吉川友熱狂の台湾公演 中国語で「わがままボディ」アピール

吉川友が初めての台湾単独公演<吉川友ライブツアー in台湾 ~友言実行!~>を、7月5日、台北にあるライブハウスPIPE Live Musicにて開催した。

「台湾に傷痕を残せるように頑張ります!」── 吉川友

前日には、日本と台湾のアイドル対バンイベント<女子偶像音楽祭>へ、5人組ガールズグループ・STARMARIEとともに日本代表として登場し、会場を大きく沸かせた吉川。その翌日に設定された初の台湾単独ライブには、前日の興奮も収まらないファンが多数集まり、満員の会場は日本でのライブと変わらない盛り上がりをみせた。


20150706-kikka04.jpg【クリックで大きな画像】

デビュー曲『きっかけはYOU!』『いいじゃん』と始まった台湾ライブ。日本同様に「きっか!」コールが発生し、ただでさえ暑い台湾(気温34.4度)を冒頭から熱くしていく。

一方、MCでは中国語で「はじめまして、日本から来ましたアイドル“わがままボディー”吉川友です。」と挨拶。さらにそのまま中国語で話を続けて、しかもアドリブまでも飛び出す。中国語でも吉川友らしいトークが行なわれ、台湾のファンからのダイレクトな笑いと歓声が沸き起こった。

中盤には、彼女が2012年にリリースしたアルバム『ボカリスト?』でカバーした『LOVE涙色』『私がオバさんになっても』といったポピュラーなJ-POPも披露。さらに前日の日台アイドル対バンイベントで共演したSTARMARIEもゲストとして登場する。

そして吉川友+STARMARIEの6人編成で、アジア圏でも高い知名度を誇る事務所の先輩、モーニング娘。の『LOVEマシーン』をパフォーマンス。そもそも吉川はハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)出身。ソロデビュー後はグループ活動への憧れをしばしば口にしていたこともあり、ハロプロエッグ時代に仲間たちと幾度となくライブで歌ったこの曲を、台湾初単独のステージで仲間たちと披露できることを楽しんでいるようだった。

もちろん最新曲『花』も、台湾単独公演では17分25秒フルサイズで歌われる。アイドルシーン前代未聞の組曲をステージ上で3パターンの衣装に早替えしながら披露するこの曲。吉川友が作り出すドラマティックな展開を目の当たりにして、台湾のファンも、そのステージに一気に引き込まれているようだった。

後半には『Sweetie』や『Time to zone』『URAHARAテンプテーション』といったアップテンポなナンバーを並べて、フロアは飛んで跳ねてペンライトを振っての大興奮。会場の熱量をこれでもかと高めて、本編を締めくくった。

アンコールに入ると、台湾公演が行なえたことへの感謝の気持ちを口にして、会場のファンと一緒に記念撮影を実施。そして『こんな私でよかったら』『ずっとずっとずっと君がスキだ』と、台湾に向けたメッセージにもとれる2曲を歌い上げる。

日本からはるばる駆けつけた人、台湾の地でずっと心待ちにしていた人。日本と台湾、言葉も文化も異なる人たちが気持ちを通じ合わせ、笑顔とともにひとつになる瞬間。この日、そんな光景の中心にいたのは、他でもない吉川友だった。“日台友好の架け橋に”という表現は大げさかもしれないが、少なくとも本公演に参加したファンたちの間には、吉川友を通して新たな交流が生まれていた。これは紛れもない事実である。

「台湾のライブは盛り上がりますね。どの国でもそうですけど、今回は前日が雨で、このまま雨で雨女と言われるかと思いきや、快晴。お天気が味方してくれました。熱く、熱く盛り上がったんじゃないかなって思います。手応えを感じたので、台湾で定期公演ライブ、海外進出を狙いたいと思います。頑張ります。」── 吉川友

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