記念公演はチームごとのパフォーマンスで幕開け。チーム4に続き、今年4月に結成されたチーム8も登場し、この1年でグループが更なる成長を遂げたことを感じさせた。
続いての周年特別公演では今や恒例となった、期ごとのユニットコーナー。
15期生は国立競技場で納得いくパフォーマンスが出来なかったという『Baby Baby Baby』でリベンジ、9期生はSKE48に移籍した大場美奈と山内鈴蘭に向けて『思い出のほとんど』を、5期生は“初心に戻るため”と『ごめんねジュエル』を歌唱せずバックダンサーのパフォーマンスのみで披露…と、同期と話し合って決めた楽曲で、期ごとの個性を感じさせた。
そして2期生は唯一AKB48に在籍の小林香菜が『泣きながら微笑んで』をしっとりと…と思いきや、「こういう歌よりも…」と『16人姉妹』に突然切り替え、その場で衣装もチェンジ。すると『ひとりじゃ無理』という小林をサポートする為、姉妹グループへ移籍した梅田彩佳と宮澤佐江もサプライズで登場し、9周年に花を添えた。
また、この日は9周年であると同時に10周年に向けた第1歩となる日ということで、2015年12月8日19時に向けカウントダウンをしていく時計のオブジェが登場。今後は、ロビーに飾られAKB48が10周年となるその日までの時を刻み続ける。
残り1曲となり、高橋みなみAKB48グループ総監督が挨拶。メンバーとの別れや多くの困難を乗り越えながらも9周年を迎えることが出来た喜びと感謝の気持ちを、これまで支え続けてくださったファンの皆様に伝えた。
そして、「ここで私からひとつ発表させてください」と切り出し、「私、高橋みなみは、2015年12月8日を目途にAKB48を卒業します」と、自身がグループを1年後の10周年を目途に卒業することを発表した。
異例とも言える1年前での卒業発表について「私はAKB48グループの総監督です。メンバーに引き継ぐ時間、猶予をいただく為にこのタイミングでの発表とさせていただきました」と理由を説明。
そして、悩んだ、としながらも後任の次期総監督に「私にとって素晴らしい後輩です」と讃える横山由依を指名した。
横山は涙を流しコメントすることはなかったが、唇を噛みしめながら高橋を見つめ何度も頷いていた。
最後に高橋は、メンバーやファンの方たちに向け「悲しいことではないということです。AKBは来年10周年、大切な1年です。私もこのグループに10年居れたということはとても嬉しいですし、10年で終わるようなグループではないと思っています。11年目に繋げてほしい。大丈夫だと思っています。なので、私なりに一生懸命、横山由依と残されたメンバーたちにバトンをつなげたいと思いますので、これからもどうぞAKB48グループの応援をよろしくお願いします」と、涙を流しながらも笑顔で、総監督らしく前向きなコメントで締めくくった。
(C)AKS
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AKB48劇場9周年 各期生の目覚しい成長と高橋みなみ卒業
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