「アニタメ温故知新」3Dアニメ制作裏話から大人のロマン“パンツ”話へ

アニメ『キャプテン翼 J』や『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』ゲーム『桃太郎電鉄&伝説シリーズ』や『人生ゲーム』ドラマCD『対決シリーズ』など数々の作品の音楽を手がけてきたギタリストで音楽プロデューサーの宮路一昭。「聖戦士ダンバイン」チャム・ファウ役を演じ、デビュー。「重戦機エルガイム」のリリス・ファウ役、「トップをねらえ!」のユング・フロイト役など様々な作品に出演し続けている声優の川村万梨阿。この2人がメイン・パーソナリティを担当。声優の矢野彩世をアシスタントに、「tatsumi01/ニコニコミュニティ」内にて毎月第一木曜日20時からの1時間半番組として放送中「宮路一昭、川村万梨阿のアニタメ温故知新!」。「故きを温ねて新しきを知る=温故知新」の意味通り、「当時のエピソードを混じえながら古き良き時代のアニメやゲームのことを中心に語ろう」というのがこの番組。

5月7日(木)放送回には、『ガラスの仮面ですが THE MOVIE 女スパイの恋!紫のバラは危険な香り!?』のキャラクターデザイン、『艦隊これくしょん』や『ローリング☆ガールズ』のアニメなどの3D部分の制作などの作家、漫画家、アニメ監督、プランニングクリエーター、会社経営、更にはアイドルのマネージャーも行っているという様々な顔を持つ小野原正明さんがゲストで登場。

この日の放送はロマンが爆発!レアな裏話や次が気になってしまう話が多数飛び出した。

『アニタメ・ニュース』のコーナーでは、宮路一昭さんが鳥取のゲーム制作集団SRLと鷹の爪で有名なDLEがコラボし鳥取県八頭町のPRアニメを制作したことを紹介。宮路さんも主題歌とキャスティングで携わっており、5月4日より鳥取県にて放映。そのうちアップされるかも!?との情報を発表。

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川村万梨阿さんは、TOHOシネマズ新宿のこけら落し上演で大きな話題を呼んだ『花の詩女 ゴティックメード9.1ch特別版』の追加公演をTOHOシネマズくずはモール(大阪)とTOHOシネマズアミュプラザおおいた(大分)で上映希望の募集が始まっていることを告知。大阪は上演が既に決定しており、大分はあと少し募集が集まれば上映が実現するとのこと。さらに、ロサンゼルスにて開催された映画祭にてアワードを受賞した『Blue Eyes-in HARBOR TALE-』が、横浜みなとみらいにある「ブリリアショートシアター」にて凱旋公演を行うことが決定。詳細は公式HPにて。

矢野彩世さんは5月中にオフィシャルブログをリニューアル予定。先日、ブログ素材用の撮影を行ってきたと、バレリーナのように見えるホワイトのパジャマ姿の写メを公開してくれた。ブログが新しくなった暁には是非チェックしてほしい。

ここで、ゲストの小野原正明さんが登場!

少女漫画史に名を刻む名作「ガラスの仮面」を大胆にギャグアニメ化した『ガラスの仮面ですがTHE MOVIE 女スパイの恋!紫のバラは危険な香り!? 』のキャラデザインを担当した小野原さん。小野原さん自身もファンである真面目な漫画なので、制作に至るまでに「原作の美内先生が許したのか!?」と何度も確認したという話やポスター制作とアニメ制作が先に始まり、脚本が決まってから再度絵コンテの修正を行ったという制作裏側のエピソードなどファンには嬉しい話が登場した。

視聴者から「アニメとゲームの仕事の違いや心がけている点をそれぞれの立場から教えてほしいです」との質問がメールで届くと、ゲームのプロデュースに携わっていた経歴を持つ小野原さんは、「アニメとゲームは全く違うので一言で言い表せないんですよね」と回答。続けて、「ゲームをプレイをしていく感情移入とアニメのストーリを追っていく感情移入の手法は全く違う。キャラが立っているかどうかは似ているかな」とそれぞれの違いを説明。宮路さんが「アニメは無声だったのは初期の頃だけで、声がありきで作成されたものが多い。ゲームは元々声が無いものが多く、ときめきメモリアル辺りから声優さんの声を聴けるようになった」と解説すると、川村さんが「ゲームは進行次第でストーリが組み変わっていくので、どんなシーンでもセリフが合うように、何回聞いても大丈夫なように抑揚をつけて声を入れる。ブロックごとに成立するように演技しないといけない」と声優の視点からゲームの違いを説明してくれた。

「3Dはゲームが主流だったが、アニメの時代がくるだろうと始めた」という小野原さんは、「未来映像研究所合同会社」を自ら設立。近年は、『艦これ』で有名なTVアニメーション『艦隊これくしょん』や『ローリング☆ガールズ』のCGデモリングや、『コミックブレイク2特別限定アニメPV』のモデリングアニメーションの制作も行っている。さらには、伊勢神宮のイントロダクション・ムービーも作成しており、伊勢神宮の宮司さんが『ファイナルファンタジー10』に登場するユウナのファンだったこともあり、豊富な人脈を駆使し、ゲームの音楽を制作している植松伸夫さんの楽曲が使用されているという裏話も登場。これに対して川村さんは「日本は素晴らしい!一度はお宮参りをしましょう!」と歓喜の声を上げていた。

さらに、3.11の震災復興支援のキャラクターとして、「東北ずんこ」というキャラクターを考案。東北に本社を登記する企業であれば、ライセンスフリーで使用が可能。ボーカロイド&ボイスロイドにもなっており、声優は宮城出身の佐藤聡美さんが担当している。(ちなみに東北ずんこは太ももがシンボルとのこと!)

他にも、小野原さんが編集で携わった『ゴジラを飛ばした男』という本の話から、前作と昨年放送されたハリウッド映画の違いや制作に至る裏話が登場したり、「宇宙戦艦ヤマト」がゆるキャラ化した3Dのモデリング原案や「ルパン三世」に登場した飛行船の3Dモデリング原案などの中々お目にかかれない珍しいものを披露してくれた。

さらに、2013年に開催された東京モーターショーの三菱自動車ブースに登場した『ガールズ&パンツァー』の西住みほの3Dを制作。「パンツまでしっかり見える」と小野原さんが拘りについて語ると、まさかの「パンツを見る見ない話」に発展!?夢とロマンの話から大人のロマン話になっていたのでした。

そんな数々の作品を手掛ける「未来映像研究所合同会社」は、3Dに興味のあるクリエーターを随時募集中。メカやキャラクター、モンスターの作画など様々な仕事がある上に会社には、「オタクしかおらず年齢制限を設けない能力主義」とのことなので、興味のある方は一緒に夢を追いかけるべく、検索してみてはどうだろうか。

次回の「宮路一昭・川村万梨阿のアニタメ温故知新」は6月4日(木)20時にたつみ公式チャンネルにて放送。ゲストは誰になるのか!?お楽しみに!!

また、同じくたつみ公式チャンネルにて「太田貴子のドキドキ倶楽部」が5/21(木)20時より放送される。ゲストは、声優の岡野浩介さんと三好りえさん。「リアルタイムで見るのが難しい!」という方は、今ならタイムシフト予約も間に合うので、是非ともみんなで楽しもう!!

(TEXT/河内香奈子)


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