「仮面女子の今後」「センターの苦悩」を立花あんなが話す

元旦に発売したシングルはオリコン1位、テレビ東京で冠レギュラー番組が始まり、さいたまスーパーアリーナ公演も決定しているなど大ブレイク中の地下アイドル仮面女子。

様々なニュースが流れる中、絶対的センターであり中心人物の立花あんなに、胸の内を聞いた。


20150111-dsc06425.jpg【クリックで大きな画像】


―今月から「仮面女子」の冠番組が始まりました。


立花あんな

地上波初の冠番組で「仮面女子のやっぱ全力だね~」というタイトルで、毎週出させていただきます。今年、仮面女子は1月から早速オリコン1位を獲らせていただき、さらにレギュラー番組という感じで、秋葉原だけじゃなくて、全国のお茶の間に浸透していきます!


―どんな番組ですか?


立花あんな

毎週水曜日の深夜2時35分から、30分もやらせていただくんですけど、IカップとGカップコンビの天木じゅんと神谷えりなが、お風呂入ったりしてセクシーなコーナーもあれば、寝起きですぐ歌う「寝起きすぐ歌謡show」なんていう、ドッキリ的なコーナーがあったりと、とっても楽しい番組です!お色気だけじゃないのでご安心ください(笑)。


―今年は秋に大きなライブがあります。


立花あんな

11月23日にさいたまスーパーアリーナで演らせていただきます。


―2万人入る会場ですが、埋める自信はありますか?


立花あんな

ホントに全然ないです。多分、ドッヂボールとかオリンピックができちゃうくらいにスペースが余ると思います(笑)。


―初めてさいたまスーパーアリーナでライブって聞いたときどうでしたか?


立花あんな

生まれて初めて、腰を抜かしました(笑)。重大発表とスクリーンに出たときに、「武道館でライブだ!」と思ったので、「武道館、武道館、武道館…」て唱えてたんです。そうしたら、さいたまスーパーアリーナで…。実は武道館はシドさんの10周年ライブで呼んでいただいて、立たせていただいたんですけどあまりにも大きすぎる…。Zepp Tokyoでも「地下アイドルの奇跡」だと思っていたのに、武道館よりも大きい会場と聞いて今はただただ怖いです。


―不安ですか?


立花あんな

はい。昨年よりも全然比べものにならないスピードで、ライブ本番の11月を向かえなきゃいけないとは思ってます。


―今の時点で何か秘策はありますか?


立花あんな

さいたまスーパーアリーナという大きな会場でライブをするにしても、初心を忘れずにビラ配りとかの基本をしっかりやっていきます。これは希望ですが、今年はアイドル以外のお仕事にも挑戦して、他のジャンルで私を知っていただいた方が「アイドルの立花も見に行こう。」て思っていただけたら嬉しいと思ってるんです。


―ちなみにですが、チケットっていくらです?


立花あんな

それが3000円なんですよ!劇場の土日公演が、当日券で3500円なんですけど、それより安いんですよ、なぜか(笑)。社長がTwitterをやっているんですけども、そちらで希望額をアンケートしていて、確か3500円くらいの人が多かったんですけど、その多かった意見よりさらに安くして3000円にしたみたいなことを書いていました。もう、赤字覚悟だと思いますね。たぶん今までのアーティストさんでいないんじゃないかなっていう安さですよ(笑)。


―立花さんは仮面女子では不動のセンターですが、センターに対しての自分自身考えることは?


立花あんな

すっごくありますね。「私、センターなんだ」って言葉で言ったりはしないんですが…毎回新曲が出るたびに次の楽曲も私がセンターにいられるのか?正直不安になります。劇場あっての私たちなので、劇場公演は絶対お休みしないとか、体調管理はすごく気にしています。劇場では、今日はよかったなって思う子にファンの方が投票するシステムがあって、人気が毎週発表されるんです。アリスプロジェクトは人気が全部数字に出るので、常に上位にいるようにしたいと意識して、ファンの方に認めてもらいたいなと思っています。


―今までメンバーから「なんでいつもセンターが立花なの?」というような話は出たことあるんですか?


立花あんな

ひゃ~(笑)。心の中で思ってる子はいるかもしれないですけど、直接は言われたことはないです。この劇場ができて2年経つんですけど、1日もステージを休まなかったのは私だけなので、そういうところは評価してくれてるのかな…。あんまり風邪ひかなかったり、あとは疲労骨折になった時期とかもあったんですけど、特に言わずにやりすごして、自力で治しました(笑)。


―今、最強の地下アイドルとして認知度が上がっている中で、センターを続けることは重圧だと思います。メンバーとそういった話はするのですか?


立花あんな

基本的に他人に相談しないタイプなので、もちろんみんな仲いいんですけど、相談は誰にもしたことないです。センターとしての悩みとかは他人に言ったことはないですね。私にしかわからないと思う。何か弱いところを人に見られるのがすごい嫌いで。他のメンバーとかはSNSやTwitterで落ち込んだことを呟いてファンの方に励ましてもらう子とかいるんですけど、私が元々アイドルになったのは人に元気を与えるためなので自分の苦しんでる姿は見せたくなくて、元気な姿だけ見て欲しいなっていつも思っています。そういうところだけをファンの方に見せてますね。だから弱音は吐けないってのはあります。


―それって辛くなりません?


