SBSドラマ決算!2本の傑作「星から来たあなた」と「大丈夫、愛だ」が今年の成果


写真=SBS


SBSは昨年、“ドラマ王国”と呼ばれた。平日のドラマが人気を集め、他の放送局を圧倒した。1年が経った今、多少はみすぼらしくなった様子だが、完成度と話題性をバランスよく備えた2本の傑作を残した。

「星から来たあなた」と「大丈夫、愛だ」が今年の成果


今年のSBSドラマの中で視聴率と作品性などを総合して考えて成果を収めた作品は「星から来たあなた」と「大丈夫、愛だ」だ。特に「星から来たあなた」は自己最高視聴率28.1%(ニールセン・コリア、全国基準)を記録した。主演のチョン・ジヒョンとキム・スヒョンのギャランティーはうなぎ上りし、その影響は中国まで拡散し“星から来たあなたシンドローム”を生み出した。演出を務めたチャン・テユプロデューサーは同作品で第27回グリメ賞演出ドラマ部門、第3回大田(テジョン)ドラマフェスティバル演出賞などを受賞した。

「大丈夫、愛だ」は爆発的な視聴率ではなかったものの、高い完成度を誇った。特に、チョ・インソンの熱演は圧倒的だった。序盤は自信満々な推理小説作家、中盤にはロマンチックな彼氏、後半には自己分裂の患者を演じ、多彩な演技を披露した。自身の苦痛の過去に直面する自己分裂患者の演技は視聴者を泣かせた。彼が大田ドラマフェスティバルで大賞を受賞した理由でもある。


その他のドラマは…


2本の作品以外のドラマは残念な結果となった。「スリーデイズ」「君たちは包囲された」「ドクター異邦人」は視聴率は良かったものの、最後まで人気を維持できなかった。下半期の期待作に挙げられた「秘密の扉」を含め「温かい一言」「神の贈り物-14日」は分かれる評価と物足りない視聴率で終わった。存在感のなかった「誘惑」や、虚しい結末となった「僕にはとても愛らしい彼女」も同じだ。

しかし、放送中の月火ドラマ「パンチ」と、水木ドラマ「ピノキオ」はウェルメイドドラマとの評価を得ている。それぞれ“信じて見る”との説明が付くパク・ギョンス脚本家とパク・ヘリョン脚本家の作品だ。台本はもちろん、演出、演技の三拍子がぴったり揃い、ポジティブな反応を得ている。全般的に平日ドラマの視聴率が低迷した中、これらの作品が視聴率まで引き上げられるかが注目される。


意味はあるが視聴率は残念


週末ドラマでは「3度結婚する女」を除いては全体的に憂鬱だ。「3度結婚する女」は後半で力を発揮し、序盤の低迷した成績を挽回したが、後番組の「熱愛」「エンジェルアイズ」「果てしない愛」は残念な成績で終わった。「気分の良い日」は早期放送終了し、現在放送中の「美女の誕生」と「モダンファーマー」は高い話題性にもかかわらず低迷した視聴率を記録している。

もちろん、それなりの意味はある。温かい家族ドラマを掲げた「気分の良い日」は優しいドラマと呼ばれ、固定視聴者から支持を受けた。「モダンファーマー」は財閥、不倫など、週末劇によくある“マクチャン”(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)要素を排除し、愉快な展開と新鮮なキャラクターを全面に出している。視聴率競争では劣るものの、「『ギャグコンサート』より面白い有機農ドラマ」との賛辞が相次いでいる。


視聴率のプライドだけは守ってくれた毎日ドラマ


毎日ドラマ(月~金まで放送されるドラマ)は好調な視聴率を記録した。多少無理のある展開の“マクチャン劇”で勝負したところは残念だ。その代表例が朝のドラマの「清潭洞(チョンダムドン)スキャンダル」と、13日に韓国で放送終了した「ずっと恋したい」だ。「清潭洞スキャンダル」は20%を超える視聴率を記録し高い人気を集めているが、姑の奇抜な悪行が続いている。序盤の無精子症の話が繰り返され「精子洞スキャンダル」とのニックネームもつけられた。

一方、若者たちの多彩なロマンスを見せると思われた「ずっと恋したい」は拉致と監禁が繰り返されたことから「ずっと拉致したい」と呼ばれた。低迷した視聴率引き上げようと、中盤からのストーリーはテヤン(ソ・ハジュン)とチェ院長(キル・ヨンウ)の対立を中心に流れた。タイトルとは違い、主人公のテヤンとユリ(イム・セミ)は愛を叶えないまま終わってしまった。地道な視聴率を記録したものの、視聴者からの不満が高かった理由でもある。





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