西暦2042年、東京湾岸部に広がるスラム"無国籍街"を舞台に、ある事件をきっかけに一線を退いた学者と、自由を求め民衆運動を起こした少年少女たち。互いの出会いが、封印していた禍々しい記憶(プロジェクト)を呼び起こした…。
来年のアニメ展開へ向け、「舞台×音楽×VJ(視覚)」というスタイルのもと『PROGRAMMED』のサイドストーリーを展開中。2月28日に行われた「第一弾」は満員の大盛況で幕を閉じた。同時に、その回で投げかけた謎が、今後へどう繋がってゆくのか?興味や期待も抱かせてくれた。4月19日には、同作品の企画・脚本を手がける佐々木圭嗣(WAVES Production代表、講談社主催 第28回MANGA OPEN優秀賞受賞)の手による小説も電子書籍として先に出版化された。
その「第二弾」となるクロスメディアLIVE「Be A Good Man」が、7月5日(日)に渋谷PLUGで1日2公演開催になることが決定した。
舞台劇は、高橋拓也,小林将大,櫻井慎二朗,伊谷亜子,一花さくらの5名の声優/役者陣を中心に展開。物語に彩りを加えるライブパートを、エレクトロ/HIP HOPを軸に据えたユニットGenius P.J'sが担当。彼らはポエトリーを得意としているように、役者陣とは違ったアプローチで、どのようにストーリーを伝えてゆくのかも楽しみだ。舞台劇へ視覚的な刺激や物語、謎を投影してゆくVJの存在も、クロスメディアLIVE「Be A Good Man」を語るうえで欠かせない存在。「舞台×音楽×VJ(視覚)」の3つが重なり合い、触れた人たちをどんな異空間へ連れてゆくのかとても興味深い。
この作品では、音楽が重要な役割を担っている。中でも、クロダセイイチの作りあげるダウナーなエレクトロ音に凛々しい言葉を語るようにぶつけてゆくchamoisのポエトリー/ラップとが絡み合うGenius P.J'sの楽曲の数々と、視覚的な刺激を与えてゆくkomadoの先鋭的な映像は、役者陣の作りあげる物語へ、より想像膨らませるミステリアスな要素をまぶしてくれるに違いない。
『PROGRAMMED』は、今後も、"オーディオドラマ・小説・ライブイベント"とクロスメディア展開を通し、物語は紡がれてゆく。先の展開も楽しみにしつつ、まずはクロスメディアLIVE「Be A Good Man」に触れ、体感する物語を実感していただきたい。
TEXT:長澤智典
「舞台×音楽×VJ(視覚)」を通し、近未来の物語を体感!!
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