SHINee初の東京ドーム単独公演 ファンと叶えた夢

日本オリジナル3rdアルバム『I’m Your Boy』を携え、昨年3度目の全国ツアー「SHINee WORLD 2014~I’m Your Boy~」(2014年9月~12月/20ヶ所30公演/20万人動員)を敢行してきたSHINee。

そのツアーのスペシャルヴァージョンとして、初の東京ドーム単独公演「SHINee WORLD 2014~I‘m Your Boy~ Special Edition in TOKYO DOME」を、2015年3月14日(土)と15日(日)の2日間(約10万人動員)開催。2日間で10万人の観客を魅了した。


東京ドーム公演は、メンバーが日本デビューの頃から夢であり、目標としていた特別な場所。会場が5万人のパールアクアグリーンのペンライトの光に埋め尽くされる中、オープニングSEがスタート。


20150316-shinee01.jpg【クリックで大きな画像】


総勢45名のダンサーがステージ中央へとフラッグを掲げ登場。色鮮やかなライティングショーとフラッグパフォーマンスが繰り広げられる中、「東京ドーム!Are You Ready!?」という雄叫びとともに、SHINeeのステージが幕を開けた。


『Everybody』『Lucifer』『Burning Up!』『Sherlock』と、激しいダンスチューンで前半戦を畳み掛け、観客はオープニングからすでにヒートアップ状態。初の東京ドーム単独公演のステージとあって、パフォーマンスに集中するメンバー5人の気迫がダイレクトに伝わり、客席は歓声と共に息を飲んだ。


 改めて客席に挨拶をした後、「日本デビューから4年間の集大成を見せるライブにしたい」というMCとともに、韓国と日本のデビュー曲『Replay-君は僕のeverything-』を披露。ステージ両脇のモニターに、日本デビュー当時からの懐かしい映像を投影。デビューからの4年の歴史と成長を、ファンとともに感じることができる特別な演出となった。


前半戦の激しいパートから一転、まるで妖精のような白い衣装に身を包みステージに登場したSHINee。『100年ずっとそばにいて…』や『Fire』など、バラード曲でしっとりと聴かせるパートでは、楽曲によって色がカラフルに変化する「リストバンド型ペンライト」が会場との一体感を演出し、色鮮やかな光に会場が包まれた。


中盤、DJ SETと共にキーが登場。ファッションにおいてもトレンド最前線を走るSHINeeならではの “ファッション”と“音楽”を融合させたスペシャルステージがスタート。キーのDJ PLAYとともに、新進気鋭ブランド「PHILIPP PLEIN」の最新コレクションに身を包んだ最旬のモデルたちが、ランウェイに登場。モデルとしての活動だけでなく日本テレビ系「PON!」の出演でも話題のALEXA(アレクサ)、バラエティ番組などにも出演しお茶の間でも人気のメロディー洋子、雑誌「ViVi」のモデルとして人気急上昇中の玉城ティナなど、いま最前線で活躍するファッションモデルとSHINeeとのスペシャルコラボステージで斬新な演出を魅せた。


その後に続くソロステージでは、各メンバーの個性を生かした演出で観客を魅了。オンユはテミンのピアノ演奏に合わせて徳永英明の『レイニーブルー』で美しいハイトーンボイスを聴かせ、続くキーはセクシーなソロ楽曲を披露。曲の終盤、観客席からファンをステージにエスコートするサプライズな演出もあり、観客の視線を釘づけにした。ミンホは女性バレエダンサーと、しなやかで華麗な舞を魅せたかと思いきや、一転、総勢100人のエキストラと共にユーモア溢れるステージで会場を沸かせた。また、ジョンヒョン、テミンは本国韓国で絶大な記録を残したそれぞれのソロ楽曲のパフォーマンスを披露し、メンバーそれぞれの個性を観客に存分にアピールしてみせた。


