チケット完売しないとバンド活動休止というハードルの設置、プールイのポリープ手術、サウンドプロデューサー兼メンバーであったオプティマス松隈の脱退など窮地に追い込まれながらも、見事満員御礼状態で迎えることとなった同公演。
手術後のライブでは喉を庇うように歌っていたプールイも、この日は得意のハイトーンボイスが気持ちよく響き渡り、フルスロットルのアクトを繰り広げていく。
女性バックダンサーと芸者姿で踊り出したり、巨大なエビに扮したスタッフと『エビマヨ詐欺』なる楽曲でエビ反りダンスを展開したり、会場はお祭り騒ぎ。ファンへの感謝を綴った『マイセルフ』では美しい大合唱を生み出し、多くの涙を誘った。 ライブ終盤には同時多発的にモッシュやクラウドサーフも巻き起こり、会場の熱量はどこまでも激しく上昇していく。
また、アンコールでは、バンド名をLUI◇FRONTiC◆松隈JAPANからLUI FRONTiC 赤羽JAPANに改名することを発表し、3月25日にリリースするニューシングル『リプミー』のMV初公開&ライブ初披露。そしてプールイの口から今作でユニバーサルミュージックよりメジャーデビューすることも発表された。
さらには、表題曲『リプミー』(作詞:プールイ 作曲:テンペスト竹内(g))がテレビ東京系アニメ「マジンボーン」エンディングテーマに決定したことも明らかとなり、オーディエンスと「タイアップ!タイアップ!」とコール&レスポンスを巻き起こす。そんな多幸感に溢れた空間に満面の笑みを浮かべたプールイは、最後の曲『Dear』を歌う前にこう語った。
「メジャーに行けるのは本当にみんなのおかげです!ありがとう!アニメのタイアップを獲ったりしてくれたスタッフの皆さんもありがとうございます!でもメジャーに行ったからと言ってそこがゴールではなくて、やっとスタート地点に戻ってこれたと思ってます。まだまだ始まったばかりでやりたいこともたくさんあるんですよ!フェスだって出たいし、企画ライブだってしたいし、ワンマンライブだってもっともっともっとしたいし、まだ大物とフライデーされる夢だって捨ててないし(笑)、みんなが周りに自慢できるぐらいでっかいバンドになりますんで、これからもLUI FRONTiC 赤羽JAPANをよろしくお願いします!ここにいるみんなで一緒に武道館行くよね!約束だよ!」
BiS時代に最終目標として掲げるも達成できなかった日本武道館ワンマンライブの夢。その約束の地に向かってメジャーシーンで戦っていくLUI FRONTiC 赤羽JAPANの動向にぜひ注目してほしい。
元BiSプールイ率いる「LUI FRONTiC 赤羽JAPAN」紆余曲折を経てメジャーへ
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