立花あんな

ありますよ。すごい、負けず嫌いなんで、さっき言った投票の人気とかが落ちると正直落ち込みますし。あと元々ダンスも習っていないので、もちろんグループの中で一番輝くぞって感じでステージに立ってはいるんですけれども、新しい楽曲の振り付けをもらうと、他のメンバーより自分のモノにするのは早くない方ですし…うまく踊れなかったりとかすると、悔しいなって思います。やっぱり真ん中なので、ファンの人は絶対見るから、一番うまくなきゃいけないと思っています。


―センターに居ることの特別感はありますか?


立花あんな

ありますね。メンバー全員が付けているジェイソンマスク。みんな黄色い仮面なんですけど、センターは赤い仮面なんです。もうその時点で違いますし、楽曲の中で、サビ、ソロパート、重要な歌の最後の最後の大サビのパートを任せていただいたりしているので特別と感じます。誰もがやりたいポジションだと思います。ちょうど先日、アリスプロジェクト公式ゲームの「元気種☆」のポイントで、アリスプロジェクトの新たな楽曲のセンターが決まるっていう争いがあったんです。そのときに、みんなスゴく頑張っていて、「センターになりたい子こんなにいるんだ」って改めて思いました。


―立花さんのアンチっていないんですか?


立花あんな

まだまだ仮面女子もこれからなので、みんなで盛り上げようという感じなんです。あと、ゲーム「元気種☆」でひとつわかったのが、私は「神推し」っていう1推しのメンバーではずっと人気が2位だったんです。でも、立花あんなが1番推しじゃない人も、2番目か3番目には私のことが好きな人が、アリスプロジェクトの中で一番多いんだって数値を見てわかって、それがすごい自信になったんです。


―ほんとうにアンチっていない?

立花あんな

センターなのにかわいくないって書き込みはよく見るんですけど(笑)。でもあんまり傷つかないんですよ。だろうなって思ってしまって(笑)。でもパフォーマンス面ではあんまり叩かれたことはないんです!人気投票とかで基本的に上位にいさせてもらってるので、顔じゃなくても、人気があれば大丈夫かなって思って。


―センターから見て、ほかのメンバーに思うところはあるんですか?


立花あんな

劇場では終演後にステージ上で撮影会があるんですけど、個別の撮影になるので自分が呼ばれないときは後ろで立ってるしかないんです。そういうときも絶対、これはプロとしては当たり前だと思うんですけど、笑顔だったり、素の自分にならないってのをすごい意識していて、やっぱりそれができてない子も何人かいて…。私、アリスプロジェクトのメンバーはみんな好きだし、いい子たちなんですけど、尊敬できる人はひとりもいなくて…そういう面、自分が一番ちゃんとしてるって思ってるんですよ。ファンの方に対して、です。今年でもう23歳になっちゃうんですけど、私が、この子なら次のセンターになって欲しいなって子が現れるまでは立ち続けないといけないと思っています。センターは、私が選べないんですけどね(笑)。やっぱり、そういう子が出るまでは守り続けたいと思います。


―やっぱりセンターでいるには覚悟があるんですね。


立花あんな

はい。もちろんです。


―センター狙っているメンバーは実際にいるんですか?


立花あんな

なりたいって言ってる子は聞きます。パフォーマンスが素晴らしい子でも、例えばブログの更新が少ないとか、ファンの方に対する態度が「素」だったりとかそういう小さなこと、わたし結構見ちゃうので、ダメだなって思っちゃったりとかします。逆にかわいいし、ファンの方に接する態度もアイドルとして素敵だなって思うけど、まだまだ仮面女子としてダンスとかパフォーマンス面でちょっと真ん中で踊るにはカッコつけられないだろうなって子がいたりとか、惜しい子が多いかなと思います。私もこんな事言えた立場じゃないですけど(笑)。


―もしもセンターじゃなかったらどうですか?


立花あんな

たぶん、耐えられないと思います(笑)。私もこんなにセンターに貪欲になると思わなかったんです。私は元々センターになりたくてなった子じゃなかったので、思いもよらなかったんですけど、1回立ってしまったら、下りられないと言いますか…。


―センターの魅力はなんですか?


立花あんな

なんなんですかね(笑)?その、先ほどの話に出たゲーム「元気種☆」でのセンター争いも、ホントに大変で、仕事以外のプライベートな時間すべて、そのゲームを私自身がやってたんですよ、ずっと。自分でも色々と頑張れる要素があったので。ずっとやっていて、ホントにセンターじゃなきゃイヤだ!ってずっと思ってたんですよ(笑)。やっぱりセンターって理屈で考えられない部分があるんですね。今は違うんですが、少し前は365日ライブしていても個人単位でお休みが取れたんです。でも、私はいらないです!ってお休みを拒否して、センターに立ち続けて頑張ってきました。


―そんな立花さんが気になっているメンバーはいますか?


立花あんな

小柳朋恵ちゃんって子なんですけど。でも今ちょっとライブ休養しちゃってるので残念なんです。人気もあって、ステージで輝いてると私も思うので、すごい期待してるんです。


―ライバルはいますか?


立花あんな

AKBさんは国民的アイドルじゃないですか?AKBさんは尊敬していてもちろん超えていきたいと思いますけど、仮面女子は違う方向で「国民的【地下】アイドル」という新たな称号を作りたいと思います。


―その中でずっとセンターでいたい?


立花あんな

さいたまスーパーアリーナに、センターに立つっていう目標ができてしまったので頑張ります。


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