La PomPon
メンバー紹介を兼ねたダンスナンバー『LPP DANCE ANTHEM』に乗せ、舞台上に駆けだした6人。それぞれが華やかに、激しく、ダンスパフォーマンスを披露。そのままステージは、エキゾチックな要素も取り入れたプチムーディなラテン系ダンスナンバー『~恋はず―<☆ダンス』へ。メンバーにはちょっと背伸びした感覚?! でも、La PomPonの持つエレガントな味を活かすうえではとても似合う表情だ。
軽やかに弾み出した楽曲。爽やかな風を運ぶ『Step by Step~ろっぽんぎで頑張るワタシタチ~』が、ハッピーな気持ちに心を染め上げてゆく。途中、メンバーの煽りに合わせ、大勢の人たちがタオル振りまわし「くるくるくる」「ポンポンポン」と、6人と掛け合う場面も登場。『HOT GIRLS』ではヒップでソウルフルな演奏に乗せ、6人がパワフルな歌声を重ね合わせ観客たちを挑発。可愛らしさと大人っぽさが同居した、この危ういバランス感がたまんない。最後は、力強く駆け上がってゆく『BUMP!!』を歌い踊り、会場中の人たちの気持ちに翼を与え、ともに弾け飛んでいったLa PomPonのメンバーたち。少女と女性という狭間な姿を魅力に可憐に笑顔と汗を振りまいてゆく。その姿が、キラキラ輝いて見えていた。
Le Lien
とても爽やかな青春の香り放つバンドじゃないか。「"ファッション+音楽"の融合」をコンセプトに誕生したLe Lien。もちろん、そのコンセプトも大切だが、何に惹かれたって、まるで青春映画の1ページを体感している感覚を、彼女たちの楽曲に抱けたことだ。演奏レベルはまだまだ拙いとはいえ、冒頭を飾った『Be My Boyfriend!』を歌いだした時点から、観客たちは、彼女たちの作り出した壊れそうな青春模様に熱狂の声を上げ、騒ぎ続けていた。
身体がウキウキと疼きだした。『Brand New Beat』が連れ出したポップロールな空間。。まだまだ未完成な彼女たちだが、上手い下手ではなく惹かれてゆくのは、4人が素直に演奏を楽しんでいるから?! 結成からの日々を振り返るように歌った、バラードの『きずな坂』。触れた人の心もちょっとセンチな気持ちに染めてゆく。んっ?! つい感情移入して聞いちゃってる?? 最後の『虹色ハイジャンプ』でも、メンバーの煽りに合わせ、会場中の人たちが声張り上げ、飛び跳ね続けていた。30分という短い時間の中、彼女たちの歌をリードに、夢や恋追いかける青春気分を取り戻せていたことが素直に楽しかった。
Caramel
Caramelの連続ライブもついに最終日。この日は、7日目ということで7曲演奏。最終日の冒頭を飾ったのは、『tkmkセンセーション』。むしろ、これしかないでしょうという気分。「君にときめく想いは…」。まさにその歌詞通り、7日目も、最初から熱くときめく想いを、メンバーも、熱した声張り上げる観客たちも実感していた。「君のきらめく瞳は攻撃力ハンパなくて」。まさにそんな気持ちで、舞台上もフロアも笑顔で想いを共有していたのは間違いない。 この日はダイブするファンまで居たほどですからね。そのまま演奏は『スナイパーガールZ』へ。今回のイベントには、一週間通い詰めた猛者もけっこういる。それもあるせいか?!、楽曲が続くごと、場内の熱気が上がるのはもちろん、強い絆を持った仲間意識を覚えることからか、嬉しすぎる気持ちがどんどん高揚を覚え、心が泣きそうになっていたくらいだ。
無数の拳突き上がる熱狂の空間。『Tailwind』が導き出した、にやけそうなくらい火照った心模様。続く『LoversMoment』では、込み上がるセンチな気持ちにさえ強いエナジーが漲っていた。「この手を引いて」。メンバーと観客たちが空高く伸ばした手は、確かに繋がっていた。しっかりと握手を交わしあっていた。電撃的なアクションが炸裂。今回のイベントではすっかりお馴染みになった『恋愛少女』と『恋愛少女2』の連続ハートアタックだ。一つ一つの楽曲が、心の琴線揺さぶる想いを与えてゆく。だからこそ、何時も歌に気持ち震えながらも、身体は熱狂に溺れ続けていたのだろう。
ここで嬉しいお知らせが。11月23日から「tkmk爆女祭 Vol.1」の開催が決定したことを報告。最後は、届かない痛い想いを歌った『月下のナミダ』を演奏。これまでの7日間振り返るように、熱い想いをギュッと濃縮し、歌い奏でてゆくCaramelのメンバーたち。何時も以上に壊れそうな強い気持ちが、会場中の人たちの気持ちを嬉しいくらいに揺さぶっていた。一緒に歌いながらギターを弾くユウミの姿も。涙浮かべ歌ったルミの「忘れないよ」の言葉には、いろんな想いを感じていた。終わっても止まない「ありがとう」の声、それがCaramelのライブが描き出した7日間の答えだよな。
たんこぶちん
