god、4万人のファンが埋め尽くしたアンコール公演…12年ぶりの再結成で涙の告白

写真=sidusHQ

空色の波だった。12年ぶりに5人が集まったgod(パク・チュニョン、ソン・ホヨン、デニー・アン、ユン・ゲサン、キム・テウ)のデビュー15周年記念全国ツアーのアンコールコンサートが開かれた25日、ソウル蚕室(チャムシル)総合運動場メインスタジアム周辺は空色のヘアバンドや空色のペンライトを手にした人々で賑わった。空色の毛布をかけたり、当時を思い出すように空色の雨合羽を着た人も目に入った。

長い時間が経ったにも関わらず、彼らの“火力”に変わりはなかった。ファンたちは会場のいたるところに「godに出会って本当に幸せです」「一生応援します」「5人の男といつまでも一緒に」など、それぞれの気持ちを盛り込んだ応援幕をかけた。180分間にわたって行われた公演でも、観客の歓声と合唱は絶えなかった。空色の風船を振りながら歌を歌う4万人からは、妙な一体感さえ感じられるほどだった。特に、ファンに対するgodの気持ちを盛り込んだ「空色の風船」が鳴り響く時は、スタンディング席では「いつまでも永遠に」とのプラカードを、座席では光る空色の風船を一斉に振る珍しい光景を演出した。

観客を見つめるgodの目からは、感謝する気持ちと申し訳ない気持ちが伝わった。観客の歓声に応えるかのように、公演が始まってから3曲しか歌ってない状態でも、彼らの衣装は既に汗でびっしょりだった。「メインスタジアムは14年ぶり」としながら感慨深い気持ちを表現したgodは、1stフルアルバムの「お母さんへ」「観察」から「愛している、そして覚えていて」「哀愁」「嘘」「0％」「戻ってきて」「ろうそくの灯ひとつ」「道」「普通の日」などの既存のヒット曲、そして最近リリースした8thアルバムの収録曲「Saturday Night」「空色の約束」「僕らが生きる物語」など25曲を披露した。22日に電撃発表した「風」もまた、この日の公演でライブで初めて聞くことができた。

彼らの本心も至るところで確認できた。告白は演技のためにgodを脱退し、再び戻ってきたユン・ゲサンから始まった。ユン・ゲサンは「今まで成功だけを見て、走ってきたと思う。回りに何があるのか、誰がいたのかも覚えられず、見過ごしながら『成功すれば幸せになるだろう』と思い、自分自身を鞭打った」とし「しかし、このように再び出会い、練習してレコーディングし、一緒に遊ぶ日常が本当に大切で幸せだということが分かった」と述べてから、自身のパートを追加して新しくレコーディングした「普通の日」を紹介した。

godの活動中止以来、あらゆるバラエティ番組に出演し、明るい姿を見せてきたデニー・アンは、涙で今までの気持ちを打ち明けた。「実はgodが休むとした時、その後個人的に大変なことがあった」と話を始めたデニー・アンは、「本当に死にたいほど大変なことだったが……それでも私が上手く耐え、そしてもっと一生懸命に生きた理由は『いつか我々godが再び集まるのではないだろうか、皆様と一緒に公演できるのではないだろうか』と考えたからだった」とし「その姿を想像しながら厳しい時期を耐えたが……だから今、本当に幸せだ」としながら涙を流した。

伝え切れなかった気持ちをすべて伝えたgodは、久々に出会ったこの空色の波の前で再び「これからは別れない」と約束することも忘れなかった。「僕らが歴史を作った！」(We made history)と叫び、嬉しい気持ちを表現した一番年上のパク・チュニョンは、「今日が本当に惜しくて手放したくない」としながら涙ぐんだ。続いて「愛する人と本当に大きな家族の集まりをした感じだ」とし「他のことはともかく、この約束は守る。弟たちが私の歳になっても今の私のように走れるのであれば、私もその時まで走る」と叫び、大きな拍手を受けた。

「本当に幸せです。私がなぜ躊躇ったのか、申し訳ないとも思い……本当に感謝します。このように愛してくださる気持ちをすべて受け取ったので、これからは別れることなく、最後まで、出来る限り、何があっても必ず守ります」(ユン・ゲサン)

「最初は本当に心配しました。しかし、ここを埋めてくださった皆様を見て、全身に鳥肌が立ち、感動しました。いつ、またここで公演できるかは分かりませんが、皆様がいらっしゃれば、信じて我々の音楽で再び挑戦したいと思います。我々は確かです。生涯一生にすることが……」(ソン・ホヨン)

「熱く、長かった2014年godの公演が幕を閉じました。今朝この熱気を、二度と見られないかもしれないこの光景を、最初から最後まで全身で満喫しようと誓いましたが、あまりにも慌しく、感じ切れなかったと思います。そこで、またやらなければと思いました。皆様に8thアルバムを通じて差し上げようと思ったことより、私たちのほうが大きな希望と力を頂いたようです。11月にgodデビュー以来、初の海外コンサートを行います。第1世代K-POPの本物の力を見せて帰ります。その公演でビルボードにランクインするかもしれないじゃないですか……(笑)」(キム・テウ)

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