「unBORDE Xmas PARTY 2014」アットホームなライブ大盛況

WARNER MUSIC JAPANのレーベルunBORDEのアーティストが集結して行なわれたライブイベント「unBORDE Xmas PARTY 2014」

12月23日、Zepp Tokyoで開催された。1回目のZepp DiverCity Tokyo、昨年のEX THEATER ROPPONGIと会場の規模を広げてきたこのイベントも今年で3回目。チケットは完全SOLD OUTの満員御礼!2700名のオーディエンスを迎えての盛大なX‘mas PARTYとなった。


開演までの時間、まずDJとしてオーディエンスを楽しませてくれたのはRIP SLYMEのSU。スターウォーズのトルーパーも登場し、イベントの幕開けから豪華なおもてなしとなった。


爆音で体を揺らし、フロアはすでに準備万端!「今年は例年以上に趣向を凝らし、企画てんこ盛りで派手にX‘mas PARTYをやりたいと思います!最後まで楽しんでいってください!」というレーベルヘッド 鈴木竜馬氏の開会宣言を受け、unBORDEが誇るONE&ONLYな魅力を持ったアーティストたちが続々と登場した。


20141224-s_rui2961.jpg【クリックで大きな画像】


トップバッターは、デビュー5周年を迎えたandrop。今年、国立代々木競技場第一体育館のワンマンで1万人を魅了した彼らのパフォーマンスは一昨年のこのライブよりも一段とパワフルになり、抜群のライブ感を輝かせながら全6曲を披露。オーディエンスのアツい声を最大限に生かした、堂々たるステージでフロアをヒートアップさせ、圧巻のオープニングを飾った。


2番手として登場したのは、「師走のこのクソ忙しい時期に、一緒にバカ騒ぎしてもらえますかー!?」とフロアを煽ったRIP SLYME。彼らの登場で、このイベントのパーティー感が一気に高まった。『楽園ベイベー(2014 Summer Remix)』などのキラーチューンだらけだったこの日、『熱帯夜』ではなんとチームしゃちほこが登場!意外過ぎる顔ぶれで揃いの振付けを披露すると、会場からは大きな歓声が上がっていた。こんな貴重なコラボが実現するのも、レーベル主催のイベントならでは!


indigo la Endは、このあと登場するゲスの極み乙女。のVo&Gでもある川谷絵音率いるもうひとつのバンドで、今年4月にunBORDEからメジャーデビューを果たした4人組。来年2月にリリースされるアルバムからいち早く新曲『幸せが溢れたら』なども披露されたが、川谷がひどい風邪気味ということで急遽その後の曲目を変更。弾き語りで『あの街の帰り道』が歌われるなど、ファンにとっては嬉しいハプニングも交えてのステージとなった。


今年の企画のひとつとして、転換中にはアーティスト同士の対談が行われたのだが、その1組目はRIP SLYMEのRYO-Z、SUとandrop。ライブではいまだに緊張してしまうというandropに、RYO-Zが「緊張がなければいいライブは出来ない」とアドバイスするなど、トークの面でも貴重なコラボが実現していた。


4番目のアーティストは、3年連続の登場となったチームしゃちほこ。クリスマスらしくトナカイのつなぎで現われ、終始全力のパフォーマンスを披露した。この日は神聖かまってちゃんの『ロックンロールは鳴り止まないっ』をカバーし、後半にはの子が突如ステージに乱入するというスペシャルなひと幕も(笑)。最後はレーベルヘッドである鈴木竜馬氏をネタにした小芝居で締めくくるなど、今年も自由奔放なステージで楽しませてくれた。


続いてのアカシックは、2015年にunBORDEからのデビューが予定されているニューカマー。ヨコハマ生まれ繁華街育ちというVo.理姫の刺激的なパフォーマンスばかりに目が行きがちだが、一度聴いたら忘れられない『プリチー』や『終電』といった曲のキャッチーさに骨太い演奏力など、バンドとして放っている存在感はただならぬ気配。来年からの動きが最も注目される5人組だ。


2組目の対談は、ゲスの極み乙女。/indigo la Endの川谷絵音とチームしゃちほこ。彼女たちがこの日1曲目に歌った「シャンプーハット」は川谷が作詞作曲したもので、デモテープにまつわる秘話などが披露されていた。