唸るギターの音が炸裂。ガーリーなロックロッールという言葉がピッタリな『We are the Girls Band !!!!!』からライブを幕開けたのが、たんこぶちん。ノーギミックでエッジの効いたロックンロールナンバーは、素直に楽しさを運んでくれる。冒頭から観客たちが手拍子しながら大騒ぎしていくのも、納得だ。演奏は一気に激しく加速度を上げだした。ドライブした演奏の上で、爽やかな青春模様詰め込んだ歌が弾けてゆく。『Alright!!』に触れ、ドキドキはしゃぐ胸騒ぎが止まらない。キャッチーでポップな要素も抱きながら、ガーリーなロックスタイルのど真ん中ナンバーをどんどん投げ込んでゆく姿勢が、たまんないくらいに気持ちをワクワクさせていた。
勢いを持って演奏が駆けだした。『唇はもっと』が、それまでの熱狂にさらに熱いパワーを注ぎ込んでいく。一緒に駆け上がる高揚した気持ち。そのまま楽曲は『We Gonna ROCK』へ。誰もがアドレナリンン全開?!で、パワーロックナンバーへ全力でぶつかり続けていた。ほとばしる汗さえ、今宵は最高のリフレッシュ剤。『シアワセタランチュラ』では、無数のタオルが舞い踊る風景も。立て続けに身体を揺さぶる豪快なロックンロールナンバーをぶち込み、止まない熱狂を彼女たちは描き続けてゆく。
ヤバいくらいに心のドキドキが納まらない。最後はメンバーの煽りに合わせ、一緒に『We are the Girls Band !!!!!』を歌い、たんこぶちんはこの日の熱狂を、忘れられない記憶としてみんなの胸に刻み込んでくれた。
vivid undress
ヤバいくらいスタイリッシュに唸る楽曲じゃないか、なのに、歌は妖艶な歌謡メロしている。vivid undressの奏でる『パラレルワ』が、一気に視線をステージに釘付けにして逝った。エキセントリックでアグレッシブな『人間なんだもん』が連れ出した、腰をガンガン揺さぶる風景。挑発的に歌を突き付けるkiilaの存在がとても気になる。
変態プログレッシブビートが炸裂。ソリッドでグルーヴィな『生きて生きて』が、ガンガン身体を揺さぶっていく。変拍子ナンバーにも関わらず、誰もが初見で騒ぎ続けてゆく。それくらいvivid undressの楽曲が、気持ちを熱してくれたということだ。続く、緩急活かした『簡単な言葉』でも、感情を嬉しく掻きむしる超絶演奏に場内中の人たちが大騒ぎ。大きく振幅する想いのままに歌を放ってゆくkiilaの歌声も、胸にグサグサ突き刺さってきた。
四つ打ちの生グルーヴナンバー『Rainbow』が連れ出した、イッちゃうくらいの高揚。「Caramelに捧げる!」の声を合図に届けたのが、『ワンダーランド』。コケティッシュさを持った一面が、胸をキュンキュン疼かせてゆく。会場中の人たちも手を高く掲げ、可愛く挑発してゆく演奏に、最後まで嬉しく溺れていた。
FLiP
この日の。そして、このイベントのトリを飾ったのが、今年結成10周年を迎えるFLiP。心地好く浮遊する感覚?! 切れ味鋭いギターサウンドなのに、サウンドはスタイリッシュなスキップビート。『MADONNA』が、気持ちをウキウキ弾ませてゆく。なんて心地好いんだ。『ワンダーランド』で、演奏は一気に激しい唸りを上げだした。とはいえ、何処か洗練されたポップセンスを感じさせるのが、今のFLiPスタイル。
躍動的でダンサブルなビートが歓喜を沸き起こす。でも、上で跳ねる演奏や歌がソフィスティケートでポップ。『GIRL』に触れ、何時しか身体も心地好く揺れていた。UKロックの香りも漂う『JEREMY』では、身体を揺らす刺激的なグルーヴを突き付けていった。洗練されたヤバさって、今のFLiPの音楽的な姿勢のことを言うんだろうな。
野生の感情呼び起こす演奏が爆発した。誰もが、大声張り上げ『平成ジュラシック』の生み出す荒々しい演奏に熱狂し始めた。途中、メンバー全員がパーカッションを叩くセッションも登場。唸る原始のビートが心を開放。誰もが野獣となり声張り上げ熱狂してゆく様は、見てて圧巻だった。最後の『カザーナ』ではエキセントリックなギターサウンドが炸裂。荒々しく挑発してゆく歌と、気持ちを熱く震えさせるギターのオブリも印象的な演奏に触れ、誰もが、頭からッぽに熱狂へ夢中になっていた。やばいくらいの嬉しさだね、理性をブッ壊してくれるって。
「この歌で、みんなのことを抱きしめたいな」。止まないアンコールに応え、最後に『YOU』を奏で、会場に心地好い熱を広げながらFLiPのライブは終了。最後に、客席でFLiPのライブを観ながら大騒ぎしていたCaramelのメンバーをステージ上に呼び入れ、みんなで手を繋ぎ一緒に飛び跳ね、一週間続いたイベントの幕を閉じていった。Caramelちゃんたちの目には涙が…まぁ、そうなりますよね。
「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.1」決定!!
最後に嬉しいニュースを。Caramelのレポート内でも触れたが、11月23日より「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.1」の開催が決定した。また、レポート入れますのでお楽しみに。
PHOTO: 山下弘毅/TEXT:長澤智典
tkmk爆女祭~7日目 華やか?爽やか?!熱狂?!
0 Response to "tkmk爆女祭~7日目 華やか?爽やか?!熱狂?!"
コメントを投稿