CANDY GO!GO! リベンジ公演成功で5周年に向け躍進

渋谷系ガールズロックアイドルをコンセプトに活動中の「CANDY GO!GO!」。

昨年は、初の全国ツアーを実施。同年9月にはワンマンという形で恵比寿リキッドルームの舞台に立ち、600人の動員を記録。同年10月に発売したシングル『神様のイジ悪』は、オリコンウィークリーチャート17位。インディーズチャートでは2位を記録。

その後も新メンバーを加え、現在は、研修生3人を含む11人体制とCANDY GO!GO!史上最 も多い人数のもと、磐石の体制で毎月、精力的にライブ活動を続けてきた。


20150506-img_5864.jpg【クリックで大きな画像】

5月27日には、最新シングル『ありのまま、思うままに走れ!』の発売も控えている。タイトル通りの想いのままに走り続けているCANDY GO!GO!が、5月5日(火・祝)、ふたたび恵比寿リキッドルー ムを舞台にワンマンライブ「CANDY GO!GO! 7th ONE MAN LIVE 555bpm OVERDRIVE LIVE IN TOKYO」を行った。

総勢11名のもと、最新シングル『ありのまま、思うままに走れ!』から、ライブはスタート。"ガールズロック"を音楽性の軸に据えているように、舞台上から放たれる音の激しさと音圧はアイドルのライブというレベルを超えた迫力。オケ演奏ながら、どの楽曲もドラムやベースの低音が響けば、歪みを上げたギターの音の圧も、耳の中を掻き回すくらいの激しさ。でも、一番パワーを発揮していたのが、CANDY GO!GO!のメンバーたちの一つになったときの歌声の迫力だ。『こころのうた』『ヴァイオレット』を歌いながら600人を越す観客たちのパワーに戦いを挑む姿勢はもちろん、全員の気持ちが一つになったときに放つ歌には、触れた人たちの感情を奮い起たせるエナジーが満ちていた。

この日は、本編を前編と後編に分けて展開。前編では、11人編成のもと、『ファンファーレ』やLINDBERGの『今すぐKISS ME』のカバーを激しさを持って歌えば、正規メンバー8人で『イミシ ン』や『JACK』『ナミダノカケラ』を通し、場内に熱気を導き出していた。

他にも、研修生(五十嵐夏実/羽鳥紗希/宍戸桃子)の3人が、持ち前の明るさ全開で『Forever~あなたのとこへ~』を歌えば、CANDY GO!GO!の若手メンバーを中心に結成された道玄坂上り隊(円田はるか/磯野未来/高城しおり/三浦裕子)が、『道玄坂ラリアット』を明るくパワフルに歌い、お姉さんチームの4人(関根ゆみ/佐伯かな/なぎさりん/菜月アイル)が、温かな歌声を魅力にバラード『l'll never be alone』を心に染み渡るように歌いあげてゆく場面も登場。

CANDY GO!GO!のライブを定番曲として高い支持を得続けている『おとなの事情』では、総勢11人のメンバーたちの歌に合わせ、観客たちも腹の底から声を張り上げ、一体化してゆく場面を作りあげていた。

後半は、正規メンバー一人一人が歌を繋いでゆく『たまにはビールを飲ませてよ』からスタート。「けいおん!」でお馴染み『Don't Say Lazy』のカバーでは、原曲以上に激しいバージョンに なっていたことから、観客たちも場内に輪を作っては全身を折り曲げ熱狂し続けていた。『絶対加速少女C』で会場中をモッシュしてゆく風景が生まれれば、『神様のイジ悪』や『シンデレラコール』では、激しく疾走する演奏の上で、正規メンバーがミュージカル風のパフォーマンスを描きながらパワフルにせまっていた。

総勢11人編成に戻り、タオル振りまわし熱狂のエールを送りあった『YOU』。本編最後は、CANDY GO!GO!のライブでは鉄板の熱狂一体化ナンバー『We are!!!』を披露。会場中から突き上がる無数の拳と場内のアチコチに登場したサークルモッシュの輪。このグチャグチャにまみれながら、一緒に大声で歌い、気持ちを一つに満面の笑顔でハグしあう様こそ、CANDY GO!GO!のライブ一番の醍醐味だ。

アンコールで披露した、『no-no-no』はスリリングな一体感。オーラスは、キャンディスト(ファン)たちとの絆を象徴した『そしてまた逢えると云うよ』をファンと熱唱。場内には、無数のオレンジのサイリウムの光が大きく大きく揺れていた。

CANDY GO!GO!として活動を始めて、今年の7月で丸5年が経とうとしている。本編の中、「たとえメンバーが変わろうと、CANDY GO!GO!であり続けることが大切」(なぎさりん)という発言も出て いたように、これまでに何人かのメンバーが脱退し、CANDY GO!GO!は様々な編成を形作ってきた。でも、一番の大所帯である今が、最も伸び盛りな成長を見せているのも事実。

この日は、実券で647人を動員。関係者を入れれば、700人近い人たちがCANDY GO!GO!に強い関心を持って詰めかけていた。5年という積み重ねは、確実にCANDY GO!GO!の音楽/ライブスタイルに心を打たれ、CANDY GO!GO!という存在を支持してゆく人たちを増やし続けている。「初めてのリキッドルーム・ワンマンの時以上に、動員はもちろん、前回を上回る盛り上がり。私たちの気持ち的には、前回のリベンジを果たせたと思っています」(佐伯かな)という言葉も出ていたように、ライブに於ける圧倒的な存在感と説得力の面では、他の追随を許さない?!際立つ個性を描き出している今のCANDY GO!GO!。

7月1日には、新宿ReNYでの「結成5周年」を祝したワンマンライブが早くも決定。この勢いのまま、CANDY GO!GO!の躍進は続いていきそうだ。

最後に。メンバーらとキャンディストたちには「同志」という言葉がとても似合う。互いに信頼が生まれているからこそ、阿吽の呼吸で、あのお祭騒ぎの風景が導き出されてゆく。互いに心で握手している関係だからこそ、お互いが不安なく全力で感情をぶつけては、一緒に高めあっていける。互いを信頼しきっているからこそ生み出される熱狂は、見てる側の気持ちも嬉しく震わせてくれる。その興奮と高揚を知ってしまったからこそ、素直に応援したくなるのだろう。その未来図を見続けたくなるのだろう。(TEXT:長澤智典)


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