前回のキービジュアル解禁では、YKBXによる2次元と3次元の「3人のさユり」による2.5次元なビジュアルが公開され、「顔が見えているのに謎が多い」「1枚の写真なのになぜか目が離せない」とインターネットを中心に話題となっていた。
そんな話題沸騰の中、続けて公開されたCDジャケットビジュアルは、YKBXのさらなるクリエイティブディレクションにより、キービジュアルの世界観をさらに進化&深化させた、前回を上回る魅力に溢れたものになっている。
『ミカヅキ』は3形態のCDで発売されることから、「酸欠少女さユり」をテーマにしつつも、それぞれにキーカラーのある、まったく違う色味と内容のアートワークになっている。
初回生産限定盤は、キーカラーはブルーで、キービジュアルをベースとした、3人の酸欠少女さユりを描いた、『ミカヅキ』のジャケットアートワークの中心となる「光と病み」を表すビジュアル。
通常盤は、キーカラーはレッドで、初回生産限定盤DVDに収録の『ミカヅキ』MVとシンクロする、深く赤い水の底に沈んだ2次元の「さユり」を描いた「蘇生と希望」を表すジャケット。期間生産限定盤は、キーカラーはイエローで、“ノイタミナ"アニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」の注目キャラクターであるミナミと死体君をYKBXが描いた、「乱歩奇譚 Game of Laplace」×YKBXのコラボジャケット。ミナミと"酸欠少女"さユりが イコールになった「生と死」を表すコラボジャケット。
この3つのジャケットはテーマカラーもビジュアルも異なっているのに、共通性を感じる。
それはなぜか?
3つのジャケットのさユりそれぞれが《社会の“生き"苦しさに「酸欠」している》のだ。
深海で酸素を欲するかのごとく、生きることにもがく3人のさユり。満たされなくとも、不完全で未完成でも進んでいきたいと歌う、さユりそのものであり酸欠世代の共振曲でもある『ミカヅキ』に込められた、美しき息苦しさと前向きな「翳(かげ)」が、3種類のジャケットそれぞれの世界とカラーで描かれ、ひとつの「酸欠少女 さユり」を生み出している。
たくさんの人と接してコミュ二ケーションを取っていくということは、深海で孤独にもがいている状態と紙一重なのかもしれない。そう気づかされるからこそ、デビュー前にもかかわらず、さユりのパラレルワールドに共鳴する声が続出しているのだろう。
この「酸欠少女 さユり」のパラレルワールドをビジュアルクリエイトするのは、今もっとも注目されているビジュアルアーティスト「YKBX」。YKBXは、同じく“ノイタミナ"アニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」のオープニング・テーマを歌うamazarashiのトータルアートディレクションや初音ミク・ボーカロイドオペラ「THE END」のビジュアルディレクション・ 演出・映像ディレクターを務めるなど、 国内外の映画祭やイベントでも高く評価されている。
YKBXのビジュアルディレクションにより、この「儚くも、貫くべき意志を持った」3人の“酸欠少女さユり“が今後どのような動きを見せていくかは必見だ。
また7月30日には渋谷パルコのライブスペース「2.5D」にて、さユりライブ&トーク番組「酸欠少女さユり 夜明けの実験室 アニメ編」を開催。この2.5Dでのライブ&トーク番組はマンスリーで開催予定だが、今回第一回目の豪華トークゲストとして「乱歩奇譚 Game of Laplace」監督、岸誠二氏と主人公コバヤシの声優、高橋李依、そしてYKBXの出演が決定。
3人の豪華ゲストとさユりとの刺激的なトークと、さユりの2.5次元ライブによる、パラレルで衝撃的な一夜になること間違いない。イベントの模様は2.5Dとニコ生で無料で視聴可能。
今回、3種のジャケットが公開された「“酸欠少女"さユり」デビューシングル『ミカヅキ』は、2015年8月26日発売。アニメの世界観ともリンクする鋭い人間描写と現代を生き抜く渇望感を目と耳で感じて欲しい。
アニメ「乱歩奇譚」ED曲ジャケ写はミナミと死体君
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