「バードマン」側が釈明“エマ・ストーンのキムチの台詞に韓国人を卑下する意図はない”


写真=映画「バードマン」スチールカット


映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、以下「バードマン」)の一部の台詞が議論となっている中、映画社側が「事実無根」と釈明した。

「バードマン」は22日(現地時間)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第87回アカデミー賞で作品賞、監督賞、撮影賞など主要部門の最多受賞という快挙を遂げた。


その後、SNSを中心に劇中のエマ・ストーンの台詞「すべての花から汚いキムチの臭いがする(It's all smells like fucking kimchi)」について、韓国人を卑下する台詞ではないかという議論が広まった。


これに対し「バードマン」の関係者は24日午後、TVレポートとの電話取材に対し「マスコミ向け試写会や一般試写会を通じて映画を見た観客は、同台詞について全く何の言及もなかった」とし「映画全体から見ても重要なシーンではない」と語った。


同関係者は「もちろんキムチという言葉が使われたことが韓国人の立場からすると愉快なことではないかもしれないが、登場人物がどれだけ狂っているかを見せるための映画的な設定だ」とし「映画を直接見た観客はその意図を十分理解できるシーンだ」と説明した。


また「劇中でエマ・ストーンがとても神経質で怒っている状態であることを説明する装置であり、韓国人を卑下しようとする意図は全くない」と強調した。


「バードマン」はスーパーヒーローバードマンシリーズでスターダムに上がったリーガン・トムソン(マイケル・キートン)が、忘れられたスターに転落した現実から抜け出すためにブロードウェイの演劇に挑戦する過程を描いた作品だ。「21グラム」(2003)、「BIUTIFUL ビューティフル」(2010)で評壇を虜にしたメキシコ出身のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督がメガホンをとった。韓国では3月5日、日本では4月10日に公開される。



元記事配信日時 : 2015年02月24日14時21分 記者 : キム・スジョン




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