さて、イベントもいよいよ折り返し。この日6番目に登場したのは、昨年森高千里との共演でも話題となったtofubeats。今年はさまざまなアーティストが参加したアルバム、その名も『First Album』がリリースされたということで、RIP SLYMEのPESを迎えての『poolside』で待望の共演が実現した。他にはダースベーダーやトルーパーも現れ、絶妙な空気感と進行具合は今年も健在(笑)。昨年のライブに参加した方から曲のリクエストが寄せられるなど、このイベントならではのつながりも感じられる選曲となった。


unBORDE第1弾アーティストでもある神聖かまってちゃんのステージは、今年も本番前のサウンドチェックからスタート。「世界最強のレーベルはどこだと思う!?unBORDEに決まってんだろ!」と声をあげ、の子はunBORDEコールを連発。オーディエンスも最高のリアクションで応え、ステージとフロアの垣根を越えた一体感が演奏をさらに熱く盛り上げた。『ロックンロールは鳴り止まないっ!』は、このレーベルのテーマソングともいうべき1曲。「鳴り止むはずがないだろ!」と叫んだの子のひと言も印象的だった。


3組目の対談は、tofubeatsと神聖かまってちゃんのの子。の子と初めて会った時、まだインディーズだったtofubeatsが大量の曲をプレゼントしたというのは意外なエピソード。tofubeatsが年末に出演するイベントに、の子がゲスト出演するという情報も発表された。


天使のようなキッズダンサーと共にクリスマス感たっぷりの衣装で現われたのは、きゃりーぱみゅぱみゅ。ちょっと久しぶりだというライブへの興奮と、恒例となったこのイベントならではのホーム感を楽しんでいるような表情だ。『Ring a Bell』や『にんじゃりばんばん』ではみんなと一緒に振付けを楽しみ、『PON PON PON』では一斉にジャンプ!ジャンプ!今年もワールドツアーを成功させた世界基準のパフォーマンスを、全員参加で盛り上げた。


風邪気味だと言っていた川谷絵音の言葉がウソのように、切れのあるパフォーマンスで圧倒的な存在感を見せつけたゲスの極み乙女。猛烈な勢いで加速しながら渦巻くグルーヴが、あっという間にオーディエンスを飲み込んだ。文句ナシのキラーチューン『キラーボール』、B.休日課長のリードでコール&レスポンスを巻き起こした『ドレスを脱げ』など全6曲。バンドの充実ぶりをリアルに伝える、凄まじいテンションのライブだった。


最後の対談コーナーは、きゃりーぱみゅぱみゅとRIP SLYMEのPESとILMARI。受験の時に『熱帯夜』をよく聴いていたというきゃりーの話を受け、2人は、今年はこういうトークも一緒に出来たことでunBORDEがさらにひとつになったようだと語っていた。


ライブもいよいよ最後のアーティストに。ラストは3年連続で出演し、初めてトリを務めた高橋優だ。現在行われているツアーの、いちばんアツいところをそのまま持ち込んだかのような選曲、そしてパフォーマンス。高橋の地元・秋田の言葉で歌われる『泣く子はいねが』では、サンタクロースの代わりにプレゼントを持ったなまはげが登場し、初めて見る人もそうじゃない人も、一緒になっての熱っぽいコール&レスポンスが繰り広げられた。


ラストはたくさんの歌声とクラップが加わった『同じ空の下』。ファミリーとしてみんなが肩を並べているような、温かいムードのエンディングとなった。


アンコールで歌われた高橋優の『福笑い』には、tofubeats、神聖かまってちゃん、indigo la End、アカシックのメンバーらも登場。ステージに並んだアーティストたちからはサインボールがプレゼントされ、記念撮影も行われるなど、イベントは最後までアットホームな雰囲気の中で続いていった。


トリを飾った高橋優「unBORDEは、最高にカッコいい変わり者たちの集まり!日本でも唯一無二の存在ばかりだと思います。高橋は2015年今年以上に頑張ります!」と宣言。アーティストとオーディエンスの間に生まれた固い絆を感じさせるような、晴れやかな笑顔とともに幕を下ろした。


※きゃりーぱみゅぱみゅアルバム曲も一買える!


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