「SCANDALコピーバンド ヴォーカリストコンテスト」開催

今年6月ガールズバンド23年ぶりの横浜アリーナ2daysを成功させたSCANDAL。

そんな彼女たちがガールズバンドの更なる盛り上がりを願い2010年から毎年開催し、今年で5回目となる「第5回SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト」のファイナルが12月14日(日)に品川ステラボールにて開催された。


20141215-scandal_haruna.jpg【クリックで大きな画像】


2010年の1回目のコンテストでは応募総数352組とこの旨のコンテストの応募としてはかなり多く、年々その応募総数は増え(2回:486組、3回:510組、4回550組)、今年は過去最高の614組を超える応募がよせられた。二次審査も昨年までの東京・大阪のみの二次審査会場から、今回は福岡と名古屋も加わり4都市で開催。厳正なる審査を通過した7組の女子中高生ガールズバンドが、去年の渋谷AXから品川ステラボールへと拡大した舞台で決勝へと進んだ。コピーバンドコンテストには1200名のオーディエンスも集まり、応募期間の夏休みから練習を重ねてきたファイナリスト達の最終決戦が遂に開幕!審査員にはSCANDALも自ら加わり、パフォーマンスを見守った。


オープニングアクトには昨年グランプリに輝いた福岡県久留米市出身の7人組中高生ガールズバンド「KANIKAPILA」(カニカピラ)が登場!グランプリ受賞から地元福岡を中心に活動し、FM FUKUOKAでレギュラー番組も持ち、インディーズでリリースしたファーストミニアルバム『カニカピラ』が地元を中心に着実に注目を集めている。そしていよいよ来年2月25日にはメジャーデビューも決定した。この日、初めて本人達からメジャーデビューの報告があり、同郷の大先輩である藤井フミヤ作詞・藤井尚之作曲のデビュー曲『イッちゃえ!I LOVE YOU!』をお揃いのチェックの衣装を纏い披露。作詞を担当した藤井フミヤは、「同郷のガールズバンドがデビューするということで、藤井兄弟で曲を作りました。メンバーはまだ中3と高1という若さですが、演奏も唄も上手くて驚きました。これから彼女たちがどんなバンドに育っていくのか楽しみです。」と応援コメントを寄せ、作曲の藤井尚之も「自分の若かりし頃を思い出し、青春まっただ中を音楽で謳歌している姿がとても微笑まかったです!!」と温かいエールを送った。彼女達の初々しい演奏は、デビューに憧れるファイナリスト達の士気を高め、次のスターを夢見る学生ガールズバンド達を大いに湧かせた。


そしていよいよファイナリスト7組のパフォーマンスもスタート。1組目の「N-pop project(ネポッププロジェクト)」は福島県から参加したガールズバンド。バンドを始めたきっかけは震災の影響により外で遊べなくなりSCANDALの楽曲と出会い、バンドを結成。楽器歴一年でファイナルに進出。今回のファイナリスト最年少となる中学1年生ながら『瞬間センチメンタル』を堂々とトップバッターを演奏した。2組目の「R-glay(アールグレイ)」は京都出身の6人組。進学校に通いながら勉強と両立し、ファイナルに進出。現在高校2年生で来年は受験を控え、今年にかけた挑戦で『Rock’n Roll』を披露。3組目の神戸出身「RANK(ランク)」は昨年ファイナルに進出しながらもグランプリには一歩届かなかった想いを胸に、珍しい選曲ながら『Shining Sun』を堂々のパフォーマンス。


4組目は、大阪出身、SCANDALもデビュー前にストリートライブをしていた城天でライブもしている「Hi-Dear(ハイディアー)」は結成半年で毎日練習を重ね『welcome home』を披露。安定感抜群のパフォーマンスで会場を湧かせた。5組目の群馬出身「Limit.」(リミット)は念願のファイナル出場。去年と同様に『会わないつもりの、元気でね』を選曲し、成長した姿を見せた。


6組目、東京会場から勝ち残った「ひかほりっく」は去年まで別々のバンドとして、二次審査やファイナルに進出していたメンバーでグランプリを獲るために結成した3ピースバンド。バンドのグルーブ感が必要な『Hi-Hi-Hi』を選曲し迫力ある演奏力で会場を盛り上げた。


