ぱるる新曲MVに「あっけにとられて気付いたら涙出た」

AKB48の40thシングル『僕たちは戦わない』のミュージック・ビデオが完成した。

このMVの完成披露試写会が新宿で行われ、抽選で選ばれたファン300名の熱い視線を受け、10分に及ぶミュージックビデオが上映された。

20150422-img_9328.jpg【クリックで大きな画像】

プロローグは、華やかなファッションショー、ランウェイを笑顔で歩く島崎ら選抜メンバー主催者と子供があいさつした途端、襲撃され主催者が凶弾に倒れる。パニックになる観客にも銃口が向けられ会場は修羅場となる。襲撃されたのは島崎の家族なのか?

時が経ち野外生活を行う彼女らは、先の襲撃グループの復讐に立ち上がる。本格的な殺陣とアクションは圧倒される迫力で、目を見張る。

善戦むなしく、身も心もボロボロに追い込まれたメンバー、しかし不屈の精神で立ち上がり、本気の反撃が始まる。

”困り顔の天使”と言われた島崎の鬼気迫る復讐の鬼と化した表情がみものだ。

激しい戦闘シーンの中で歌われる『僕たちは戦わない』は、今までの『恋するフォーチュン・クッキー』や『心のプラカード』に代表される「みんなでダンス」の様相を一変。全編笑顔なしの緊張感あふれる映像が楽しめる。

上映後の会場は一瞬緊張感のある張りつめた空気に。ほどなく拍手が沸き起こった。

興奮も冷めやらぬ中、監督の大友啓史、同曲でセンターを務める島崎遥香、柏木由紀、横山由依、加藤玲奈が登壇。撮影時のエピソードのトークに花を咲かせた。

島崎が「最初はMVと思って観たんですが、映画ですよねこれ。もうあっけにとられて、こんな素敵な作品を作っていただいて良かったと思って、気が付いたら涙が出ていました。」と満足げだった。

大友監督も「これを機にAKBをよく調べて、10周年ということで本気でやろうと「るろうに剣心」のスタッフ集めました。AKBの「必死の顔」、追い込まれた戦う顔が見たかったんです。」と語った。

MVが完成したことで監督に改めて聞いてみたいことは?と促された島崎だが「え、なんでもいいんですか?すきな食べ物はなんですか?」と質問。監督も「健康を考えて野菜です。」と丁寧に答えると、さらに「わたしはピーマンが好きです!」と島崎らしい奔放な答えが返り、会場は和んだ。

柏木は「ぱるるは「センターのひと」だと思います。いつもがんばる背中を見せてくれて、歌っているとき後ろから見ていると、ぱるるの回りに光が射してます。10周年、40枚目という大事な曲のセンターで良かったと思います。」と褒めたが、当の島崎本人は複雑な表情を浮かべるだけで、「もっと喜んでもらっていい?」と柏木に突っ込まれていた。

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