弘大が活気を取り戻す…「LIVE CLUB DAY」4年ぶりに復活“音楽で熱かった一日”


写真=COMPANY F


弘大(ホンデ)前が以前の活気を取り戻した。ここ最近、弘大付近はダンスクラブの前に並んでいる酔客の列だけが長い様子だった。しかし、4年ぶりに「LIVE CLUB DAY」が復活した先月27日、弘大前の風景は違った。KT&Gサンサンマダン(想像広場)、CLUB TA、CLUB FFなどミュージシャンの公演だけが行われるクラブを観客の列がぐるりと囲んだ。本当に久しぶりに弘大前が音楽で熱かった一日だった。

この日は朝から「LIVE CLUB DAY」を見るために足を運んだ観客が弘大前の駐車場に設けられたブースに押し寄せた。中には釜山(プサン)から夜行列車で上京し、明け方からブースを訪れた観客もいた。午前11時から本格的に列が作り始められたため、主催者側は急いでバリケードと暖炉を設置した。



公演は午後8時から開始した。Guckkastenがステージに立ったKT&Gサンサンマダンは約400人が押し寄せ、足の踏み場がないぐらいだった。久しぶりに弘大前のクラブのステージに上がったGuckkastenのハ・ヒョヌは「このような意味深いお祭りに僕たちが参加できて光栄だ。皆さん、呼吸困難になるかもしれないから、少しずつちゃんと呼吸しましょう」とウィットのあるコメントを投げた。観客はより盛り上ががり、一番後ろの列までジャンプを続けた。

他のクラブも足の踏み場がない様子は同じだった。午後8時半頃に訪れたCLUB FFもクラブの入り口までたくさんの人が立っていた。最近、インディーズシーンの新たなスターとして浮上したHyukohがライブを行っていた。Hyukohは未発表曲である「大きな鳥」を演奏し、雰囲気をさらに盛り上げた。同じ時間、すぐ隣にあるCLUB TAの雰囲気も同じだった。観客があまりも多すぎて、クナムグァヨライディングステラ(Goonamguayeoridingstella)の公演を入口の階段で見るしかなかった。



主催側はスムーズな公演の進行のために入場客数を制限した。主催側は「最初、チケットの当日販売の数量は各クラブの最大収容人数を考慮して500枚に限定したが、入場できなかった観客の要請によって入場可能なクラブに限って約200枚の追加チケットを販売した。計700枚のチケットが完売するのにかかった時間はたった2時間だ」と伝えた。

落ち着いた雰囲気の公演も行われた。夜9時頃、VELOSOでは前日「韓国大衆音楽賞」を受賞したキム・サウォル×キム・ヘウォンの公演が披露された。キム・ヘウォンは幼い頃、父親が聞かせてくれたというチャン・ヒョンの「夕日」を素敵な編曲で聞かせた。この他にも、新人ReflexからTHE SOLUTIONS、Rock 'N' Roll Radio、yozoh×イム・インゴンなど多彩なジャンルのミュージシャンの公演を見ることができた。イ・スンヨルとアンニョンパダは一緒にステージに上がった。アンニョンパダのナムは「弘大で公演を行ってから一番悲しかった瞬間はCLUB SSAMが店を閉めた時と『CLUB DAY』がなくなった時だ。このように『CLUB DAY』が再開してとても嬉しい」と話した。



Yellow Monstersの公演会場では、観客を頭上にあげて泳ぐように移動させる“クラウド・サーフィング”を行うなど、熱気がすごかった。観客の行列は深夜まで続いた。夜0時に近い時間にも、観客たちは家に帰ろうとしなかった。Galaxy Expressのパク・ジョンヒョンが公演の途中に「皆さん、そろそろ終電の時間ですが帰らないんですか?」と聞いたが、観客は音楽に夢中になって公演を楽しむばかりだった。このような雰囲気は明け方まで続いた。

2001年3月に始まった「CLUB DAY」は2007年、ライブクラブを中心とした「SOUND DAY」と結合して規模を広げた。一時、毎週約1万人の観客を弘大前に集め、文化の象徴として位置づけられた「CLUB DAY」は、2011年1月の117回目を最後に暫定的に中断された。約10年間「CLUB DAY」は故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を追悼する期間を除いて毎月着実に開催された。当時、「CLUB DAY」が商業的に成果を収めていたのにも関わらず中断された理由の一つは、外部から流入した類似クラブや夜の文化と結合した梨泰院(イテウォン)、江南(カンナム)地域のクラブと大きな差別化を置けず、競争する状況になったからだった。当時のクラブ文化協会は「クラブ間で善意の競争を繰り広げながらもクラブ文化を共に作っていくクラブ共同体として生まれ変わるため、激しい内部の議論と反省を行う予定」と明らかにした。


「CLUB DAY」が中断されてから約4年間、弘大前はまさに“ソドムとゴモラ(旧約聖書の「創世記」に出てくる、神の怒りを呼んで滅亡された都市=商業都市)”のような現場になってしまった。そのため、これを変えなければならないという自省の声が高かった。今回、6ヶ所のライブクラブ(GOGOS2、Evans Lounge、CLUB Evans、CLUB TA、Freebird(Big Bird)、CLUB FF)と4ヶ所の公演会場(LezhincomicsVhal、KT&Gサンサンマダン、VELOSO、Prismhall)は新しく「ライブクラブ協同組合」を設立し、「LIVE CLUB DAY」を皮切りに、弘大前のライブクラブとインディーズ文化の発展に向けて様々なコンテンツを企画する予定だ。



ライブクラブ協同組合のホン・セジョン組合長は「新しくスタートした『LIVE CLUB DAY』の初回を大きな事故なく盛況のうちに終了しただけに、今後のイベントも公演文化の発展のために健全な方向で進める予定だ」と話した。

「LIVE CLUB DAY」を見学した音楽評論家のキム作家は「復活した『LIVE CLUB DAY』は名前だけ変わって戻ってきたのではなく、すべてが数段階グレードアップされた。最近、この業界の人たちに会うと、弘大前が力を失ったという心配についてよく話し合っていた。素晴らしいグループが多く、素敵なアルバムも沢山あるのにムーブメントがないという話だった。でも、今日色んなクラブを歩き回って、すべての店の前に作られた長蛇の列、生まれて初めてクラブを訪れた少年少女の反応を見ながら、毎月最終金曜日が新たなムーブメントの自転軸になるという確信のようなものを感じた」と伝えた。



元記事配信日時 : 2015年03月03日16時47分 記者 : クォン・ソクジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン




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