今回の単独巡業の大きな特徴になっているのが、公演毎に演目を変えていること。軸となるメニューは10パターン程度。とはいえ、演奏するたびに最良な形を模索するために楽曲の組み換えを行い続けていることから、20数本行った現状でさえ、同じ演目で演奏したライブは数えるほどしかない。しかも今回は、100曲を越す己龍の持ち曲のうち、すでに90曲以上をセットリストに組み込んでいる。まさに、新旧様々な楽曲を各地の会場で演奏している。実際にライブを体感しているファンたちの間では、「今日は何々を演奏していた」と、普段のライブではなかなか味わえない楽曲へ触れるたびに、ネット上を通し、いろいろと話題が語られているようだ。もしかしたら、この巡業中に持ち歌すべてを披露する可能性も??
公演ごとに様々な演目を披露しているよう、何度も会場へ足を運びたく楽しさが今回の巡業の大きな特色になっている。もちろん、その目的の一つにあるのが、千秋楽公演となる7月31日(金)日本武道館公演で"今の己龍のベストなライブを描き出す"こと。ただし、勘違いして欲しくないのが、この巡業は日本武道館公演を成功させるために行っているのではないということ。
日本武道館公演も、他のライブと何ら変わらない「47都道府県単独巡業-龍跳狐臥(りゅうちょうこが)-」の中の1本。ギターの参輝も「今回の巡業のメインは日本武道館公演ではなく、1本1本のライブ。つまり、全公演なわけで。各地で、昔から応援し続けてくれてる人たちや、最近になって己龍を知り、ファンになった人たちまで、いろんな方々がいます。その人たちに、「己龍とはこんなバンドなんだ」という側面をいろいろ知ってもらいたい。その姿をたくさん魅せたうえで、その総まとめを日本武道館公演へと繋げたいからこそ、現状90曲以上の持ち歌を入れ換え演奏しているわけなんです」と答えている。
これから地元で己龍のライブを楽しみにしている人たちは、ぜひ、「その日だからこその演目」を楽しんで欲しい。可能なら、何本かライブを掛け持ちして観ることをお勧めしたい。間違いなく、観るたびに異なる楽しさを味わえるはずだ。そのうえで日本武道館という場所に集い、みんなで盛大に打ち上げを楽しもう。
巡業は、現状半分終わった程度。まだまだ進化し続ける己龍のライブに、ぜひ足を運んでいただきたい。
TEXT:長澤智典
会場ごとに異なる“己龍”の魅力!「47都道府県単独巡業」折り返し地点に
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