7組目の「winry’s(ウィンリーズ)」(神奈川)は、現在中学3年生の彼女達は中学1年生より一緒にバンドをやってきた仲間とあり、息の合ったパフォーマンスで『カゲロウ』を披露。昨年コピバンコンテストに出場した軽音楽部の先輩達から譲り受けた衣装を着ての参加となった。


今回はSCANDALの楽曲の中でもアルバム収録曲のマニアックな選曲が多く、SCANDALの女子中高生の根強い人気を見せるファイナリスト達の演奏となった。


ファイナリストのパフォーマンス後には彼女達の想いを返すようにSCANDALもライブを披露。HARUNA(Vo.&Gt.)は「ライブは技術だけじゃなくて心に響くもの。音楽って楽しい!って改めて思いました。」と学生バンドに触発された様子。デビュー曲の『DOLL』や、12/3にリリースされた『HELLO WORLD』から圧倒的なパフォーマンスの新曲「Image」ファイナリスト達に向けた『Your song』など全6曲をパフォーマンス。先ほどまで緊張した面持ちの出場者も含め、会場は総立ちの大盛りあがりとなった。そしてついに表彰式。


レベルの高いファイナリスト達のパフォーマンスの審査は難航を極め、急遽グランプリ以外に審査員特別賞が設けられ、長くバンドを続けたいと語った中学3年生の「winry’s」が受賞。そして、クライマックスのグランプリ発表では全国614組の頂点に3ピースバンド「ひかほりっく」が輝いた。彼女達にとってグランプリ受賞という目標を叶えるため、SCANDALのコンテストで繋がった学校も趣味も違うメンバーで練習を重ね、圧倒的なパフォーマンスを披露。2年越しの夢を叶え、感動のフィナーレとなった。HARUNA(Vo.&Gt.)は「演奏力が高く、年々凄いレベルがあがっている。アレンジも自分達でやってくれていて嬉しかった!今回グランプリになれなくても続けていくことが大事。」と総括し、熱かったプレーヤーにはSCANDALメンバーそれぞれから個人表彰と楽器・アンプのプレゼントが手渡された。グランプリ「ひかほりっく」は2015年実施予定のSCANDAL主催イベント「バンドやろうよ!! Vol.6」にSCANDALと同じ舞台に立つことが決定し、彼女達の成長も楽しみだ。次々と活躍するガールズバンドが出現し、楽器を始める女子が増え「ガールズバンドブーム」となっている昨今、そのブームを牽引しているSCANDAL。


RINA(Dr.&Vo.)は「品川ステラボールは私達SCANDALがデビュー前に緊張しながらライブに立った場所。昨年グランプリを受賞したKANIKAPILAがこのステージに戻ってきて、メジャーデビューを発表しました。自分達に憧れてくれてコピーバンドをしてきた子達がデビューするって、時代はまわっていくね。すごく嬉しいことです。」と仲間となるガールズバンド・KANIKAPILAにもエールを送った。明日のSCANDALを夢見て全国より集まった学生ガールズバンド達の熱い想いと、次々と才能が溢れてデビューが決まっていく仲間たちの姿に、更にガールズバンド界への期待が膨らむ、そんな1日となった。


【藤井フミヤ氏・藤井尚之氏コメント】

<藤井フミヤ>

今回、同郷のガールズバンドがデビューするということで、藤井兄弟で曲を作りました。メンバーはまだ中3と高1という若さですが、演奏も唄も上手くて驚きました。『イッちゃえ!I Love You!』は彼女たちの若いパワーをより引き出し、ライブで盛り上がるための曲です。『卒業白書』は彼女たちが成長してゆく過程で、いろんな想いを卒業してゆく等身大な曲です。これから彼女たちがどんなバンドに育っていくのか楽しみです。

<藤井尚之氏>

同郷というだけで嬉しくなりますね。作曲の依頼が来た時に、テレビの映像を見せてもらったのですが、自分の若かりし頃を思い出し、青春まっただ中を音楽で謳歌している姿がとても微笑まかったです!!僕なりに若い世代という事を意識せず曲を書いたのですが、見事に"彼女たちの世界"を作ってくれました。デビューというスタートラインに立ちましたが、まっすぐに突き進んでください。


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