韓国音楽番組のBEST&WORSTステージ-2014年カメラワーク総決算



東方神起、Girl's Day、GOT7、B1A4、RAINBOW BLAXX(ジェギョン、ウリ、スンア、ヒョニョン)、AOA、Dal★Shabet、神話のM(ミヌ)、防弾少年団、少女時代、Toheart(INFINITE ウヒョン&SHINee キー)、4Minute、MBLAQ、Apink、EXO-K、INFINITE、VIXX、ZE:A、BEAST、f(x)、NU'EST、Block B、SISTAR、SUPER JUNIOR、TEENTOP、2PM、BTOB、INFINITE F(ソンヨル、エル、ソンジョン)(2014年の記事順)


上記のアイドルグループは2014年、10カメラマンが音楽番組のステージを比べたアイドルグループのリストだ。歌手のステージを見れる最も簡単な窓口である音楽番組はカメラ、照明、ステージセットなどがステージをどのように捉えるかによってアイドルのパフォーマンス效果を倍増させたり、半減させる。カムバックステージの場合、音楽番組の重要性はさらに大きくなる。カムバックステージは歌、衣装、パフォーマンスなどアイドル音楽のコンセプトを初めて公開する場となる。そのため、最もインパクトを与えなければならず、ステージセットや後の編集にいつよりも気をつかうべきだ。昨年、10カメラマンはアイドルグループのカムバックステージを中心に比べてきた。どの音楽番組とどのアイドルグループが最もよい相性を見せたのだろうか?各音楽番組の特徴をまとめてみた。


KBS 2TV「ミュージックバンク」:クローズアップを中心にした正直なカメラワーク…特色が足りない!


「ミュージックバンク」のカメラワークを一言で表現すると、“正直さ”だ。「ミュージックバンク」はフルショットやクローズアップをいずれも人物を画面にぎっしり捉える時に使う。これは長所であり、短所にもなる。フルショットでリフレイン(繰り返し)の群舞を捉えたり、タイトなクローズアップがビジュアルが強調されるタイミングと合うと最高にいいカメラワークになる。だが、そのタイミングが合わないと、無駄なカメラワークになる。クローズアップはパフォーマンスを見せられず、意味のないフルショットは停止されたような画面を作り出す。時には、ロングテイクや360度回転などを使うが、成功率は半々だ。「ミュージックバンク」は華やかなパフォーマンスを披露するボーイズグループよりも、メンバーたちのビジュアルを強調したガールズグループによく似合う。


Best:f(x)「Red Light」(2014.07.04.)

「ミュージックバンク」の「Red Light」のステージはフルショットとクローズアップを行き来しながら、f(x)の振り付けを一目で見れるように最もよく捉えた。2節のルナのパートである波動振り付け、クリスタルのパートである移動振り付け、その後、ルナのロボットの合体まですべてをフルショット、または適切なクローズアップで完璧に捉えた。だが、残念なこともあった。フルショットを頻繁に使用したが、いざ「明かりがついたRed Light」部分で節度ある振付けが登場した時は、アップや斜めアングルを使った。「ミュージックバンク」の長所と短所を両方とも見れるステージだった。



Worst:B1A4「SOLO DAY」(2014.07.18.)

「SOLO DAY」のステージは「ミュージックバンク」の短所だけを集めたステージだった。ステップ振り付けが登場するリフレインでは、ステップ振り付けの代わりにメンバーたちの上半身だけを捉えるクローズアップでパフォーマンスをまったく捉えず、ゴンチャンの「これからは楽しまなくちゃ」のパートで登場した360度を回すカメラワークはステージの雰囲気にまったく合わなかった。


