エビ中はちゃめちゃ夏の野外ワンマン!冬にはSSAで学芸会!

私立恵比寿中学(エビ中)が、毎年恒例となっている大型野外コンサート「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 長岡 2015」を、8月22日(土)<新潟県国営越後丘陵公園 野外特設ステージ>にて開催した。

「ファミえん」は遠足をテーマに行われる野外ワンマンコンサートとして、2013年に<河口湖ステラシアター>にて初開催。翌2014年は<山中湖交流プラザ“きらら”シアターひびき>で行われたが、今年は越後丘陵公園(新潟県長岡市)という広大な国営公園の中での実施となった。

20150823-_ff_1228.jpg【クリックで大きな画像】

昨年同様、全国各地からのバスTOURも組まれ、会場に集まったファミリー(エビ中ファンの総称)はなんと9000人以上! 遠方から駆けつけたファミリーも数多く、今や遅しと開演を待ちわびた。

開演前の諸注意を促すアナウンスに続き、唐突にオープニングアクトの紹介で「五五七二三二〇」がステージに登場。

「五五七二三二〇」は、ココナッツサブレ50周年を記念して結成された、女子中学生8名によるパフォーマンスユニット。今年3月25日に全世界同時発売した配信限定シングル『半世紀優等生』を、ギター5名+ドラム3名という超変則体制で攻撃的かつ挑発的なパフォーマンスで披露すると、一言も発することなくステージを降り会場の度肝を抜いた。

続いてステージ下手に設置された櫓に登場した小林雅彦(国営越後丘陵公園管理センター長)氏から祝辞が述べられ、センター長自らの曲紹介によっていよいよメインアクト・エビ中のステージがスタート。

オープニング楽曲は、6月17日に発売された『夏だぜジョニー』【通常盤】収録で、柏木ひなた(出席番号10番)と竹富聖花がW主演をつとめた映画「脳漿炸裂ガール」の主題歌で、<れるりり>原作の大ヒットボカロ曲のカヴァー『脳漿炸裂ガール』!

この高速チューンをキレのあるダンスで見せつけるも、目を凝らすとダミーダンサー(影武者)によるパフォーマンスであることが判明!そんな中、呆気にとられる観客を尻目に、SE(ebiture)に合わせてエビ中メンバーが変形自転車に乗って客席後方から登場。浴衣を思わせるピンク色のキュートな花柄の衣装に身を包んだメンバーが勢いよくセンターステージに駆け上ると、やっと(?)エビ中本編のライヴがスタートした。

この曲なくして「ファミえん」は始まらないだろう『ご存知!エビ中音頭』からニューシングル『夏だぜジョニー』、そして『ほぼブラジル』とサマーチューンを立て続けに連発。おなじみとなったのステージ上でかき氷を頬張りながらののんびりトークなどを挟み、ステージはどんどん進行していく。なかでも今年は噴水に加えて、強力なウォーターキャノンを配備。ステージ前方はおろか、花道やセンターステージ周辺のファミリーは水浸しになりながら、“水の饗宴”を楽しんだ。

『揚げろ!エビフライ』や『Go!Go!Here We Go!ロック・リー』、『未確認中学生X』と徐々にヒートアップしていくパフォーマンスは、松野莉奈(出席番号9番)の「なんかこの後すごくすごく激しくて大変なことになる気がする…」とセットリストを知っている松野の確信に満ちた予言通り、『いつかのメイドインメイドインジャピャ~ン』『放課後ゲタ箱ロッケンロールMX』『金八DANCE MUSIC』とハイパーチューンをノンストップで、しかもセンターステージは言うに及ばず、櫓ステージまでも使用してのステージングで観客を熱狂させた。

その後のMCで、廣田あいか(出席番号6番)の口から、「9枚目のシングル発売が10月21日に決定した」ことをファンに報告。全員で告げられたタイトル『スーパーヒーロー』の発売に、会場からは喜びの声が上がった。そんな会場の熱を冷ますべく、バラード曲『いい湯かな』に始まったセットリストはいよいよライヴ終盤に差し掛かる。

暮れかけた辺りににサイリウムがきらめく『フレ!フレ!サイリウム』を歌い終え、メインステージへと戻るメンバーに、突然のサプライズ!「年忘れ大学芸会 さいたまスーパーアリーナ開催決定!」「12月12日(土)・13日(日) 最大規模の2Days!!」の垂れ幕がステージ横に下ろされると、歓喜して喜ぶメンバーをファミリーによる祝福の拍手が包み込んだ。

その後のMCで、真山りか(出席番号3番)の「あらためて自己紹介を」との曲ふりから、この日初披露となる前山田健一による「出席番号の歌 その2」(未発表曲)をパフォーマンス。最後は、やはり初披露となる「ファミえん」のテーマソングとして8月5日に配信限定で発売された田村歩美(たむらぱん)書き下ろしの新曲『ナチュメロらんでぶー』で本編は幕を閉じた。

アンコールに応えて再びステージに登場したメンバーは、星名美怜(出席番号7番)の「時間の関係でギリギリなんですけど、めいいっぱいやるのでおまけのおまけ、最後まで楽しんでいって下さい!」のMCに続いて『ハイタテキ!』『ちちんぷい』の2曲を熱演。

締めのMCでは、安本彩花(出席番号5番)が「今の自分たちに会場の方々を楽しませるというか、たくさんの方々にきてもらうということは、今日でかなり自信になったけど、今のままじゃこのままじゃ駄目だと思っているので、私たち秋に向けて、10月だっけ?あ、冬か(笑)12月に向けて頑張るので皆さん是非よかったら来て下さい!」と年末に決まった大学芸会に向けて抱負を語り、最後は恒例となった盛大な花火で、この日約2時間半にわたるイベントを締めくくった。

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