会場入り口にはハロウィン仕様のゲートが設置され、会場内も“不思議の森世界”風なデコレーションが施されている。場内のスタッフもお化けに仮装、ファンの思い思いなコスプレ率も9割オーバー。TEAM Hのライブというだけでも期待で胸膨らむのに、いつもと違った雰囲気がワクワク感を一層アップさせる。
ピーターパンが誘うエレクトロな大冒険
この日のテーマは「世にも不思議で、ちょっと愉快な物語」。では、その物語とは?ある日ののどかな午後、ヘッドホンで音楽を聞くBIG BROTHER(以下BB) の横でグンちゃんが寝そべっている。二人は野外でゆったりとした時間を過ごしていたが、そこに狂言回し役のウサギが現れ、その後をついていくと、迷い込んだのはキノコだらけのワンダーランド! 彼らはお菓子の家や赤頭巾ちゃん、7人の小人たちに迎えられ、何が起きたのか理解できない様子だ。そして突如現れた妖精が彼らの衣装をチェンジさせ、グンちゃんはピーターパンに、BBはフック船長に大変身! そんなアニメに続き、お化けカボチャが「準備はOK? SCREAM!」と客席を盛り上げ、いよいよパーティーがスタートした。
グンちゃんがカメラ越しにキッスをプレゼントした後はヒップホップ・パーティーにシフト。「Gold Digger」の曲に合わせて彼がシューティングポーズをとったかと思えば、撃たれてよろめく姿を演じて、一人二役。艶かしく踊るバニーガールが危険な華を添え、二人はノワールに魅せた。
キモノ姿の艶やかなグンちゃんに驚愕!
海賊船でのパーティーを楽しんだTEAM H。二人はその後も不思議な場所に迷い込む。パーティーで飲みすぎたBBはある場所で、ガラスで出来た靴の片方だけを発見。彼がシンデレラを期待するのは無理もない。そして、またも現れたうさぎを追って辿り着いた城に入っていくと、そこには片足だけ靴のない女性が! しかし、彼女が履いていた片方の靴はガラス製ではない、つまり、シンデレラではなかった。視線をゆっくりと上げていくと、その先にいたのはグンちゃんだった。「Do it on the speaker」で現れたグンちゃんはヤバかった。ロングヘアなウィッグにネオジャポネスクなキモノ、そして、下はハーフパンツ&スニーカーと、そのイメージはアバンギャルドかつ摩訶不思議なシンデレラ? しかも、身のこなしはセクシーで、時にはM字開脚を見せるなど極エロモード。自分の指を唇に当て、その後カメラにタッチすれば、グンちゃんとファンが間接キッス。このライブは全国の映画館に中継され、彼は日本中のファンとキスをした。
ドラキュラの盛りだくさんのトリートに嬉しさいっぱい
セクシーダンサーが霞むくらいにセクシーだったグンちゃん。次に迷い込んだのは怖そうなお化けウサギたちが待つ墓場だった。気味悪がるグンちゃんを、ウサギが「20代最後のハロウィンだろ?」と背中を後押しすれば、襟のピンと立った黒いマント(裏地は赤) をまとってドラキュラに扮したグンちゃんがステージ上に。とはいえ、ここに吸血鬼はいない。8時34分の時計をバックにした「As time goes by」では四つ打ちビートに二人が美声をのせ、グンちゃんの「ホンモノのパーティー、行くぞ!」との声で始まった「Djing」では彼がDJミキサーのツマミを操作し、DJプレイ。グンちゃんが「最後まで爆発しよう!」と呼びかけてスタートした終盤は、彼がギターのアテぶりや、四股を踏んでからのジャンプを演じてなおもヒートアップ。自分をクールダウンさせるかのように、ボトルの水を頭からかけるが、もちろん勢いは止まらない。また、BBがフロアに下りて客席に乱入すれば、パーティーピーポーの熱狂の渦に巻き込まれて、ファンの興奮は天井知らず! 「SHAKE IT-JPN ver.-」ではグンちゃんが後ろ髪を束ねてプチ・ライオン・ヘアにし、ビートに合わせて、それが揺れる。こうして二人は最後までハイエネジーなステージングを見せたのだった。
ライター:きむ・たく
「TEAM H HALLOWEEN PARTY」
会場:幕張メッセ
日時:2015年10月31日(土) 開演 18:00
【SETLIST】
01. Party tonight
02. Welcome to my world
03. Feel the beat(Japanese ver.)
04. Gold digger
05. I'm so ghetto
06. Do it on the speaker
07. Liquor shot
08. I just wanna have fun
09. What is your name?(Japanese ver.)
10. CAN'T STOP-JPN ver.-
11. Raining on the dance floor(Japanese ver.)
12. As time goes by
13. Djing
14. Beautiful change
15. Getting over
16. SHAKE IT-JPN ver.-
17. Rock and roll tonight
<ENCORE>
18. Driving to the highway
19. Take me(Japanese ver.)
20. GOTTA GETCHA
21. Party tonight
【REPORT】トリックもトリートも!TEAM Hの破格なおもてなしパーティーピーターパンからドラキュラまで登場したワンダーショー KSTYLE
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