その後、ステージは『Perfect10』『LUCKY STAR』など、SHINeeのカラフルでキュートな側面を見ることができるポップなパフォーマンスへと続く。『Boys Meet U』では昨年9月から12月にかけてホールからアリーナ公演で訪れた日本各地の「ゆるキャラ」8体がステージに登場。「ゆるキャラグランプリ2014」グランプリの「ぐんまちゃん(群馬県)」をはじめ、各地のご当地キャラクターと一緒にハッピーな空間をつくりあげた。


5万人の熱気が最高潮に高まってきた頃、満を持して3月11日にリリースになったばかりの新曲『Your Number』を初披露。『Your Number』は男女の出会いのトキメキを綴ったR&Bナンバー。スタイリッシュで躍動感のあるダンスが話題となっており、その繊細でリリカルな振り付けが印象的なダンスパフォーマンスと、生バンドが奏でる美しい音像とが相俟って、観客は夢のような甘い空間に酔いしれた。


ステージはダンスチューン『Breaking News』『Ring Ding Dong』『Downtown Baby』で、後半戦に突入。息つく暇もないほどにダンスチューンを畳み掛け、本編ラストまで一気に駆け抜けた。


5万人の「SHINee」コールに応え、メンバーが再びアンコールステージに登場。トロッコに乗り、ドームの端から端まで、とびきりの笑顔をふりまいた。


アンコール最後の楽曲は、新曲『Your Number』のカップリング曲『LOVE』。総勢40名のフルオーケストラをバックに、観客の1人1人に語りかけるように丁寧にメロディーを紡いでいく5人。『LOVE』はこれまでのSHINeeとファンとの歩みを象徴するかのような、壮大で美しいラブソング。客席からの幾重にも重なったあたたかい歌声が東京ドームに響き渡った。


そして楽曲の後半、会場のファンからメンバーへのサプライズが。5万人が合図とともに一気にメッセージカードを掲げ「WE LOVE SHINee」とうい文字が客席に浮かび上がった。思いがけないファンからのプレゼントに、メンバーの目からは自然と涙があふれた。


アンコールを終え、夢の東京ドームのステージを全身全霊でパフォーマンスし感極まったメンバーから、想いが言葉になって溢れだした。オンユ「こんなに素敵なステージをみなさんと作ることができて本当に嬉しかったです。」、テミンは「東京ドームは、ぼくたちにとって、今までで一番大きなステージです。絶対に忘れられない想い出になりました。」、ミンホ「きょう、新しい夢ができました。これからもずっと、みなさんと一緒にいたいです。」、ジョンヒョン「今日の日は人生のなかで、忘れられない出来事になると思います」、キー「まだまだ足りない僕たちを応援してくれて本当にありがとうございます。これからも、もっともっと頑張ります。」


涙をこらえきれず言葉につまるメンバーに、客席からは惜しみない拍手と声援が送られた。5人は客席に何度も何度も感謝の言葉を投げかけ、東京ドーム中にいる全員に届くように、客席の隅から隅まで大きく手を振ってステージをあとにした。


東京ドーム公演で初披露となった楽曲など、アンコールを含めて全32曲を熱演。衣装は全9着。センターステージだけでなく、リフターやスライディングステージ、花道、トロッコなど、広い東京ドームのどこにいても楽しめる多種多様な演出で、観客を魅了。格段に成長した圧倒的なパフォーマンスと5人のカラフルな個性が光る、特別なステージとなった。


SHINee(シャイニー)は2011年に『Replay-君は僕のeverything-』で日本デビューし、これまでに11枚のシングルと3枚のフルアルバムをリリース。2012年に敢行した日本全国アリーナツアーでは20万人を動員、翌2013年の全国アリーナツアーでは、22万人を動員し、その人気を不動のものとしてきた。昨年開催されたホール会場での公演では、『I’m Your Boy』というタイトル通り、より近い距離で日本全国のファンと誠実に想いを繋いできたSHINee。ホワイトデーにもあたる週末2日間で10万人を動員した東京ドーム公演は、SHINeeにとってもファンとっても、お互いの確かな“絆”を再確認した特別な2日間となった。今後さらに大きなステージに向けて成長するSHINeeの姿から目が離せない。


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