今回、最終日の昼公演である「後藤まりこ(ストロングスタイル)」のライブレポをお届けする。
このワンマン、後藤まりこがギターだけで勝負をする「弾き語り」、打ち込みユニットである「後藤まりこ17歳お寿司大好き」、バンド形式と回によって別れ、今回のストロングスタイルは、後藤まりこが自身のギターとMacのみで演奏を行うスタイルとなる。
普段通りに駆け足で現れた後藤まりこ。『Re:なくす』から始まったLIVEは『好き、殺したい、愛してる』のエレキ弾き語り、『4がつ6日』へと続き、会場のボルテージもマックスに近い状態になる。ここ数ヶ月はイベントやフェスなどの出演が多かった後藤まりこ、今回はワンマンということもあり気合が入っているのがよく分かる。
彼女の伝えたいという想い、そしてファンの受け入れたいという想いがキレイに融合。途中、客席へダイブした後藤は「めっちゃしんどい!」と叫びながらも、全身でファンの愛を感じながら『正しい夜の過ごし方』『M@HφU☆少女。。』『sound of me』と立て続けに楽曲を披露。
「ライブハウスでまた明日ね、っていうのはあんまりないからスゴく不思議だけど嬉しい」と話す後藤。「進まなあかんから、一人でも応援してくれる人がいたら…わたし、やるって決めたから」と決意表明をしたのも、今回のアルバム発売がソロ活動の中で大きな転換期になることを感じさせる。
ギターを掻き鳴らしながら『関東ローム層』『スナメリ』などの新曲も披露。LIVEは当然、現場へ足を運び体験をしなければ楽しさを100%感じられないが、後藤まりこのLIVEは絶対に一度は体験するべき、とおすすめできる。客席にダイブをしたりと過激な側面も楽しめるが、何よりも一直線で真っ直ぐな彼女の音楽に対する姿勢は感動を呼ぶ。
この日も、ストロングスタイルではセットリストを用意せずに、すべてアドリブで披露。同じことが嫌いとよく話す後藤まりこ。予定調和でないからこそ、新しい発見が常にある。そして、それをしっかりとエンターテイメントとしてファンへ届ける後藤まりこは、音楽が細分化し様々に形を変えてきた「ロック」を体現しているアーティストの数少ない一人だと思える。2014年、最新型のロックは、後藤まりこのLIVEにあるのかもしれない。ロックがつまらなくなった、と失望しているロックファンにこそ後藤まりこのLIVEを是非見て欲しい。(写真/朝岡英輔)
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