、富野由悠季監督の話も出てきましたからね。
宮路
だって藤田さんは、「起動戦士ガンダム」のサントラ盤を作った人だから。
藤田
サンライズと初めて仕事をしたのは「ザンボット3」でしたからね。そこからズーッと今だにお付き合いが続いてるわけですから、サンライズさんとの繋がりは深いですね。
宮路
今回は「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の話まで出てきましたからね。それも嬉しかったんです。
藤田
ガンダム35周年記念として昨年発表して、ようやく今年1作目が出るっていう。
川村
名前を聞くと、どれもこれも有名な作品ばかりですよね。
藤田
今回はアニメに限って話しましたけど。特撮にまで話題を伸ばしてしまうと、けっこうなボリュームになってしまうのでね。
川村
伊福部(昭)さんのお話を始めちゃったらね。
藤田
延々としゃべりますからね(笑)。
川村
こういうお話を聞けるチャンスはそうそうないように、またいっぱい聴きたいなと思っているので、まだまだ今年も来てください。
藤田
呼んでいただければ(笑)。
鎌田
実際に作品へ関わってきた方から出るお話には、気持ちがワーッとなっちゃうくらい聞いてて心震えるんですよね。今でも一世を風靡していらっしゃる方の口から出る言葉には重さがあります!!
――最後に、今年の「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」の豊富もお願いします。
宮路
今年はいろんなことを企画していこうと思っていますので。これからも素晴らしいゲストの方といろんな話をしていければ。今日は温故知新の"新"の部分で「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の話も聞けたように、温故の話だけではなく新しい話もいろいろ聞いていけたらなと思っております。(TEXT:長澤智典)
「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」音楽P藤田純二登場
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