“韓国アイドル憧れの地”東京ドーム&タワーレコード渋谷店に行ってみた!


圧倒的な規模の東京ドーム


新人アイドルのインタビューで必ず聞かれるのが“夢のステージ”についてだ。「どのステージに一番立ちたいか?」と聞くと、新人アイドルの90%が東京ドームを挙げる。それは日本が好きだからという意味ではなく、東京ドーム公演が持つ象徴性のためだ。


東京ドームは日本初の全天候型球場で、プロ野球セントラル・リーグ・読売ジャイアンツのホーム球場だ。ドーム形の野球場であるため、試合がない日はコンサート会場としてよく利用される。最大5万5000人まで収容可能な大型会場だ。韓国最大の室内公演会場であるソウルオリンピック公園・体操競技場の収容人数が1万5000人であることを考えると、東京ドームの象徴性がさらに大きく感じられる。


今まで韓国の歌手の中ではRAIN(ピ)、東方神起、SUPER JUNIOR、BIGBANG、KARA、JYJ、2PM、SHINeeなど、トップクラスの人気アーティストが東京ドームのステージに立った。そのため、東京ドームでコンサートを開催するということは、莫大なファンと認知度を持つことを証明する。韓国の歌手にとって東京ドームのステージに立つということは、“トップクラスの韓流歌手”であると正式に認められることになるのだ。


東京ドームで5万人が行うカードセクションイベントの感動


東京ドームに行ってみると、その規模の大きさに言葉が出なくなる。イベント開催時の会場の周りは、まるで通勤ラッシュの地下鉄のように多くの人で溢れかえっている。約5万人でぎっしり埋め尽くされた客席で輝くペンライトが一面に広がる光景は本当に美しい。2月14日と15日に開催されたSHINeeの東京ドーム公演では、SHINeeの公式カラーであるパールアクアグリーンの光が感動的だった。韓国のコンサートではファンイベントとして特定のフレーズが書かれたスローガンイベントが行われるが、東京ドームでは観客が一つになって文字を作るカードセクションイベントが行われる。5万人だからこそ可能な感動のイベントだ。

ファンは好きなアイドルがより高い場所でキラキラ輝くことを望む。“私の歌手”が、“私のアイドル”が誰もが認める夢のステージに立つということは、ファンにとっても嬉しいことだ。たとえ歌手が綿棒のように小さく見える広い会場であっても、夢のステージに初めて立つ瞬間を一緒に迎えるために喜び、5万人の観客のうちの一人になるのもファンにとっては意味深い。それが“夢のステージ”東京ドームが“K-POPマニアの聖地”とも言われる所以だ。


タワーレコード渋谷店


タワーレコード渋谷店も新たなK-POPマニアの聖地として脚光を浴びている。「HIGH4、日本のタワーレコードチャートで1位」「B1A4、日本のタワーレコード予約ランキング1位」など、韓国でもタワーレコードに関する記事が頻繁に見られる。タワーレコードは日本の大手CDショップチェーン。中でも地下1階から地上8階までのビル1棟をまるごと借り上げた東京・渋谷店は、日本での人気を見極める基準になるほど大衆的な場所だ。

タワーレコード渋谷店の4階にあるK-POPコーナーに行ってみると、体系的な商品の並びが印象的だ。まず、ガールズグループとボーイズグループにセクションが分かれており、黄色のパネルに太くて黒い文字で歌手の名前が書いてある。そのため、歌手を簡単に探すことができる。また、最新アルバムや日本でリリースしたアルバムだけでなく、ずいぶん前に韓国で発売されたアルバムまで扱っている。さらに、アイドルだけでなく、10CMやチャン・ギハと顔たちなど様々な歌手のアルバムが並べられている。


日本のファンをはじめ、外国人もここを訪れてK-POPのアルバムを見ていた。この日は今月11日に日本でニューシングル「Your Number」をリリースしたSHINeeのミュージックビデオが特設コーナーで流れていた。これを3人の白人外国人が興味深そうに見ており、目を引いた。


タワーレコード渋谷店の特設コーナー


日本でアルバムをリリースしたSHINeeだけでなく、最近韓国でソロアルバムを出したCNBULE ジョン・ヨンファや、「グッとくる(You're pitiful)」で活動しているFIESTARのコーナーも目立っていた。現地で活動する歌手だけでなく、最近の韓国のK-POPトレンドを逃さないための努力が際立つ部分だった。実際にタワーレコード渋谷店にはK-POPだけでなく、ほぼすべての国の音楽が集結している。音楽を愛する人なら、欲しいアルバムがたくさん揃っているタワーレコード渋谷店の品揃えに目を丸くするかもしれない。ここは本物の“音楽マニアの聖地”だ。

タワーレコード渋谷店ではその象徴性にふさわしく、実際に様々なイベントが頻繁に行われている。13日にはボーイズグループHIGH4のミニコンサートが開催され、14日にはガールズグループSOONAMOOが渋谷店を訪れた。もし好きな歌手が日本に進出しているなら、タワーレコード渋谷店で堂々と日本版のアルバムを購入してみよう。なぜだか分からないが胸がいっぱいになるマニアの気持ちを感じることができるだろう。


韓流の人気はバブルだと言う人がいるが、現地で確認した体感人気は熱かった。東京ドームを囲む多くの人々や、K-POPコーナーにやってくる多くの音楽ファン、新人グループHIGH4のサイン会に参加するために集まったファンがその証拠である。可視的な成果だけでも確認できる。昨年、日本に進出したApinkは、日本でリリースした2ndシングル「Mr.Chu」が5万枚を超える売上枚数を記録した。SHINeeはニューシングル「Your Number」でオリコンデイリーチャート1位を獲得した。何よりSMエンターテインメントは東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代に続き、SHINeeまで東京ドーム公演を成功させ、マニアを集める最強の芸能事務所に位置づけられた。“K-POPマニアの聖地”の訪問を促す韓流の人気は今も変わらず力を発揮している。



元記事配信日時 : 2015年03月18日06時55分 記者 : パク・スジョン、写真 : パク・スジョン、写真提供=SMエンターテインメント、翻訳 : ナ・ウンジョン




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