MBC「ショー 音楽中心」:リズム感を強調したダイナミックなカメラワーク


「ショー 音楽中心」のカメラワークは正面からのアングルよりも、斜めアングルや下から上を捉えるローアングルを主に使用し、躍動性を強調しながら威厳を生かす特徴を持つ。カメラの動きも止まることなく、歌のビートに合わせてズームインやズームアウトを通じて変化を与える。画面転換の効果を挿入したり、全体的に白い照明をよく使う。だが、過度な斜めアングルの活用とカメラの動きは逆効果を生むことがある。過度な斜めアングルは歌手の動きを上手く見せられず、ローアングルはパフォーマンスやビジュアルを表現するのに限界がある。また、リズム感を強調したカメラワークはめまいを起こす。「ショー 音楽中心」のカメラワークは、華やかなパフォーマンスを披露しながらカメラに向かってスワッグ(SWAG:センスやファッションスタイル、魅力を意味するスラング)を強調しなければならないヒップホップアイドルグループによく似合う。


Best: 防弾少年団「Danger」(2014.08.23.)

「Danger」は防弾少年団の華麗なステップ振り付けと共に、防弾少年団のチームワークを見ることができるパフォーマンスと個人パートの割合が高い。ステップが華やかなRAP MONSTERのパートでステップを強調するカメラワークを披露した。ジョングクのラップパートではミュージックビデオと似たカメラワークで彼のパートを効果的に捉えた。J-HOPEのパートでも振動ダンスをはじめ、3人、5人、7人に広がるパフォーマンスも完璧に捉えた。「ショー 音楽中心」特有のローアングルもヒップホップとよく合っていた。



Worst: AOA「ふわりふわり」(2014.11.15.)

「ショー 音楽中心」は画面効果として残像効果を挿入し、カムバックステージを飾った。だが、このような効果は過度な斜めのアングルと画面をひねるカメラワークと重なり、めまいを起こした。また、カメラがビートに乗ったかのように突然ズームインとズームアウトが繰り返された部分も残像効果と重なって、パフォーマンスをキャッチするのに邪魔になった。斜めアングルも過度に活用されバランスを失った。


SBS「人気歌謡」:華麗なステージセット、変則的なカメラワークそして、めまい


「人気歌謡」はとにかく華やかだ。音楽番組の中で一番華麗なステージセットを誇っており、規模も相当大きい。観客の隙間からステージを映したり、歌手の後ろ姿を映すなど、変則的なカメラワークと画面転換効果で他の放送局では見ることのできない画面を作り上げている。その代わりに他の番組より明確に現れた欠点も多い。絶えずに変わるカメラワークと過度な画面転換は時にはめまいを起こすほどだった。華麗なステージセットはパフォーマンスよりステージを強調するため、主客逆転の現象を起こした。


Best: SISTAR「TOUCH MY BODY」(2014.08.03.)

この日の「人気歌謡」はSISTARのカムバックステージに匹敵する華やかなステージを披露した。ビーチボールやサンベッド、スポーツカー、カクテルバーのような多彩な小物が海のフェスティバルを連想させた。毎回新鮮なカメラアングルを披露する「人気歌謡」らしく、今回のステージでもユニークなカメラアングルが登場した。透明な風船に映ったSISTARを捉えたり、リフレインで一列に立ってジグザグに動くSISTARの姿を側面から捉えてポイント振り付けを生かした。「人気歌謡」の特色がSISTARの振り付けとよく調和し、「人気歌謡」のカメラワークの欠点を補完した。



Worst: TEENTOP「簡単ではない」(2014.09.14.)

CHANGJOのパートでCHANGJOの顔は一部だけを捉えてNIELをクローズアップしたり、急激なカメラのズームインとズームアウトを使ってめまいを起こした。カメラの動きの速度はまるでローラーコースターに乗ったような感じだった。いくら振り付けのディテールを生かすためとはいえ、身体の一部だけを過度にクローズアップするアングルはぎこちなく感じだ。また、壮大なステージセットがメンバーを隠した。「人気歌謡」のカメラワークのすべての欠点を集めたようで残念だった。



元記事配信日時 : 2014年12月23日15時30分 記者 : パク・スジョン、写真提供 : KBS 2TV「ミュージックバンク」、MBC「ショー音楽中心」、SBS「人気歌謡」のキャプチャー、翻訳 : チェ・ユンジョン、ナ・ウンジョン




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