阪神淡路大震災20年スペシャルドラマ主題歌に福山雅治起用の理由

1995年1月17日に阪神淡路大震災が起こってから、来年で早くも20年の月日が経つ。

あの日、命の最前線で闘った消防士100人以上に取材をして作り上げた魂の舞台「ORANGE」が遂に映像化される。


未曾有の大震災に立ち向かった消防士達の奮闘と葛藤を描いた珠玉のヒューマンドラマ、TBSドラマ「テレビ未来遺産ORANGE ~1.17命懸けで闘った消防士の魂の物語~」の主題歌に福山雅治の最新アルバム『HUMAN』に収録されている楽曲『暁』が起用されることが今回決まった。


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福山雅治自身、1995年1月17日当日、新曲『HELLO』のプロモーションの為大阪におり、前日深夜、当時月曜深夜1時から放送のニッポン放送「オールナイトニッポン」を担当しており、放送後タクシー移動中に震災に遭っている。


先日終了を発表したレギュラーラジオ、ニッポン放送「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル “魂のラジオ”」(毎週土曜午後11時30分~)のレギュラーコーナー「魂のリクエスト」では、曲名とその曲にまつわる思い出を書いて、リスナーから福山に歌って欲しい曲を募集しているが、毎年1月17日に近い放送では、阪神淡路大震災のことに触れ、被災地の方に向けて歌う「魂のリクエスト」となっている。


福山自身が阪神淡路大震災のことを、そのように毎年欠かすことなく取り上げる等、風化させてはいけないという思いを持っており、今回のドラマの原案となっている舞台「ORANGE」にも足を運び、また2度に渡ってレギュラーラジオに舞台に出演している役者さんをゲストに呼ぶ等と交流のあった中で、ドラマ側から福山の楽曲を主題歌として使いたいとオファーがあり、福山本人も快諾した。


人の命を守る仕事を命がけで続ける特別救助隊に改めて目を向け、その奮闘の日々をドラマとして描いたこちらの作品は、脚本家の宇田学が主宰する神戸の劇団「PEOPLE PURPLE」の舞台「ORANGE」が原案となっていて、2004年の初演より再演を重ね、震災後20年となる2015年にはドラマ放送、そして舞台も全国9か所での公演が決定している。


【福山雅治コメント】

1995年震災当日。CDのプロモーションで大阪にいました。担当していたオールナイトニッポンを大阪から生放送してその終了後、タクシーでホテルに戻る途中に大きな揺れを感じました。目の前の高速道路も激しく揺れていました。そして、時間が経つと共に次々と増えていく犠牲者の数に愕然とした事を今でも鮮明に覚えています。


このドラマの原作となっている舞台「ORANGE」も観に行かせて頂きました。前半からずっと涙が止まりませんでした。この涙は何なのか?生きたかった人の無念、助けることができなかった人の無念。悲しみの物語であると同時に、でも、それでも生きて行こうとする人間の力強さ、生へ執着する逞しさの物語だと感じました。そして、当たり前に過ぎていく毎日の尊さを改めて感じました。仮に、時に生きることに意味を見出だせない日々があったとしとも、ただ大切な人が元気に生きていてくれたらそれでいい。そんな自分の死生観を再確認してくれる作品でした。

この度、『暁』を主題歌としてお使い頂けるとお聞きしまして大変嬉しく思っております。『暁』に込めた死生観が、「ORANGE」という作品と寄り添えることを心から幸せに思います。


【TBSドラマプロデューサー佐野亜裕美コメント】

スペシャルドラマ「ORANGE」は、阪神淡路大震災から20年の節目にお届けする、命を懸けて命をつないだ消防士達の奮闘や葛藤を描いた魂の物語です。福山雅治さんの『暁』という曲で描かれるテーマと、ドラマの世界観が奇しくもリンクし、主題歌として使わせて頂けることになりました。福山さんの歌には、温かく優しい気持ちに包まれるような力があり、悲しみや苦しみを乗り越えて生きる力に変えていけるような、希望に満ちた主題歌に出会えたことに感謝しています。


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