バンドが一貫して訴えてきた“希望”というメッセージを、音楽として“楽しく”伝えたいと作られた最新アルバムを軸としたライブだけに、ステージも多彩な音楽性と躍動感に彩られたものに。そこにホールならではの演出も加わり、BugLugらしく音の塊をぶつけるようなタフな序盤から、ジャジー、エレクトロ、バラード、オペラ調とディープに変幻する中盤に到るまで、ステージ後部の大スクリーンに映し出される映像が楽曲の世界観をドラマティックに深めてゆく。一方で「THE DEAD MAN’S WALKING」「猿」といったアグレッシブなナンバーではダンサー陣が乱入する一幕も。
ライブ中、一聖(Vo)が「とにかく楽しんでいきたいんだ!」「しっかり楽しんで帰れよ!」と何度も呼びかけた通り、ライブハウスと何一つ変わることなく自由に動き、跳ねて会場を大きく揺らすオーディエンスの姿は、バンドの想いが正しく伝わっていることの証だろう。「HEISEI OUTSIDER‘S」ではレーザー光線が飛び交う中で一樹と優が熾烈なギターバトルを決め、バンドの地力をしかと示したのに続いての「JUGEMU」ではオーディエンスが大合唱。さらに過去を振り返らず、未来を見つめて歩いてゆくことの大切さを歌い上げた「TIME MACHINE」では、人間の愚かさと尊さを映した映像と5人の放つエモーショナルなオーラが相まって、大きな感動の中に本編を締めくくった。
アンコールではより開放的なパフォーマンスで、メンバーも笑顔を全開に。ラストの「HICCHAKA×MECCHAKA」ではタオルを振るオーディエンスの“最高だ!”の大合唱に顔をクシャクシャにした一聖は、最後にこう語った。
「希望というものは、俺の生きる理由です。生きる理由はココしかありません。これまで皆からたくさんの生きる理由をもらいました。だから今度は、もっともっと俺たちが皆の生きる理由であるように、いろんな感情を皆にぶつけていきたいと思います!」
ライブ後にはスクリーン上で、10月21日にニューシングル「幸運の女神は去りゆけど笑え」を、本日のライブの模様を収めたDVDを12月23日にリリースすることを告知。さらに、10月7日より47都道府県ツアー“GAMBLING JAPAN”を行うことが発表されると、場内からは驚きと喜びの悲鳴が沸いた。メンバーの、そして彼らを愛するファンの“生きる理由”を日本全国に拡大すべく、BugLugの祝福に満ちた行進は年を越えても続いてゆく。
BugLug 5th Anniversary 47都道府県ツアー決定!
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