熱狂と恍惚“LUNATIC FEST.”史上最狂の20時間完遂!

結成25周年を迎えLUNA SEAが初めて主宰する史上最狂のロックフェス“LUNATIC FEST.”が幕張メッセにて開催され、全行程が終了し感動のフィナーレを迎えた。

初日に起こったスペクタクルの数々が早くも伝説となり、参加した方はもちろん参加出来なかった方も巻き込みSNSで昨日の衝撃が交わされている中、2日目のスタートが切られた。初日同様、オープニングアクトには結成当時のバンド名をあえて名乗った“LUNACY”が登場。「今日も1日楽しんでいってくれよ!」とクールに魅せるRYUICHI。初日に続き、何が起こるのか想像出来ない、最狂の最終日が幕を開けた。

20150629-session.jpg【クリックで大きな画像】

この日出演したのは、凛として時雨、ROTTENGRAFFTY、minus(-)、AION、KA.F.KA、MUCC、[Alexandros]、GLAY、D’ERLANGER 、BUCK-TICK、そしてLUNA SEAの全12組(出演順)。それぞれが絶対的な存在感を放つアーティスト達が次々と各ステージに登場し、世代とジャンルを超越した競演にオーディエンスは魅了されていった。

そしてこのフェスの大トリはもちろん“LUNA SEA”。両日のオープニングアクト“LUNACYに”始まり、数々のバンドへ飛び入り参加しての熱唱、そしてトリとなるLUNA SEAのステージまで、全力、全開で駆け抜けた代償として、RYUICHIの声帯はすでに過度の炎症を起こして出血を起こすほどの状態で、本来なら歌えるような状況ではなかったという。他のメンバーも同様に満身創痍で、ある意味体力の限界へのチャレンジでもあった。そんなメンバーを最後まで突き動かしたのは、このフェスに込めた強い信念と、出演者への感謝とリスペクト、そして会場に集結した同志たちからの大きな声援に他ならない。RYUICHIの声はまるで不死鳥のごとく蘇り、本編11曲を見事に歌い切ったのだ。

アンコールでは、初日に続きセッションが行われた。出演者が次々とステージに呼び込まれ、満面の笑みで迎えるLUNA SEAメンバー。演奏されたのはLUNA SEAのファーストシングルでもある名曲『BELIEVE』。BUCK-TICK、GLAYを始め、そうそうたる面々で、他では存在し得ないピースフルな空間が生み出され、初日同様に伝説のセッションとなった。

LUNA SEA 25周年の締めくくりという前提はあったが、終わってみればこんなに楽しく、笑顔で、しかも涙が溢れるほど感動出来た空間はルナフェスにしか存在し得ないであろう。そしてこのフェスのもう一人の主役であるオーディエンスたちからも、2日間全20時間を完走した心地よい疲労感と共に、何よりも清々しい笑顔が溢れていた。

とにかく語り尽くせない程の物語があったLUNATIC FEST.。

LUNA SEA自身が歩んできた軌跡とその根底にあるアティテュードこそが、日本のロック史上類を見ない狂気の祭典を生み出したのである。

■LUNA SEA名曲揃い!



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